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木村文乃「この映画を観て青春時代のいろんな記憶を蘇らせてほしいですね」

2014年09月30日 19時00分更新

表紙の人●木村文乃
9/30発売号(2014 10/14号・通巻998号)

998号表紙の人・木村文乃

この映画を観て青春時代のいろんな記憶を蘇らせてほしいですね

――映画『太陽の坐る場所』では、思春期の境遇から一転して女優になった今日子の役ですが、演じてみていかがでしたか?
 とにかく今日子は掴みどころのない人なので、「何だろう、何だろう」って、ずっとそれを探していましたね。私とはあまり似てないですし、誰にも似ていないんじゃないでしょうか。人なのですが、人っぽくない、みんなの想像というフィルターがかかって映し出されてる人みたいで。

――思春期の心の傷が癒えないまま成長した人たちを描いてますが、共感されるところはありますか?
 今の人にすごくあると思うのですが、いろんなことに対して敏感になっている気がします。なので、些細なことでも傷ついちゃって、それが修復できないまま大人になってしまうという。ホント、誰にでもあるんじゃないですかね。

――この映画の見どころは?
 女性向けの映画だと思われがちなのですが、青春時代にあった出来事のお話なので、男の子どうしのちょっと恥ずかしい青春なんかも垣間見られ、逆に女の子のそういうところも見られるので、懐かしい気持ちとちょっと恥ずかしい気持ちになってもらえるんじゃないかなと思います。「自分にもあるな、この経験」って、いろんな記憶を蘇らせて観てほしいですね。

998号表紙の人・木村文乃

山梨放送開局60周年記念作品太陽の坐る場所

998号表紙の人・木村文乃

10月4日(土)より、全国ロードショー
9月27日(土)より、山梨にて先行ロードショー
キャスト●水川あさみ、木村文乃、三浦貴大、森カンナ、鶴見辰吾ほか
監督・脚本●矢崎仁司
原作●辻村深月著『太陽の坐る場所』(文春文庫刊)
配給●ファントム・フィルム
©2014『太陽の坐る場所』製作委員会

■プロフィール

998号表紙の人・木村文乃

 1987年10月19日生まれ、東京都出身。AB型。2005年、映画『アダン』(五十嵐匠監督)のヒロインオーディションでデビュー。その後、女優として数多くの映画やドラマに出演。2014年4月に、蜷川幸雄演出の『わたしを離さないで』で初舞台に臨み、今後、最も活躍が期待される若手実力派女優。映画『くちびるに歌を』(2015年2月公開)、映画『十字架』(2015年秋公開予定)が公開待機中。

フォトグラファー 木村晴
ヘアメイク 野中真紀子(エクラ)
スタイリスト 藤井享子(banana)
アートディレクション 佐藤英人
キャスティング 松浦健一
衣装協力:パドカレ/ ギャラリー・ド・ポップ
マクリ/ マクリ伊勢丹新宿店
シェイスビー/ シェイスビー伊勢丹新宿店

■関連サイト
木村文乃オフィシャルサイト

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