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Andorid端末に物理ボタンを追加できるウワサのPressy的なモノを試す

2014年06月25日 12時00分更新

 Androidスマートフォンのヘッドフォンジャックに装着して物理的なボタンを増やせる『Pressy』。中国のネットを見ていたらすでに中国製のものがいくつか販売されています。使い勝手はどうなのか、さっそく入手してチェックしてみました。

『Pressy』

↑ヘッドフォンジャック型の小さなデバイス。

 中国のネット販売で見つけたこの商品、メーカー名はよくわからぬ怪しい製品です。オリジナルの『Pressy』に類似した形状で、上部には押しボタンを備えています。

『Pressy』

↑ヘッドフォンに刺すとちょっと出っ張る。

 Androidスマートフォンのヘッドフォンジャックに刺すと3ミリくらい出っ張ります。『Pressy』よりも長い感じでちょっと目立つようです。とはいえこのままの状態でポケットに入れてもひっかかることは無さそうなので、実用性は悪くなさそう。

『Pressy』

↑中国のネットからapkファイルを拾ってみた。

 説明書も何も付属していなかったので、とりあえず中国のネットで“Android”、“鍵”などをキーワードに検索。なにやらそれっぽいapkファイルがあったのでインストールしてみました。ウィルスとか気にしている場合ではありません(もちろん自己責任で)。

『Pressy』

↑アプリで機能を割り当てできる。

 アプリを起動後にまずは“単撃”をタップします。“単”=ワン・シングル、“撃”=押す・クリック、って意味ですね。なお“撃”の字は簡体字中国語表示。英語モードは設定にもありませんでした。続けてタップしていくとアプリの一覧が出てくるので、その中から希望のアプリを選択します。一覧表示されるのは中国でメジャーなアプリばかりですが、これ以外を登録することもできます。

『Pressy』

↑スマホに入れたアプリの登録も可能。

 アプリ一覧をスクロールしていくと“APP”アイコンの横に“打開程序”とあるので、ここをタップ。するとスマートフォンにインストールされているアプリ一覧が出てきます。これで自分の好みのアプリを割り当てできるわけです。今回は『週アスPLUS』のアプリを設定してみました。同様にアプリの初期画面に戻り“双撃”=ダブルクリックを選び、こちらにはFacebookを割り当ててみました。

『Pressy』

↑ボタンクリックになかなか慣れない。

 さっそくスマートフォンの適当な画面を開いた状態で、ヘッドフォンジャックの上のボタンを1回押します。するとなぜかボリューム上下の画面が出たりホーム画面が出てきたり。どうも押すタイミングが微妙な感じです。

『Pressy』

↑無事アプリが起動!でもNGなときも。

 何度か試してみたところ、ボタンをクリックしてからさらに1秒くらい待つと無事週アスPLUSのアプリが起動しました。とはいえ調子に乗ってもう一度やってみるとうまくいかなかったりと動作はどうも不安定。このあたりはやはり無名メーカーの製品だからなんでしょうね。

『Pressy』

↑ダブルクリックもなかなかうまくいかず。

 今度は2回ボタンを押してみますが、押すタイミングがやはり難しい感じ。実はアプリの設定画面にはボタンを押したときの反応速度の調節ができるので、ここをいろいろといじって自分に使いやすいタイミングに数値を変えたほうがよいのかも。

『Pressy』

↑なんと10連打まで設定出来ちゃう。

 このアプリではボタンを押す回数に応じ起動するアプリを設定できます。他の商品や本家のほうでは長押しを混ぜた複合技が出来ますが、こちらは単純に押す回数のみ。なおアプリの初期画面には“3回押し”までしかありませんが、“+”を押してそれ以上を追加できます。アプリの説明を見ると6連打で“驚人”、7連打で“恐怖”、9連打は“不可能”そして10連打で“神の指”だそうです。

『Pressy』

↑あっさりと“神の指”に達しちゃった。

 そう煽るならやってやろうじゃないか、ということでキーの反応を一番遅くしカメラ機能を割り当ててみました。こんなのうまくいくんだろうかと半信半疑でしたが、何度か試しているうちに無事“神の指”に到達。カメラを起動することに成功しました。ただし5連打や7連打にアプリを割り当てていると、途中でそっちが起動しちゃうかもしれません。また10連打もするくらいなら、素直にアプリのアイコンをタップして起動したほうが早いですね(笑)。

『Pressy』

↑本家も入手してみたい。

 今回の製品はたまたま中国のネットで見つけた出所不詳品。そのため動作もイマイチだったのでしょう。本格的に使うのならば本家の『Pressy』を買うべきかもしれません。なお中国では複数のメーカーが類似品を開発中なので、そちらも試してみたいところです。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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