2015年01月06日20時00分

ノキア売り場の現在は?セルフィー棒も初上陸、最新欧州モバイル事情

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 年末に筆者はパリを中心に欧州5都市を訪問してきました。日本では未発売の端末やSIMカード自販機など、筆者が見つけた欧州ならではのモバイルネタをまとめて紹介します。

2015最新欧州モバイル事情
↑パリの家電量販店では、パナソニックによるスマホと1インチセンサーデジカメを融合した『DMC-CM1』が専用の展示台にて販売中。欧州でも低価格スマホの人気は高いが、一方で“良い物を長く使う”文化も根付いているとか。

■ノキア売り場はマイクロソフトブランドに移行中

 マイクロソフトは2014年11月、Lumiaシリーズからノキアブランドを外し、マイクロソフトブランドへと移行することを発表しました。それから約1ヵ月後、パリのOrange店舗では、ノキア売り場が、そのままマイクロソフト売り場に改装されていました。

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↑パリのサン・ラザール駅前にあるOrangeブティック。フランステレコム系列なので、日本でいえばドコモショップ的な存在だ。
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↑昨年までノキア売り場だったスペースが、そっくりそのままマイクロソフト売り場になっていた。

 家電量販店のfnacでは、まだマイクロソフトのロゴは確認できませんでした。しかしWindows Phone売り場にはノキアの主要機種が並んでおり、一定の需要はあることがうかがえます。

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↑こちらはサン・ラザール駅前の家電量販店fnac。
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↑fnacのWindows Phone売り場はノキアのままで、マイクロソフトのロゴはまだない。
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↑fnacが力を入れているのが、ノートPCとケース、スマホとヘッドフォンなど、関連したアイテムをセットにした値引き販売。Lumiaとヘッドフォンのパッケージもあった。

 Windows Phoneの存在感がさらに大きかったのが、ミラノです。イタリアは欧州の中でも特にWindows Phoneの市場シェアが高いことで知られています。実際にスマートフォン売り場では、フィーチャーフォンを含むノキアの端末が多数並んでおり、アクセサリーも非常に充実していました。

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↑イタリアのミラノ中央駅にあった、”Media World”なる家電量販店。ロゴからも分かるように、ドイツの”Media Markt”のイタリア版だ。
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↑端末販売もさることながら、アクセサリーが充実していた。Windows Phoneユーザーが多い証拠ともいえる。


■セルフィー棒がヨーロッパでも人気?

 2014年は、アジア発のスマホ文化として、“セルフィー”(自撮り)が世界に普及しました。とはいえ、欧米人のセルフィーはあくまでスマホの“手持ち”が主体で、一脚のようなセルフィー棒(セルカ棒、自撮り棒とも呼ばれる)を持っているのはアジアから来た観光客が中心でした。

 しかし今回、ついにパリでセルフィー棒が積極的に売られている現場を目撃。欧州でもセルフィー棒が普及する兆しが出てきました。

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↑あのセルフィー棒がついに欧州にも伝来。価格はスマホ用アダプターとBluetoothリモコンが付いて24.99ユーロ(約3553円)だった。

 さらにミラノでは、なんとセルフィー棒を使ったビジネスが登場。観光客が集まるミラノ中央駅やドゥオーモ周辺にはセルフィー棒を持った“売人”が集まり、カップルや家族連れに売り込みをかけていました。

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↑ミラノのドゥオーモ前の広場にて。セルフィー棒を売り歩く売人がうろうろしている。
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↑ざっと見渡しただけでも、広場の中で5~6人がセルフィー棒を売っていた。他にも怪しげな売人がひっきりなしに声をかけてくる場所でもあり、用心したい。

 試しに値段を聞いてみたところ、10ユーロ(約1421円)とのこと。Bluetooth機能のないセルフィー棒の価格としては妥当なところですが、どうやら棒を売ってくれるのではなく、その場で1回使わせるだけで10ユーロ取りそうな口ぶりです。「高いからいらない」と断ったところ、「それなら5ユーロでどうだ?」と、いきなり半額になりました。

■SIMカードの交換やチャージが日常的な風景に

 欧州では駅前で無料のSIMカードを配っている場面に遭遇するなど、日本よりもSIMカードに関する一般の認知度が高い印象がありました。

 今回の旅で、パリのスターバックスで休憩していたときのこと。買い物ついでにお茶を飲んでいるといった雰囲気の女性二人組が、スマホの画面を見せながら話し込んでいました。

 なにやらデータ通信に問題がある様子。すると「ちょっと貸してみて」ともう一人の女性がGALAXYの裏蓋を開け、慣れた手つきで自分のSIMカードと交換。通信できるかどうか試していました。

 日本なら迷わず携帯ショップに持ち込むことになると思われる場面ですが、日常的にSIMカードに触れる機会のある欧州ならではの光景といえます。

 プリペイドのSIMカードは、チャージを繰り返して使うことができます。コンビニや雑貨店で、「Vodafone、10ユーロ」のようにキャリア名と金額だけ言って、チャージ用のバウチャーを買う人をよく見かけます。ブリュッセル中央駅のように、バウチャーの自販機を設置しているところもあります。

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↑ベルギーのブリュッセル中央駅にある自販機。鉄道でブリュッセルを訪れた外国人が、手軽にSIMカードにチャージできる。

 さらにチューリッヒでは、電車の切符を売る券売機が、SIMカードにチャージできる機能も備えていました。

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↑チューリッヒ中央駅にある券売機。一見すると電車の切符専用に見えるが……。
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↑実はSIMカードにチャージする機能も備えている。鉄道が発達した日本の都市部でも応用できそうなアイデアだ。

■2015年は“SIMカード文化”が日本にも浸透するかも

 ちょうど1年前、筆者は、「2014年はSIMフリー元年になる」と予想しました。そして実際に、SIMフリーやMVNOの認知度は大きく向上し、筆者の予想を超えて普及した感があります。

 今後は日本においても、日常生活の中でSIMカードに触れる機会が増え、生活の中に溶け込んでいくことが考えられます。2015年は、SIMカードがより身近な存在になる年になりそうです。

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↑モバイル探検のあとは、欧州グルメを楽しみたい。定番だが、パリのオイスター、チューリッヒのチーズフォンデュ、ミラノのスパゲッティは、一度は食べておく価値があるだろう。

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