2014年08月25日14時00分

次世代ストレージNVMe SSDってナニ?

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 SSDはいまちょうど変革期にきています。デスクトップはSATA3(6Gbps)コネクターで接続する2.5インチ型が主流ですが、インテル9シリーズチップセット採用マザーボードでは、新たに“M.2”や“SATA Express”と呼ばれる、内部的にSATA3のほかPCIエクスプレスでも接続できる高速インターフェースを搭載する製品が数多く発売されました。

 PCIエクスプレス3.0×4内部接続で、最大32Gbps(理論値)とSATA3の5倍以上速いM.2コネクターを備えるマザーボードもASRockから発売しています。

 というように、将来的にストレージの内部接続はSATAからより帯域の広いPCIエクスプレスに遷移し、より高速なアクセスができるようになるでしょう。

 この進化はストレージの制御仕様でも計画されており、クライアントマシンよりより高速性が求められるサーバー分野のストレージでは、AHCIよりも高速にアクセスできる“NVM Express”(以下、NVMe)の採用が始まっています。

 NVMeはストレージ側のコントローラーが対応してなければなりませんが、AHCIと両対応仕様にもでき、IDEとAHCIのようにBIOSで切り替えられようになるかもしれません。ちなみにWindows8.1ではすでにOSがNVMeのドライバーを備えています。

 アスクストレージラボでは、インテル製のNVMe対応SSD『SSD DC P3700』を採用した、サーバー『AIC SB122-TO』で実際に動かしてみるという実験と勉強会が行なわれました。写真を中心に見ていきましょう。

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↑AIC SB122-TOはホットスワップ仕様のNVMe SSD用ベイを2基備える。なかでは写真のような特殊なコネクターで接続している。
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↑NVMe対応のインテルSSD『SSD DC P3700』。
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↑一見、SASのようなコネクターだが、接点が多い。
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↑上記のコネクターはSFF8639と呼ばれるものだが、NVMe自体は制御仕様なので、特に決まったコネクターはない。
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 NVMeはキュー(命令)数が最大32個のAHCIと比べ、最大64Kキューと多くなり、複数のデータアクセスがあるデータセンターなどでは効率よく処理できるようになります。一方で、コンシューマー向けのPCのような用途では実際そんなにキュー数が多くなることはないので、高速化はあまり期待できません。

 実際に会場でLinuxで速度を計測したところ、速い結果が出たデータ転送速度比較ソフトでも、毎秒1.5GBと驚くほど速いという印象はなく、PCIエクスプレスを使った従来のAHCIで使えるSSDの域を出ない結果でした。そういった意味で、コンシューマー向けへの普及はだいぶ先になりそうです。なお、後日検証した結果では、このSSDとサーバーの組み合わせではWindows8.1の起動ドライブとして認識しませんでした。NVMeのドライバーはあっても、UEFIの対応も必要のようですね。

■関連サイト
第15回アスクストレージラボ

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