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東大発ハードウェアベンチャーのAgICが電子回路を描いて消せるペンをKickstarterに出品

2014年11月18日 15時30分更新

 銀ナノ粒子を含む特殊なインクを使うことで、家庭用の普通のプリンターで電子回路を印刷できようにする『AgIC Print』を開発したハードウェアベンチャー“AgIC”が2014年11月18日、電子回路を描いて“消せる”ペンを同梱したキット『Erasable Circuit Marker』を米国のクラウドファンディングサイト“Kickstarter”に出品し、事前予約を開始した。すでに導電性インクを使って電子回路を描けるペン『AgIC Circuit Marker』を開発、Amazonなどで発売していたが、さらに発展させて消すことを可能にしたErasable Circuit Markerを開発した。

 ペンと消しゴムに加え、LED、電池、光センサーなどを同梱した“電子工作キット”を提供、2015年3月ごろの出荷を予定し、目標金額は1万ドルだ。

AgIC Circuit Marker

 電子回路を描けるペン『AgIC Circuit Marker』のユーザーの要望でいちばん多かったものが「一度、描いて消せる消しゴムのようなものが欲しい」という意見だったという。この消しゴム機能によって、何度も描いては消してと試行錯誤して電子回路を作成できるようになり、さらに手軽さが増しそうだ。

AgIC Circuit Marker

■関連サイト
Erasable Circuit Marker(Kickstarter)

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