リーズナブルに高級料理が楽しめる『俺のイタリアン』、『俺のフレンチ』といった“俺の”シリーズ。
基本スタンディングスタイルで、一流シェフによる料理が相場からは考えられない安さで味わえるというのが人気の秘密ですね。人気のあまり店舗の前には常に行列ができているイメージが強い人も多いのでは。
おいしい料理は食べたいけど、並ぶのはイヤだな……。
そうお考えの人に朗報です。実は“俺の”シリーズの一部では行列対策が行なわれ、店舗の前で長時間待たなくてもお店に入れる仕組みを限定的に導入しているのです。
●『俺のフレンチ』に行ってきました
そんなウワサを聞きつけて、今回銀座の『俺のフレンチ GINZA』に行ってまいりました。
並ばなくてもいい秘密は『Airウェイト』。リクルートが提供する店舗向けサービスで、入店待ちのお客さんを店舗のiOSアプリで管理することで並ぶ負担を軽減するというものです。
●『Airウェイト』混雑の日に導入
『Airウェイト』を使用するのはお客さんが集中して行列での待ち時間が長くなりそうな日。
実施する際は、店員さんが写真のようにiPadと小型のレシートプリンターを手にして、並んでるお客さんを順次回るそうです。
店員さんは『Airウェイト』アプリに並んでいるお客さんのグループ人数を入力し、プリンターで発券。
お客さんはレシートのバーコードをスマホで読み取るだけ。
バーコードを読み取るとこの画面に。
自分の順番がブロック単位で表示されます。ブロックの人数などは各店舗でそれぞれ設定しますが、俺のフレンチの場合、4グループで1ブロック。1ブロック進むのにだいたい15分ほどかかるそう。
お客さんはこの画面で確認して“1ブロック待ち”になるのを目安にして、いったん行列を抜けて好きなところに行っても良いんですって。つまり、今のように寒風吹きすさぶ中、長時間屋外で並んでいなくても大丈夫ということ!
『Airウェイト』のサービスはガラケーにも対応し、お客さんはアプリをダウンロードせずともオーケーなので、幅広い層が難なく利用することができます。
店舗側は順番が近くなってきたブロックのお客さんをアプリ操作から一斉にメールで呼び出すこともできます。ただし、お客さんが店舗からの呼び出しメールを受け取るには、リクルート会員のログインが必要。
『俺のフレンチ』の順番を待ちながら好きなところに行っても大丈夫……、ってことは華の銀座なだけにその間に他の気になるところをチラッと楽しんできてもいいわけですね。実際にそのように別のところにから行列に戻ってくる人もいるそうです。
ただし順番になってしばらくしても店舗に戻ってこないとキャンセルとみなされるそうなので注意。そのあたりの詳細説明は実際に『Airウェイト』使用時に説明してもらえるそう。
●『俺のフレンチ』の食事を堪能!
もちろんせっかく来たので、『俺のフレンチ』の食事を堪能してきました。うふふ~!
海老とアボカドの贅沢すぎるカルパッチョ
『ボタン海老とキャビアのカルパッチョ アボカドムース』1500円 |
大きなボタン海老を使った『ボタン海老とキャビアのカルパッチョ アボカドムース』。
海老の身がとってもプリプリしています。厚みがあって食べ応えあるというのも泣かせます。ガブッと食べて白ワインで流し込むと至福この上ないはずです!
上に乗っているのはキャビア。
アボカドの濃厚なムースが添えられています。海老とアボカドって間違いない組み合わせですよね。
海老が本当に大きい。
アボカドは女性に人気なので、やはり女性客から人気のメニューらしいですよ。
ちなみに、『俺のフレンチ』に来店するベストな人数は3、4人程度ということ。ひとつのテーブルにちょうど収まって、複数の料理を注文してシェアしやすい人数だそうです。
女性客3、4人で海老のカルパッチョを食べている様子を想像するだけで華やかそうで笑みがこぼれます。
ボリュームたっぷり鴨肉のロースト
『シャラン鴨胸肉のロースト ごぼうソース』1480円 |
お次にいただいたのはメインディッシュの『シャラン鴨胸肉のロースト ごぼうソース』。
窒息させ血がしっかりたまった鴨を使用。うまみが肉につまっています。
ソースは鴨と相性が良いごぼうが使われており、添え物の野菜は京人参、黒ダイコン、など和の食材がたくさん!
イケメンのソムリエが!!
『Solaris Juventa Rouge』980円 |
「このお料理に合うワインはなにかしら~」ときいたら、男前のソムリエがマンズワインの『Solaris Juventa Rouge』を選んでくれました。「日本の食材を使った料理なのでワインも日本のメーカーのものを」ですって。ステキ!
肉のうまみが上質すぎる
鴨肉のうまみって表現しづらいのですが、上質ですよね。強引じゃないのに、舌に残る。肉、ソース、野菜の付け合わせすべておいしくて芸術作品のようでした。
もちろん、ソムリエが選んでくれたワインにもぴったり! うんまー!
●ごちそうさまでした!本気で美味しすぎた
とてもおいしかったです!
驚いたのは、どの料理も予想以上にボリュームがあったということ。それでいて価格が高くない。
『俺のフレンチ』の料理はほとんどが原価割れになるほど食材料費がかかっているということ。スタンディング形式といった“俺の”ならではの手法で、ありえない低価格で提供しているんですって。人気の理由がわかりますね。
行列が長くなる場合は『Airウェイト』での対応もあるので、並ぶのが苦手という人も行ってみる価値は大アリです!
※価格はすべて税別表示です。
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