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iPhone 6のキャリアアグリゲーション対応でKDDI社長「他社に申し訳ない」

2014年09月11日 07時00分更新

 既報の通りアップルから魅力的な新製品が多数発表されました。9日の発表会場にはマスコミだけでなくIT業界はもちろん、ファッション業界のVIPまで世界各国から招き、これまでにない大規模で派手なイベントとなりました。タッチ&トライ会場での実機レビューなども上がっておりますので、大・中どっちのiPhoneを買おうか悩まれている方は是非ご参考に。

 さて、iPhone6は当然、日本では3キャリアからリリースされるわけですが、アップルストアでSIMフリー版も手に入りますのでiPhone 5s/5cのナノSIMを差し替えての運用も可能なハズ。さらに今は格安SIMという選択肢もあります。とはいえ、いずれにせよドコモ、au、ソフトバンクの回線からひとつを選ぶことになりますので、各社の動きは要注目。イベントにも必ずキャリアのトップ(or それに近い人物)が出席するので、今回もエントランスで張ってみました。

フリントセンターで待ち伏せ
iPhone6CA
↑国内キャリアのお偉いさんを会場で待ち伏せ。昨年のiPhone発表時は外にいたのは数名ほどでしたが、今年は終始たいへんな人だかりでした。
KDDI田中社長とドコモ加藤社長を目撃
iPhone6CA
↑昨年、加藤社長はこっそり裏口から入られましたが(それをスクープし、世界で最初にドコモiPhoneの速報を流せたことを副編は一生言い続けるでしょう、スミマセン)、今年は堂々と正面から。しかも、先にいらした田中社長がエスコートされるという、たいへんめずらしいシーンを目撃できしました。
iPhone6CA
↑ジャーナリストの石川温氏(左)とご挨拶。その奥でイトーくんがカメラを構えています。なお、ソフトバンク孫社長は裏口が出入りされたそうで、お姿拝見には至りませんでした。

 イベントが開幕して約2時間半後、KDDI田中社長、ドコモ加藤社長が別々にですが、入ったとき同様、堂々とメインエントランスから出てらっしゃいました。加藤社長はひとこと「いま見てきたばかりですから、追って」と、足早に去って行かれました。一方、田中社長はごく短時間ではありますが、ニコ生中継およびカコミ取材に応じてくれました。

満面の笑みで出てきた田中社長
iPhone6CA
↑iPhone 6のキャリアアグリゲーションとau回線との相性をアピール、「他社に申し訳ないくらい」と笑顔でひと言。

──新しいiPhoneはいかがでしょうか?

田中 いや~いいね! 市場のメインは4.7インチのほうと思うけど、5.5インチ(Plus)もなかなかいい。横(ラウンドスケープビュー)にしたときなんて、あ、コレあればタブレットいらいじゃんなんて思いましたよ。とくにビジネスに最適なんじゃないでしょうか。

──キャリアアグリゲーション(CA)に対応しましたね(※CAについての説明はコチラの記事を)

田中 フィル・シラーさんの口から(LTE-Advancedではなく)“キャリアアグリゲーション”とハッキリ言ってくれたことがうれしい。なんせウチが先駆けて最もアピールしているポイントですから。キャリアアグリゲーションとWiMAX2+(TD-LTE)で、iPhone 6およびPlusの能力を最大限に引き出せるのはウチだけと確信してますよ。ホント、他社に申し訳ないくらいです。あ、ちょっと、コレ見てくれますか?

ポケットから歓喜の旗が!
iPhone6CA
↑深夜ニコ生をご覧いただいた方はリアルタイムで目撃されたと思いますが、社長がポケットをゴソゴソし始め、何事かと思いきや突如CA、WiMAX 2+ロゴの旗が! 前夜から仕込まれたそうです。
右のポッケには…
iPhone6CA
↑もう片方のポケットからはおなじみ“デジラ”の旗が……。まるで手品師のよう。

──ホント、ご機嫌ですね(笑)。クックCEOとは話されましたか?

田中 中でちょっとね。まぁ、またゆっくりと。

ティム・クックCEOとご対面
iPhone 6のキャリアアグリゲーション対応でKDDI社長「他社に申し訳ない」
↑イベント会場内での出来事。「WATCHいつ出るの~」とか、たわいない会話をされたとのことです。

──ありがとうございました。

 いじょ。ドコモ、ソフトバンクもiPhone 6/Plusに向けLTEのさらなる最適化を行なうことは間違いありません。週アスは引き続き“どこのiPhoneが最強か”を追求し続け、都度ご報告して参りたいと思います。

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