2015年01月27日07時00分

Windows情報局ななふぉ出張所

Windows10TPで進化するアイコンと新フォントYu Gothic UIとは?

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 Windows 10の最新のテクニカルプレビュー(TP)が予定を前倒しして公開され、話題を呼んでいます。

Windows10TP(9926)版を試す
↑1月24日に公開された最新のWindows 10テクニカルプレビュー。これまでの多数のフィードバックを反映したことがうかがえる。

 2015年後半の発売を控え、夏頃には製品版(RTM)が完成するのでは、との予測も出てきたWindows 10ですが、その半年前のバージョンとして、かなり方向性も固まってきたと思われます。

 今回は最新のビルド9926をインストールし、個人的に気になった点をレビューしてみたいと思います。

■デスクトップのアイコンがリニューアル

 ビルド9926のWindows 10を起動してみると、全体的なイメージが大きく変わった印象を受けます。そのひとつが、新しいデスクトップのアイコンです。

 モダンUIの雰囲気に合わせるかのように、全体的にマットな質感にリニューアルされています。

Windows10TP(9926)版を試す
↑マットな質感にリニューアルされたフォルダアイコン。慣れるまで違和感があるものの、モダンUIと同じトーンに揃えたいという意図は感じられる。

 まだ新しいアイコンが採用されたのは一部で、コントロールパネルなど、大半のアイコンは古いままとなっています。

Windows10TP(9926)版を試す
↑同じエクスプローラーの中でも、ドライブアイコン、ごみ箱アイコンなどはまだ透明感のある立体的なデザインのままだった。
Windows10TP(9926)版を試す
↑製品版に向けて、これらもリニューアルが予想される。

 さすがにフォルダアイコンだけ変更するというのは違和感があるため、製品版ではこれらのアイコンも全面的にリニューアルされるのではないかと予想されます。

■UIフォントに“Yu Gothic UI”を採用

 今回から新たに登場した日本語版のテクニカルプレビューでは、フォントも新しくなっています。以前のプレビュー版に搭載されたことで注目を集めていた“Yu Gothic UI”というフォントが、画面表示用に採用されています。

Windows10TP(9926)版を試す
↑新しい設定画面。見慣れないフォントだが、これが新たに日本語フォントとして採用された“Yu Gothic UI”だ。

 通常の游ゴシックフォントとは異なり、”Meiryo UI”のように、画面表示用に幅を狭くしたUIフォントとなっている点が特徴です。

 現時点ではレンダリングに疑問を感じるところが多々あるものの、こちらは製品版までに改善を期待したいところです。

Windows10TP(9926)版を試す
↑画面によっては文字が潰れていたり、高さが揃っていないところもある。Yu Gothic UIのレンダリングはまだ調整の余地がありそうだ。

 一方、最新のテクニカルプレビューにおいても、Internet Explorerではメイリオが優先して使用されています。また、過去のデスクトップアプリでは依然としてMSゴシックを使っているものも残っています。

Windows10TP(9926)版を試す
↑Internet Explorerではメイリオがデフォルトに。新ブラウザーの“Spartan”ではどうなる?

 Yu Gothic UIというフォントの善し悪しや、レンダリングの品質は置いておくとしても、日本語フォントが混在するという問題は残っています。Windows 10の日本語環境では、MSゴシック、メイリオ、游ゴシックという3つの標準フォントが混在することになるのでしょうか?

 Macでは日本語フォントをヒラギノ系に統一しており、Retinaディスプレイによる高品質なレンダリングにも定評があります。果たしてWindows 10がどのように対抗していくのか、興味深いところです。

■OSの内部バージョン番号が10に

 一般ユーザーには見えにくい変更点ですが、Windows 10の最新テクニカルプレビューでは、内部バージョンがついに10へと上がりました。

Windows10TP(9926)版を試す
↑Windows 10の内部バージョンは10に。

 最近のWindowsを振り返ってみると、バージョン6.0のWindows Vista以降、Windows 7では6.1、Windows 8では6.2、Windows 8.1では6.3と、製品名に関わらず内部バージョンは6系となっていました。

 そして2014年9月に発表されたWindows 10の最初のテクニカルプレビューにおいても、内部バージョンはこの伝統に則って、6.4となっていました。“10”というのはあくまでマーケティング上の数字であって、本質的には6.4なのだ、と理解して良いでしょう。

 しかし今回、内部バージョンを10としたことで、マーケティングだけでなく、開発部門も一体となって“10”という数字をアピールしていく、という意気込みが感じられます。

 ただし、過去のアプリがWindows 10でもちゃんと動作するかどうか、あらためて検証が必要であることに変わりはなさそうです。

■発売後のアップデートで改善も

 ほかにもWindows 10では、新しいスタートメニューやタスクビュー、アクションセンターなど機能により、Windows 7から移行したユーザーに優しいのはもちろん、最新のスマートフォンやタブレットの操作感を取り込んでいるのも、おもしろいところです。

Windows10TP(9926)版を試す
↑チャームが廃止され、代わりにアクションバーを搭載。スマートフォンやタブレットでお馴染みの操作方法が採り入れられた。

 現時点のテクニカルプレビューにはいくつか不満もあるものの、製品版に向けてブラッシュアップを待ちたいところです。また、Windows 10からは購入後のアップグレードが無償となることから、発売後も継続的に機能改善を繰り返していくことが期待できそうです。

山口健太さんのオフィシャルサイト
ななふぉ

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