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ガチでギークなスペックてんこ盛りの最強スマホ『Saygus V2』を発見:CES2015

2015年01月09日 11時30分更新

文● 中山智 編集●ハード松村

 ラスベガスで開催されているCES1015の会場を歩いていると、Saygusという見慣れないスマホメーカーを発見。話を聞いてみると、わらわらと説明員が集まってきて「どうだい!俺たちのスマホはすげーだろ!!」と、今まで聞いたこともないような、スペックてんこ盛りのスマホ『Saygus V2』をグイグイと自慢してきました。

Saygus
一見すると普通のスマホにみえる『Saygus V2』

 ディスプレーサイズは5インチ(1080×1920ドット)。「みんなスマホのディスプレーを割るだろ? そんなスマホは作りたくないんだ!」とのことで、ガラス面はゴリラガラス4を採用していて、素の状態でもかなりの強度が保証されています。
 さらに落下時にディスプレー面が当らないように、ディスプレー周辺の外装が高くなっている仕様。しかも、専用の保護フィルムも用意されており、これを貼るとつらいちとなります。

Saygus
ピッタリサイズの保護フィルムも用意されていて、フィルム厨のACCNも安心。
Saygus
背面のパネルはケプラー素材で、ハードに使っても安心。ちなみにIPX7相当の防水対応です。

 スペックてんこ盛りは外装や強度だけではありません。ストレージ容量は64GB。さらにマイクロSDカードスロットを“2つ”搭載しています。128GBのマイクロSDカードを挿せば、本体のストレージと合わせて320GBもの容量になります。
 SDカードスロットはパネルを外した背面にあり、残念ながら撮影禁止だったため写真はありませんが、2つあることは確認しています。

 カメラ機能は、メインカメラが2100万画素。フロントカメラは1300万画素です。しかも、「彼女とセルフィーで撮るとき、キレイに撮れないと嫌われちゃうだろ?」と、メインだけでなくフロントも光学式手ぶれ補正を装備しています。

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フロントカメラは高額手ぶれ補正つきの1300万画素。ほかのスマホのメインカメラなみ。
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本体側面にはシャッターボタンも用意されている。

 無線LANは11acに対応。そほかNFCやBluetooth4.0 LEも当然ながら搭載しています。さらに、日本製の端末ですら採用が少なくなってきた赤外線ポートもあります。
 極めつけはWHDというワイヤレスでの映像伝送用ポートを採用。「Miracastとか遅延が多くてダメだ! WHDならゲームも問題なしだぜ!」と自信満々でデモを見せてくれました。

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本体右側面にあるのがWDH用のポート。
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テレビへはWHDのレシーバーを取り付けて通信する。

 通信関連では、本体背面のパネルにフラクタルアンテナを装備。LTEなど携帯の電波が弱い場所でもきっちり受信できるとのこと。また、Qiにも対応しているので、ワイヤレス充電も可能です。

Saygus
背面のラインはデザインではなく、フラクタルアンテナ。

 本体スピーカーはハーマン製のスピーカーを採用。通話用のマイクには、「ノイズのある場所でも超クリアに相手とはなせるぜ!」とノイズキャンセリングまで搭載していることをアピールしてくれました。

 そのほか、本体側面には指紋センサーを搭載。さらに「これは絶対に必要な機能だと思うんだ!」と強調したのがストラップホール。海外端末はストラップホールがなくてダメだという日本人の考えは間違ってはいなかったようです。

Saygus
左下のコーナーにストラップホールを装備。「日本のスマホはどの部分にあるんだ?」と逆取材もされました。

 ちなみに、ルート化された状態で出荷され、マイクロSDからのマルチブートにも対応と、スマホをいじっていじっていじり倒したいギークな人も満足できる仕様です。

 そのほかのスペックは下記のとおり。6週間以内には予約を開始したいとのこと。価格とLTEなどの対応バンドは非公開でしたが、3月上旬にバルセロナで開かれるMWCでさらに詳しく発表すると言っていたので、期待して待っていましょう!

Saygus V2 おもなスペック
CPU:Snapdragon(2.5GHz、クアッドコア)
ディスプレー:5インチ(1080×1920ドット)
RAM:3GB
ストレージ:64GB
OS:Android4.4.4
バッテリー:3100mAh
サイズ/重量:約67(W)×9.7(D)×137(H)mm/約141g

●関連サイト
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