2014年10月06日19時00分

性能の伸びが小幅だったiPhone6/6 Plus。次世代機はどうなる?|Mac

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iPhone6/6 Plusの性能はiPhone5sからの伸び幅が小さい?

 国内外でiPhone5sを上回る勢いで売れ行きを伸ばしているという、まさに絶好調のiPhone6/6 Plus。大型化したRetinaディスプレイをはじめ、最新機能を詰め込んだアップルの力作なのですから、当然と言えば当然です。処理速度面でも、当然ながら現行のスマホとしてはトップクラス。しかし一方で、前モデルの5sと比べると性能の「伸び幅」が意外と小さいという話も聞きます。

 実は、iPhone6/6 Plusが搭載する新型プロセッサー「Apple A8」の動作クロック周波数は1.4GHzで、iPhone5sが搭載する「同A7」の1.3GHzから8%弱しか上がっていません。しかし、アップルによればA8はA7と比べてCPU性能が最大25%、GPU性能が最大80%高速化しているといいます。これは、クロック周波数以外の機能面で処理速度が向上しているという意味でしょう。

 では、実際にはどれくらいiPhone6/6 Plusは速いのか。各種のベンチマークツールを使って他のモデルとパフォーマンスを比較してみました。

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 まずは、CPUおよびメモリーの性能を評価する「Geekbench」のテスト結果から(上図)。A8プロセッサーを搭載するiPhone6/6 Plusが高いスコアを記録しており、iPhone5sよりも15%以上高い数値が出ています。テスト内容を見るとFPUやメモリーまわりでA7とのクロック周波数差を超える数値を出しており、A7よりも動作効率が上がっていることがうかがえます。

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 続いて、GPUの3D描画性能を計測する「3DMark」、OpenGLを中心としたGPUの総合性能を測る「MOBILE GPUMARK」、ウェブブラウザーのJavaScriptの処理速度を測る「SunSpider」、同じくJavaScriptの性能を測る「Google Octane」──の各テストを実施したところ、いずれも5sより17〜25%程度速いという結果に。

 いずれの数値も、アップルが主張する性能よりはやや低いものにはなりましたが、Apple A8プロセッサーがA7よりクリック周波数以上のパフォーマンスアップを実現していることは間違いありません。今回、2年契約を終えたiPhone5からiPhone6/6 Plusに乗り替えるというユーザーも多いと思われますが、iPhone5ユーザーからしてみればiPhone6/6 Plusは「爆速」と感じられるはずです。

次世代「Apple A」のスペックはどうなるのか

 iPhone6/6 Plusがそれなりに高い性能を秘めていることはわかりました。しかし、あらためて歴代のApple Aプロセッサーのスペックを比較してみると、やはり数値的にはA8はA7に比べて伸び幅が小さいのです。

 下の表を見ると、歴代のApple Aプロセッサーが1世代前のモデルの2倍以上の性能を実現しているのに対し、A8ではA7から1.5倍の性能向上に留まっています。これが、iPhone6/6 Plusの性能がiPhone5sに比べてあまり高くないと言われる理由だと思われます。

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 iPhone同士で比べるぶんには1.5倍でも十分ではありますが、一方、Android端末と比べるとそう悠長なことも言っていられません。Apple AシリーズはA7で64ビット対応したことで、デュアルコアでありながら、クアッドコアや高クロック周波数のAndroid端末にも引けを取らないパフォーマンスを発揮してきました。

 しかし、米エヌビディア社の「TEGRA K1」、米クァルコム社の「Snapdragon 610」「同615」、台湾メディアテック社の「MT6732」「同6752」──など、今年末〜来年にかけてAndroid端末用の64ビットプロセッサーが続々と投入される予定です。そうなれば、Apple A8の優位性が揺らいでしまう可能性も十分に考えられます。

 そういう意味では、「A9」と呼ばれるであろう次世代のApple Aプロセッサーには、ぜひとも大幅なスペックアップを期待したいところです。上の表に記したA9のスペック予想は、そうした現状を踏まえて考えたものです。果たしてどうなるか、1年後が楽しみですね。


 さて、9月29日発売予定の『MacPeople 11月号』の第1特集「iPhone6/6 Plusの全貌」では、新型iPhoneのハードウェアや新機能、iOS 8の利用ガイド、さらにはApple Watch、Apple Payといったアップルの新ビジネスまで、100ページ近い大ボリュームで詳細に解説しています。iPhone6/6 Plusを既に買った人にも、これから購入を考えている人にも、きっと役に立つこと間違いなしです。

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