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光る!タフ!超高速!なロジクールのG910がヤバい!:TGS2014

2014年09月18日 19時45分更新

G910

 ロジクールは東京ゲームショウ2014にて新製品の発表を行ない、ゲーミングキーボードの『ロジクール G910 RGB メカニカル ゲーミング キーボード』を発表した。今秋以降発売予定で直販価格は2万185円(税抜)を予定。

G910

 発表会の冒頭では同社の代表取締役社長の竹田芳浩氏が登壇。同社はe-Sports(エレクトロニック・スポーツ)に力を入れており、e-Sportsの大会をニコニコ生放送で放送した際には約7万人に視聴されるなど、着実にPCゲームの需要が伸びていると述べた。

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↑世界全体でも2012年と2013年を比べるとPCゲーム市場の売上高が上っており、国内でのPCゲームユーザー数も増えているという。
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 また、本イベントでBATTLEFIELD4で活躍するDETONATION BYCMとe-SportsプレイヤーSTANSMITH(スタンスミス)氏と提携したことを発表。DETONATION BYCMの代表DustelBox(ダステル・ボックス)氏(写真左)とスタンスミス氏(写真右)と提携の調印式が行なわれた。

 同社のゲーミング市場への取り組みは積極的だ。今年はゲーミングブランド“ロジクールG”から精確なセンサーを採用した『G502』、2つのセンサーを搭載した最速の『G402』と次々ゲーミングマウスを発表してきた。同社は“SCIENCE WINS(勝利の方程式)”といったテーマを掲げ、ゲームユーザーが求める機能、技術をぼう大なテストで実現し、提供していくとしている。

G910

 そこで今回満を持して登場したのがメカニカルキーボードの『G910』だ。

G910
↑G910の解説は同社のクラスターカテゴリーマネージャーの古澤明仁氏が行なった。
G910

 G910は同社独自の“Romer-Gメカニカルスイッチ”、“RGBイルミネーション”、“ARXコントロール”と、大きく3つの特徴がある。

G910

 Romer-Gメカニカルスイッチは、キーを押したときに反応する深さが1.5ミリと浅い。古澤氏いわく、これ以上浅くすると、キートップに触っただけで反応してしまうため、1.5ミリがギリギリの理想的な深さだとのこと。これにより、5ミリや6.7ミリといった一般的なメカニカルスイッチよりも反応が良く、約25%入力速度が向上しているという。

G910

 耐久性は7000万回の打鍵に耐える仕様。一般的なキーボードより約40%も高い数値を実現している。

G910

 キーキャップは独自のファセットキーキャップを採用。ダイヤモンドを削り出した断面のような形状をしており、盛り上がりがちょうど指にフィットする仕組みだ。デモ機を触ってみたが、手元を見なくてもキーポジションを把握しやすく、誤入力を防げるように思えた。

G910

 “Tab”キーは左側のみストッパーになる盛り上がりがある。頻繁にTabを押下するゲームの場合は、小指が滑ることなくしっかりキー操作できる。

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↑会場ではスタンスミス氏がデモプレイを行なった。
G910
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 スタンスミス氏は反応がほかのキーボードに比べて段違いに良く、FPSゲームで武器の切り替えがスムーズに行なえ、クイックリロードなどが精確に行なえると語った。

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 RGBイルミネーションでは、キーのバックライトを細かく設定できる。デモ機のデフォルト設定であった7色だけでなく、RGBの設定により1680万色に変更可能。

G910

 プリセットもあり、ボタンひとつで色のセットを呼び出せる。

G910
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 ドラッグした範囲を一度に変更することも可能。

G910

 キーひとつひとつを選択して、選択したキーのみを変更することもできる。

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 スタンスミス氏イチオシの機能は、自分が押したキーをマッピングして色分けして表示できるヒートマッピング。これにより、自分がどのキーをよく使うのか、どういったキー操作が得意なのかが視覚的にわかる。

G910

 ARXコントロールは、iOSやAndroidアプリを使ってスマホやタブレットに情報を表示できる機能。

G910

 表示できる情報はゲームのステータス、関連情報、装備、ロジクールGデバイスのセッティングやプロファイルなど。

G910

 G910だけでなく、ロジクールGのゲーミングマウスをPCにつなげて使っている場合は、dpiの設定などもゲームを中断することなく変更できるようだ。

G910

 なお、同社はARXコントロールの開発用SDKを配布し、今後PCゲームと連動できればと期待している。例えばダメージを受けてひん死になったら、キーボードのバックライトが赤く点滅するといった具合だ。

G910

 展示されていたG910はバックライトが紫と緑に光っており、某巨大人型決戦兵器を想起させる配色だった。

G910

 キーボードの上部にはスマホやタブレットを挟むスライド式のスタンドを備える。横幅はあまりないので、8インチ以上のタブレットは自立しなさそうだ。

G910

 キーは指の下側をやや左右から挟み込むような感覚があってジャストフィット。指の形状は人それぞれなので個人差はあるかもしれないが、自分はかなり打ちやすいと感じた。

 メカニカルスイッチと聞くと、音がうるさいのでは?と思う人もいるだろうが、キーは浅く静かに沈み込む感じで静音性も高そうだった。

 今秋以降の発売とのことだったが、12月のクリスマス商戦には必ず間に合わせるとのことなので、冬休みにPCゲームをガッツリ遊びたい人に注目の製品だ。

■関連サイト
ロジクールG公式サイト

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