MSIは13.3インチフルHD IPS液晶を採用するノートPCと、グラフィックボードを搭載できるドッキングステーション『G-Dock』のセット『GS30 2M Shadow+G-Dock』を発表した。このドッキングステーションと接続することで、ノートPCでもデスクトップ並みの3D性能を実現する。1月23日から発売予定で、想定価格は25万円前後。
↑ノートPC本体は厚さ19.8mm、重量1.2kgとゲーミングノートPCとしては薄型軽量。 |
↑ドッキングステーション『G-Dock』のサイズは364.4(W)×209(D)×197.7(H)mmとちょっとしたミニITXケース並みの大きさ。上部奥にノートPC接続用の専用端子が見える。 |
↑ノートPC背面にもドッキングステーション接続ポートが確認できる。 |
↑ドッキングするとややノートPCの前面が出っ張る模様。 |
G-Dockは内部にPCIエクスプレス3.0×16スロットを備え、長さ310mmまでの2スロット厚グラフィックボードを搭載できる。グラフィックボード用の電源コネクターは6+2ピンが2本。ノートPCとの接続バスはPCIエクスプレス3.0×16(毎秒32GB)を採用する。また、450WのSFX電源と3.5インチベイを備え、SATA3対応HDDも内蔵できる。
ドッキング後はグラフィックボードの映像出力から液晶ディスプレーに映像を出力する仕組みだ。5W×2スピーカー(+5Wウーファー)やギガビットLANポート(Killer E2200)、USB3.0×4、マイク/ヘッドホン端子を備え、ノートPCのインターフェースを拡張できる。
一方でノートPCは、Core i7-4870HQ(4コア/8スレッド、2.5GHz、最大3.7GHz)、メモリー16GB(8GB×2、DDR3L-1600)、256GB SSD(128GB SSD×2、RAID O)を採用。グラフィックはCPU内蔵のIntel Iris Pro Graphics 5200のみとゲーミングノートPCとしてはやや控えめの印象。
インターフェースはSDXCカードスロット、ギガビットLAN、USB3.0×2、HDMI出力(4K対応)と豊富。OSはWindows 8.1。通信機能はIEEE802.11acとBluetooth4.0に対応する。
デスクトップPC用のグラフィックボードを搭載できる外付けユニットと言えば、つい最近もデルが『ALIENWARE Graphics Amplifier』を発売している。データリンク速度はPCIエクスプレス2.0×4とMSIよりも低めだが、グラボによってデータロスの度合は異なるため、どの程度か詳しく検証したいところ。
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