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クラウド会計のfreee スマホカメラで請求書やレシートを撮るOCRなど新機能を追加

 会計クラウドの“freee”が2014年11月6日、請求書処理や経費清算など経理まわりの新機能を追加した。OCR(自動文字認識)で請求書の入力処理を自動化する。

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請求書をスキャンして取り込み。

 受け取った請求書やレシートをスマホの専用アプリで撮影、もしくはスキャナーでスキャン、freeeにアップロードするとシステムが高精度で文字を認識。自動でデータベースに入力し、日付や金額を手入力する手間を減らす。

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レシートをスキャンして経費清算。

 小規模な会社の場合、事業担当者が請求書を発行し、経理が回ってきた請求書を会計ソフトに手入力する2段階のプロセスがあった。新機能では担当者が請求書をスキャンし手入力を補助するレベルでテキスト化でき、アップロードするだけで済み、業務の効率化につながるという。

 また一括振込用のファイルも作成できるようになった。自社の口座にファイルをアップロードするだけで自動振込が可能になる。

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一括振込用のファイルが作成できる。

 freeeの利用者には個人事業主が多かったが、給与計算のようなバックオフィス系の機能を加えたことで企業の割合が3割から4割まで増えているという。導入事業社は現在合計14万件。弥生会計など競合を離し、現在もトップシェアを保つ。

 なお現在、政府は領収書や契約書の原本を原則として7年間保管するように義務づけている現在の規制を、来年にも緩める方針を出している。同じく来年にはマイナンバー(社会保障番号)制度の利用開始も予定されており、帳簿の電子化に拍車がかかるものと予想されている。

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