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日本でも9月1日から開始 一部飛行機で機内モードのスマホが常時利用可能に

2014年08月07日 19時15分更新

 国土交通省は、航空機内における電子機器の使用制限に関する報道発表を行ないました。今回発表された内容は9月1日から施行されます。

国土交通省 規制緩和

 今回の発表により一部の航空機では、“航空機外の通信設備に無線通信しない状態”にした電子機器(機内モードのスマホやタブレットなど)や作動時に通信用の電波を発射しない電子機器(ヘッドホンやカメラ類など)の使用制限がなくなります。

 また、“機内の電子機器同士で無線通信を行なう”電子機器の使用は“航空機外の通信設備に無線通信しない状態”でなら可能なので、機内モードに設定したうえで個別にBluetoothやWiFiをオンにし、Bluetoothヘッドホンや機内WiFiなどが使えることになります。

国土交通省 規制緩和

 なお、ヘリコプターなどの機体は従来どおり飛行中を除き、ドアクローズからドアオープンまで使用禁止。同じ型式の航空機であっても使用可能な電子機器は航空会社によって異なるので、使用する際はご注意ください。

 これらのことをスマホやタブレットなどにフォーカスしてまとめると……

●機内モードオフ、通話や3G/LTE通信のできる状態
→従来どおり、原則使用不可。ただし、着陸の後、滑走路を離脱し誘導路に入った時からなら利用可能。

●機内モードオン
→飛行中以外でも利用可能。持ち込みのBluetooth機器や機内WiFiへの接続が可能。

※ B787、B777、A380、A320、CRJ100/200などの航空機において
※ 同形式の航空機でも航空会社によって対応は異なる

 9月1日からの施行ということで夏休みなどの行楽シーズンには間に合いませんが、利用者の自由度が増した点はうれしいところ。機内で利用できるWiFiサービスも増えていますし、空の旅がグッと便利になりそうです。

●関連サイト
国土交通省 該当報道発表資料

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