この記事がアップされる頃には、少し経っちゃってますが、とにかく『週刊アスキー』創刊1000号おめでとうございます。
先日、ミズグチさんが書いた題字も見事に表紙を飾り、カオス的にもお祝いムードが高まるなか、この1000号にカオスチームでは何をするか話し合ったところ……。
最初は1000号だけに、1000円でなにか食べようみたいな企画も考えたのですが、よく考えたらこの1000号を一緒に祝いたい人物が居ることに気が付きました。そう、その人物とは“千”にゆかりのある……。
あ、すみません。“千”にはまったくゆかりはなかったです。その人物とはこの方“ミスター週アス”ことF岡創刊編集長。
もちろん現在の宮野編集長にも大変お世話になっていますが、今回はあえてカオス連載当初からお付き合いのあるF岡さんと一緒に、週アスの歴史を振り返ってみようかと。
待ち合わせ場所は、新宿のとある高級中華料理店。
さすがF岡さん、切れ味鋭い返しにシャクライはいきなりタジタジです。
と、ここで今回の週アス1000号ヒストリーを語る上で重要な“EYE・COM 週刊化企画書”なるものが登場。
今となっては知らない方も多いかもしれませんが、この“EYE・COM”(アイコン)とは、週アスの前身誌。月2回刊のパソコン情報誌で、シャクライもアスキーにいたころはこの雑誌の編集者をしていました。
当時アイコンの編集長だったF岡さんは、1997年にアイコンを週刊化しようと画策していたわけです。しかし、ちょうど同じ時期に一般誌の『週刊アスキー』が創刊。憶えてますか?“Wフェイス”のこの表紙を。
タッチの差で週刊化の先を越されてしまったものの、それでもF岡さんはアイコンの週刊化を目指し、上層部にプレゼンを開始!
このプレゼン用に書かれたこの企画書をめくってみると、1ページ目に上野俊哉氏が『月刊Newtype』に寄稿したエッセイの一節が。さすかF岡さん、なんともクールです。どっかの小説みたいです。
シャクライも今度企画書を提出するときには、このテクニックをパクりたいと思います。
そして、ここから先のページでは、アイコンを週刊化することのメリットが次々と提案されているわけですが、ポイントとなるキーワードは“ディープ”・“カジュアル”・“(情報の)早さ”!?
ようするに堅苦しくない濃い情報を早く提供する雑誌という感じみたいです。
時代を見据えた、ナイスなアプローチだと思ったんですが、やっぱりタイミングが悪かった。ふつうに考えたらひとつの出版社が1年に2冊も週刊誌なんか出せないです。
しかし、そのプレゼンから3ヵ月後。F岡さんに遅めの高評価が!
なんと週刊化へのGOサインが! ついにアイコン週刊化と思いきや、それは創刊早々大苦戦をしいられていた一般誌の週刊アスキーのリニューアル創刊の話でした。
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