2014年10月01日20時00分

どのキャリアが有利? iPhone6/6 PlusのLTE対応周波数の基礎知識|Mac

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 発売開始から3日間で1000万台を突破するという大ヒットとなったiPhone6/iPhone6 Plus。ここでは、そんな新しいiPhoneが対応するLTEネットワークの周波数と、LTEの基本について紹介する。 

iPhone 6/6 Plusが対応する周波数とLTEの基礎知識

幅広いLTEの周波数に対応

 iPhone6/6 Plus は、1台で幅広いLTEの周波数に対応しており、1機種で最大20もの周波数帯をサポートする。受信時の最大速度は150Mbpsとなり、2つのLTEの周波数帯を束ねて通信の高速化を図る「キャリアアグリゲーション」や、LTEネットワークを利用して音声通話ができる「VoLTE」にも対応。各キャリアの最新サービスが利用できるのは魅力だ。海外ではiPhone 5s/ 5cから対応していたTD-LTEは対応周波数を拡大し、国内販売モデルでも利用可能になった。日本ではKDDI傘下のUQコミュニケーションズが「WiMAX 2+」として、ソフトバンク傘下のワイヤレス シティ プランニングが「AXGP」としてサービスを行っているが、今回からそれらを利用可能だ。

iPhone 6/6 Plusが対応する周波数とLTEの基礎知識

 ドコモのLTEは2GHz帯、1.7GHz帯(海外では1.8GHz帯と呼ぶのが一般的)、1.5GHz帯、800MHz帯の4つ。このうち、1.5GHz帯以外がiPhone6/ 6 Plusで利用できる。auも同様で1.5GHz帯以外が対応し、UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」も利用できる。ソフトバンクのLTEは2GHz帯のみだったが、900MHz帯もサービス開始。ワイモバイルの1.7GHz帯やWCP(ワイヤレス シティ プランニング)の2.5GHz帯も利用可能。

LTEの最高速度は、帯域の幅とカテゴリーで決まる

 さて、続いてはLTEという通信規格の特徴についておさらいしよう。LTEは、Long Term Evolutionの略。データ通信に特化した規格でOFDMAという変調方式を採用し、3Gから通信速度を大幅に向上させることに成功した。携帯電話の通信規格の世代では3.9Gにあたるが、マーケティング上の都合で4Gと呼ばれることも多い。LTEの最高速度は、利用する帯域の幅とカテゴリーで決まる。帯域は5MHz幅ごとに使い、5MHzの速度は下り最大37.5Mbps。10MHz幅で倍の75Mbps、15MHz幅で3倍の112.5Mbps、20MHz幅で4倍の150Mbpsと上がっていく。加えて、下表のような最高速度を規定したカテゴリーがある。iPhone 6 /6 Plusは最大150Mbps のカテゴリー4 に対応している点は、しっかりと押さえておきたいところだ。

iPhone 6/6 Plusが対応する周波数とLTEの基礎知識

 利用する帯域5MHz幅ごとに、速度が37.5Mbps上がる。iPhoneが対応している下り最大150Mbpsの速度を出すためには、20MHz幅を利用しなければならない。

iPhone 6/6 Plusが対応する周波数とLTEの基礎知識

 カテゴリーによって最高速度が規定されており、20MHz幅あってもカテゴリー3以下だと150Mbpsの速度は出ない。逆に、これ以上キャリア側が帯域を増やしても、iPhone6/6 Plusでは150Mbps以上の速度は出せない。

FD-LTEとTD-LTEの違いは?

 LTEには2つの方式がある。現在主流となっているのは「FDD」と呼ばれる方式(FD-LTE)。下りと上りの通信を周波数ごとに割り当てる仕組みで、世界各国で採用されている。もうひとつが「TDD」で、これは下りと上りを時間で区切る仕組み(TD-LTE)。時間さえ調整できれば、あとからでも下りと上りの速度の割合を調整できるのが特徴だ。この規格は中国が中心になって策定したもの。米国ではソフトバンク傘下の米スプリント社が採用するなど、中国以外の国にも広がっている。なお、Phone6/6 PlusはTD-LTEに対応するが、このTDD方式で導入されるキャリアアグリゲーションには対応していない。

iPhone 6/6 Plusが対応する周波数とLTEの基礎知識

FDDとはFrequency Division Duplexの略で、定められた周波数帯の中で、下りに使うぶんと上りに使うぶんの比率を決める方式。その割合によって、下りと上り両方の速度が決定される(左)。周波数ごとに下りと上りを区分けしているFDDに対し、TDD(Time Division Duplex)は下りと上り、どちらも同じ周波数を使う。混信しないよう、下りが使う時間と上りが使う時間を分けて使用する(右)。


 さてMacPeople11月号(9月29日発売)では、iPhone6/6 Plusを大特集。第一部の「iPhone 6/6 PlusとApple Watch 完全解説」で、「キャリアアグリゲーション」や「VoLTE」など「LTEネットワーク」新技術について紹介しているほか、100ページ近い大ボリュームでiPhone6/6 Plusを詳細に解説しています。iPhone6/6 Plusをすでに買った人にも、これから購入を考えている人にも、きっと役に立つこと間違いなしです。

MacPeople11月号(9月29日発売)
MacPeople11月号(9月29日発売)

 ほかにも、MacPeople11月号では、「iOS 8 パーフェクトマニュアル」を始め、「サーバー対応アプリを作ろう」「Unreal Engine 4 基本マスターガイド」「3時間でUnity」「Cocos2d-xプログラミング講座」「Code It Swiftly」「YouTuber's STYLE」といった特集や連載が盛りだくさん。電子版なら気になるキーワードで検索ができるほか、価格も紙よりお得です。

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