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揚げる・炒める・煮るが1台で! 万能調理マシン『アクティフライ』を使ってみた

2014年09月28日 11時00分更新

 ティファールの『アクティフライ』は脂肪分控えめな揚げ物がつくれるほか、炒め物、煮込みにも対応する、世界で700万台販売突破の万能調理マシン。日本では満を持して10月上旬に発売予定です。実売予想価格は3万9000円前後。

■ティファールの3in1調理マシン『アクティフライ』

アクティフライ

 ヘルメットみたいなボール状の透明カバーが特徴的です。
 少量の油で揚げ物が簡単につくれる調理マシンはフィリッスプスのノンフライヤーが有名です。アクティフライは揚げ物だけでなく、炒め物や煮物にも対応する点がポイントでしょう。

■お酒のつまみをつくるわよ

アクティフライ

 アクティフライの使い勝手はいかに!? 揚げ物ってあまりしたことないナベコが、お酒のつまみになる料理をアクティフライでつくってみました。ちなみに普段の得意料理は居酒屋のお通しふうのもの。甘辛の味付けが好みです。

■アクティフライを台所に設置 デザインがかわいい

アクティフライ

 アクティフライのサイズは幅40センチ、奥行き27センチ、高さ25センチと小型。実際にキッチンに持ってきても、コンパクトで設置場所に困りませんでした。デザインもかわいらしくて、インテリアの邪魔になりません。

アクティフライ

 奥にファンなどがあるため、正面から見た印象よりも奥行きがあるという印象です。また、透明カバーはパカッと開くので上部の空間もあけておかなくてはなりません。

アクティフライ

 内部には取り外しができるフライパンが入っていて、ここに調理する具材を入れます。調理中、中央のパドルが回転して自動的に撹拌を行ないます。フライパンは軽くて丸洗いできるのがグッド。

■フライドポテトをつくってみました 簡単!

アクティフライ

 まずはフライドポテトをつくってみました。
 ジャガイモを2個ほど棒状に切って、水大さじ1、油小さじ1杯ほどと一緒にフライパンに入れます。
 

アクティフライ

 操作パネルで “炒める”モードである2を選択。ディスプレーにモードは数字でしか表示されないので、選ぶときにやや戸惑うと感じました。
 炒める設定してスタートボタンを押し、調理開始。(付属のレシピにはジャガイモ4個で20分の調理と書いてあります。今回はジャガイモ2個で挑戦)

 パドルが回転してポテトを撹拌させ調理してくれます。同時に、目には見えずらいのですが、内部で熱風循環調理を行なっているようです。カバーの近くに手を添えると熱気がわかるくらい、かなり高温の調理を行なっているんだなと感じられます。
 透明カバーから中が見えるので、様子によって設定した時間より調理を短く切り上げることもできるのがナイスです。

アクティフライ

 塩を最後にまぶしてフライドポテトの完成!
 食べてみると、
あっさりして美味。油が小さじ一杯ほどとごく少量なので、油っぽさがなく素材の味が生きてきます。ややシナっとなってしまいましたが、油の量を足すとカリッと仕上がるそう。ビールに合いましたよ。

■お肉の王様トンカツに挑戦

アクティフライ

 お次はトンカツをつくってみました。普段、油がもったいなくて揚げ物をしない私にとってトンカツが少量の油で作れるというのはなかなかうれしい。
 調理するときに、豚ロースは丸々1枚で使用するのではなくあらかじめ3等分にします。

アクティフライ

 豚ロースに衣を着けたら、用意するのは付属のスプレーボトルに入れた油。今回は胡麻油を使用します。

アクティフライ

 衣をつけた豚ロースの両面に4プッシュずつ油を吹きつけます。準備はこれでオーケー。

アクティフライ

 フライパンに豚肉を重ならないように並べます。操作パネルで“揚げるモード”の“1”を選択して、調理スタート。

アクティフライ

 20分後、こんがりとしたトンカツができました。

アクティフライ

 これはおいしい! 衣がサクッとお肉がジューシー。予想以上に衣がしっかりしていて、油で揚げずに特別な調理マシンを使用したとはわからないほどです。ヘルシーなのでたくさん食べても胸焼けしないのがいいですよね。これももちろん、ビールに合いました。

■ビールにあう最強のおとも餃子

アクティフライ

 ビールに合うというとスルーできないのが餃子。付属のレシピには載っていないのですが、オリジナルの設定でつくってみました。
 餃子と一緒に水と少量の油をフライパンに投入。“炒めるモード”で12分ほど調理をしました。

アクティフライ

 “炒めるモード”にしたのですが、カリッとした揚げ餃子ふうになりました。これはこれでおいしい。
 焼き餃子をつくるにはちょっと工夫しなくてはいけないのでしょう。また今回は大丈夫でしたが、皮でタネをしっかり包んでいないと撹拌時に崩れてしまうおそれもあるので、気を付ける必要があります。

■日本酒にぴったり! さんまの煮付け

アクティフライ

 最後に、煮込みモードも試してみたく旬のさんまの煮付けをつくってみました。こちらも付属のレシピにはないオリジナルメニュー。
 

アクティフライ

 さんまと醤油やみりんなど調味料をフライパンに投入。大根も一緒に入れました。
 “煮込みモード”の“3”に設定して20分ほど煮込みました。が、20分だとさんまはしっかり柔らかくなるるのですが、大根には火が通らず。追加で大根のみ10分ほど煮込みました。

アクティフライ

 結果、とっても良い感じの日本酒のつまみができました。
 複数の食材を入れる場合、食材によって火の通り方が違うので、素材を時間差で投入したりなど工夫がいるかもしれません。そういう意味だと鍋で煮込んだほうがかえって手軽かも。味の面では、さんまと大根両方にうま味がギュッと染み込んでいてとてもおいしかったです。

 揚げ物が少量の油でできる『アクティフライ』は、炒め物や煮物もできますが、私としては普段は油が惜しくてできない揚げ物が簡単にできるのがイチバンありがたかったです。 操作手順もシンプルで簡単でした。カバーが透明なので内部の様子が確認できるのもメリット。
 ほかにも唐揚げやエビフライもできるそう。私にしては角切りにした野菜で串カツ風おつまみをサッとつくり、ビールと一緒に楽しみたいです。

<アクティフライ ナベコの使った感想まとめ>

良いところ
・少量の油で揚げ物ができる
・油がはねないので、安全
・操作がシンプル
・自動撹拌を行なってくれるので、炒め物もほったらかしでオーケー
・デザインがかわいい
・フライパンを取り外しして丸洗いできる

気になるところ
・もろい食材だと撹拌によって崩れるかも
・複数の食材を使用する料理は、火の通り方の差があると難易度が高い
・パネルの表示が簡略すぎてモードの内容がわかりずらい

『アクティフライ』
●ティファール
●3万9000円前後
●10月上旬発売予定

●関連サイト
ティファール | ホームページ - Home Page-T-fal Japan

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