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小学生アプリ開発チャレンジ(ISFC)結果発表|石巻Hackathon2014

2014年07月29日 09時30分更新

 みなさん、こんにちは。MacPeople/週刊アスキーを絶賛兼務中の吉田でございます。さて、先週末の7月25〜27日の3日間、「石巻Hackathon」が宮城県石巻市にある石巻工業高等学校で開催されました。

ISFC
イトナブ代表の古山隆幸氏

 「石巻Hackathon」は、今年が3回目となるハッカソンイベントで、石巻市を中心にスマホのアプリ開発など教えている「イトナブ」の代表である古山隆幸氏が中心となって企画されました。

IFSC
「石巻Hackathon」のキャッチフレーズ

 初日に企画プレゼンとチームビルド、2日目から3日目の午前中まではアプリ開発、3日目の午後に発表会というタイトなスケジュールでした。リポートは複数回に分けで掲載予定ですが、まずはハッカソンの発表会の前に開催された「小学生アプリ開発チャレンジ」(ISFC)のもようをお届けします。

 このコンテストは、自らが開発したアプリをエントリーしてダウンロード数を競うという内容でした。対象開発者は小学生から中学1年生までしたが、各自資料を用意して大人顔負けのプレゼンでアプリをきっちりと紹介していたのが印象的でした。

IFSC
中学1年生の八重樫レン君

 最初に登場したのは中学1年生の八重樫レン君。当日は部活が忙しいということで、YouTubeでの参加となりました。開発したアプリは「PaperPlain」。紙飛行機をタップで飛ばしていくというゲームです。飛行機は左から右に飛ばしていくのですが、タップするタイミングや時間がなかなか難しく、途中に登場するキャンドルなどをよけて飛行しなければゲームオーバーとなります。

IFSC
「PaperPlain」の操作画面。タップで障害物を避けながら飛行機を飛ばしていきます

PaperPlain
作者:ITNAV MEMBER
バージョン:1.0
対応OS:Android 2.2以上
Google Play価格:無料
(バージョンと価格、対応OSは記事作成時のものです)

IFSC

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IFSC
小学5年生の石垣夢乃さん

 2番手は、小学5年生の石垣夢乃さん。開発したアプリは「BallMeiro」です。その名が示すように、用意された迷路にボールを進めていくというゲーム。画面上に表示される水色のボールを画面右下にある十字キーで操作し、画面左下にある薄い緑色のエリアに導けがステージクリアとなります。当初は「ボールメイズ」というアプリ名にしたかったそうですが、同名アプリがすでにあったので「ボール迷路」にしたそうです。

IFSC
「BallMeiro」は、右下に用意されたコントローラーでボールを操作して迷路を脱出するゲーム

BallMeiro
作者:ITNAV MEMBER
バージョン:1.0
対応OS:Android 2.2以上
Google Play価格:無料
(バージョンと価格、対応OSは記事作成時のものです)

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IFSC
中学1年生の矢口ゆずき君

 3番手は、中学1年生の矢口ゆずき君。開発したアプリは「け鹿RUN!!」。こちらも横スクロールのゲームで、右から左に流れていく画面にある障害物を右下の「JUMP」ボタンで避けながら、浮遊している鹿せんべいをゲットするという内容です。複数のステージが用意されているほか、コンティニュー機能も搭載しているなど力作でした。

IFSC
「け鹿RUN!!」は、「JUMP」ボタンで鹿をジャンプさせて、障害物を避けつつ鹿せんべいをゲットするというゲーム

け鹿RUN!!
作者:ITNAV MEMBER
バージョン:1.0
対応OS:Android 2.2以上
Google Play価格:無料
(バージョンと価格、対応OSは記事作成時のものです)

IFSC

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IFSC
小学6年生の高橋シュウタロウ君

 最後に登場したのが、小学6年生の高橋シュウタロウ君。開発したアプリは「迷路USDX」。正式名称は「迷路ウルトラスーパーデラックス」だそうです。開発環境はなんとUnity。3Dゲームの開発には非常にホットな環境ですね。画面の右下にある金属っぽいボールを、左上にある青色のエリアに移動させればステージクリアとなります。ボールが触れていいのは白い外枠のみで、迷路内の赤い仕切りに触れてしまうとボールがスタート地点に戻ってしまいます。スマホを傾けることで、ボールが移動するという、加速度センサーを利用した操作体系にも注目ですね。

IFSC
「迷路USDX」は、金属のような球をゴールに目指して進めていくゲーム。ボールはスマホ本体を傾けることで操作できます

迷路USDX
作者:ITNAV MEMBER
バージョン:1.0
対応OS:Android 2.2以上
Google Play価格:無料
(バージョンと価格、対応OSは記事作成時のものです)

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ISFC
優勝した八重樫レン君が不在のため、賞品のNexus 7は「大人サポーター」として八重樫君の開発を支援したイトナブメンバーのフィッシュこと津田恭平君(左)が受け取りました

 結果は、「PaperPlain」がダウンロード数トップの164回を獲得し、優勝賞品のNexus 7をゲットしていました。そのあと、「け鹿RUN!!」が108回、「BallMeiro」が28回、「迷路USDX」が25回と続きました。

 「小学生アプリ開発チャレンジ」の第2回は年末に開催が予定されており、今回発表されたアプリもブラッシュアップしてエントリー予定です。スタート画面が用意されていないアプリやステージが1つしかないアプリなど未完成の部分も多いですが、ぜひアプリをダウンロードして感想や要望を送ってあげてください。皆さんの貴重な意見が未来のプログラマーを育てます。

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