2014年06月29日18時00分

iWatchはこうなる!プロダクトデザイナーが予想してみた|Mac

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 Android陣営では一足先にAndroid Wearが登場しましたが、ずっとウワサされているアップル製デバイスiWatchはどうなるのか? iOS 8に追加された新機能「Health(健康)」アプリやすでに登場しているスマートウォッチを踏まえ、本業のプロダクトデザイナーさんに予想してもらいました。
(ラフスケッチの全貌は記事下部にあります)

iWatch予想

 予想の詳細を読む前に、まず大前提をおさらいです。iWatchは、身に付けて健康管理に役立てるガジェット、ウェアラブルデバイスだと予想されます。運動量、消費カロリー、心拍数などを計測することから考えて、腕などに付けるタイプでしょう。ウェアラブル製品はいまブーム真っ最中で、はすでにたくさん発表・発売されていますが、大きく分けて以下の2タイプに大別できます。

●腕時計っぽいタイプ

 Androidスマホの遠隔モニターやリモコンのような役割をするタイプ。ソニーの「SmartWatch」や「Pebble」などがわりと早い時期に発売されました。先日のGoogle I/OでAndroid Wearの「LG G Watch」「Samsung Gear Live」が登場。中には、そのままAndroid OSを搭載した「Omate TrueSmart」なども。

Android Wear Google Play

●センサーのみの単純なタイプ

 基本的に情報を収集を担い、データの管理はスマホアプリで行うタイプ。腕に付けるタイプがほとんどで、本体は小さく液晶がない製品もあります。「Fitbit One」「Nike FuelBand SE」「Jawbone UP/UP24」「Misfit Shine」、ソニー「SmartBand SWR10」など。

Nike+ FuelBand UP24 by Jawbone SmartBand


 次に、iWatchで収集した情報を管理するためのアプリ「Health(健康)」の機能を見てみます。活動量計や体脂肪計などサードパーティー製ヘルスケアガジェットがiOSと通信するための共通の仕組み「HealthKit」が用意され、対応機器は標準アプリ「Health」上にデータを集約できる仕組み。機器ごとに異なるアプリを起動する必要がなくなり、総合的な健康管理が可能になります。おそらく、アップル純正デバイスiWatchのデータもここに統合されるのでしょう。

 消費カロリーや睡眠サイクル、心拍数など異なるメーカーのさまざまな機器で得られたデータがダッシュボードに集約されます。「Health Data」タブで個別のデータを確認可能です。

iWatch予想

 個別のデータを閲覧可能。いちばん右のタブ 「Medical ID」には、氏名や年齢、血液型に加えて健康状態や投薬状態、アレルギーの有無などを記載した緊急用のカードを作成できます。

iWatch予想

 これらの情報を踏まえた、プロダクトデザイナー高橋美礼氏によるiWatch見解は以下の通り。

 さまざまな憶測やウワサが飛び交っていただけに、発表されなかったiWatchへの期待は募る。そこで、妄想にも近い勝手な予想をさせていただく。すでに世に出ているスマートウォッチの優れた点を満たし、見た目の完成度も高く、さらに未体験のワクワク感を与えてくれる……そんなiWatchのポイントは、当然ながら手首に巻き付けた状態の美しさだろう。

 アプリの仕様から考えて、身に着けているだけで日常的な運動量、消費カロリー、心拍数、水分量、酸素量などが計測されるはず。かといって、あまりにも無骨なスタイルでは納得できない。何百年もの歴史を重ねながら、装飾品やファッションの一部にまで存在感を高めてきた腕時計に取って代わろうというのだ。腕時計が人柄やセンスを表すように、手元のおしゃれと同居してほしい。

 それには、従来型の腕時計が多機能になるよりも、センサーができるだけコンパクトに、煩わしくないかたちで収まっていることが条件。操作するというより、通知を受けたり簡単な記録を残したりするツールだ。アップルなら、一見拍子抜けするくらいシンプルなデザインでまとめ上げてくるに違いない。

iWatch予想

 順当に考えれば、薄さや軽さの面から有機ELモニターを搭載した腕時計タイプ。Healthのアイコンがそのまま表示されるなら、iPhoneの仕様を踏襲して液晶モニターにしたいところだが、ここは軽さを取りたい。本体はもちろん防水、ベルトも防水が必須なのでゴム(樹脂)とステンレス製。iPhoneの指紋認証付きホームボタンのデザインを踏襲して丸形もあり得る。下段の案は、表示部とセンサー部を取り外し、手持ちの腕時計に取り付けられるタイプを想定したもの。

 Appleは第6世代iPod nanoで、1.5インチ程度のモニターを搭載するデバイスのサイズ感やバッテリーの持ちをテスト済みとも考えられる。確かに、これに運動系センサーが備わっていて、バンドで手首に装着すれば、iWatchなのでは?と思わされる。

iWatch予想 iWatch予想

 外見は、ソニーモバイルコミュ ニケーションズ㈱の「SmartWatch 2 SW2」が最も近いイメ ージかもしれない。

iWatch予想

高橋美礼 たかはしみれい

デザイナー、デザインジャーナリスト。多領域のデザインに携わりながら、国内外のデザインを考察している。編集、執筆、デザインコンサルティングを行う。主なデザインに「TsunTsun」(宮城壮太郎氏と共同デザイン/アッシュコンセプト「+d」)、「物語がはじまる」(世田谷美術館)、「トーキング・トーキンビ」(東京国立近代美術館)など。共著に「ニッポン・プロダクト」(美術出版社)、「2000万個売れる雑貨のつくり方」(日経BP社)など。多摩美術大学非常勤講師。落語好き。


 ここではHealthから予想するiWatch予想のみをご紹介しましたが、iOS 8の新機能をまるっと理解するならMacPeople8月号(6月28日発売号)の第1特集をどうぞ! WWDCでベールを脱いだOS X YosemiteとiOS 8の新機能を総ざらいしています。

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