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卒業生に出資も デジハリのエンジニア養成学校“G's ACADEMY TOKYO”開校

2015年01月22日 09時00分更新

 大学、大学院などを運営するデジタルハリウッドは、新たに次世代のエンジニア養成学校“G's ACADEMY TOKYO”を2015年4月11日に渋谷ヒカリエ内に開設すると発表した。“セカイを変えるエンジニア【GEEK】を養成する”を教育理念に、IoTを始めとした新たなサービス、エンターテインメント領域でのエンジニア需要の増加に対して、実際のビジネスの現場で通用する新たなエンジニアの人材創出を狙う。

G's ACADEMY TOKYO

 G's ACADEMY TOKYOでは、4ヵ月の受講期間で入門からオリジナルサービスを実装できるまで徹底指導を行ない、受講後はマイクロソフトのMVP(Bing Maps Development)にも選ばれた山崎大助氏やBASEの藤川真一CTOのほか、アメーバ、メルカリなどから一流のエンジニアをメンターに迎えて2ヵ月、コード審査などメンタリング期間が敷かれる。入学金は5万4000円、授業料は21万6000円でだが、授業料後払い制度を採用し、優秀な受講者には免除も検討される。さらに卒業後には最大6ヵ月、任意でグロースハック演習ができ、実際に作品を作成。最終的に“Global GEEKオーディション”に参加し、サムライインキュベートなどの審査を経て、返済無用の最大480万円の出資サポートも行なわれる。

G's ACADEMY TOKYO

 今回、主席講師も務める山崎氏は、「日本でtwitterやFBができないのは、こんなサービスをつくりたいとイメージをもって学習を進められなかったエンジニアが多いからだと思います。技術教育はやりたいことのイメージを実現するための勉強です。今までのような基本文法をコツコツ学ばせるような時代ではなく、直感的につくりたいイメージをプログラムに変換できる能力を教育をしなければいけない時代です」と現在のエンジニア教育に危機感を抱いているとコメント。

G's ACADEMY TOKYO

 また設立に対しては、
「今までのプログラミング・エンジニア教育というと基礎から時間をかけてしっかり学ぶというものが多かったですが、本当に今求められている人材というのはサービスを考え実現できるエンジニアです。そういった人材を育成する教育には、最初からつくり体験すること、サンプルや応用テーマを与え、つくりたいもののイメージをもって学べるということが必要です。
 G's ACADENYでは、こういった教育を目指し、“反転授業”で自宅で基礎を学んで、週末土曜日の授業で応用の方法を身に付けます。例えば、基本構文を自宅でオンライン教材にて自己学習し、授業ではその応用方法について学びます。応用方法を理解したことで次週への課題として、更に応用の応用を課題としてだします。
 今までのプログラミング学校とは違うサイクルで回していきます。また、現在第一線で活躍しているえふしんさんのようなエンジニアにメンターについて頂き、グロースハックから投資まで一貫してサポートする、今までにない本当のギークを育てる学校を目指しています。我々の願いとしては、日本からfacebookやLINEのような世界的なサービスを生み出すエンジニアがここから排出されることを目指しています。プログラミングには向き不向きもあるので、いきなり授業料を払って学び始めるのは難しいかもしれません。でもG'sアカデミーではその敷居を授業料後払い制にして下げているので、ぜひ我こそはと思う方には挑戦して頂きたいですね」
と意気込みを語っている。

■関連サイト
G's ACADEMY TOKYO

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