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仮面ライダーの映像技術と本郷猛がスゴかった:Interop2014

2014年06月16日 13時30分更新

 サーバー運用やクラウド構築など少々難しい話題が多いInteropですが、あるブースの前を通ったら流れている映像に思わず目が釘付けに。
 だって映画版『仮面ライダー』の紹介映像だったんですもの。

RayBrid MatteMaker

 こちらのブースは映像技術に強いエム・ソフトという会社で、仮面ライダー映像のマスク処理を担当したとか。

 映像マスクといえば『電波少年』などで使われたクロマキーが有名です。青や緑の単色背景で人物を撮影して、人物だけの切り抜き(マスク)映像を作れるというものですが、数十人規模になると大きな単色背景を用意できなかったり、暗いシーンでは切り抜けなくなるなどの欠点があったそうです。

 そこでエム・ソフトの『RayBrid MatteMaker』の出番。背景の種類に関わらず、切り抜き対象を指定するだけで、それほど手間をかけずに切り抜けるというのがウリ。
 仮面ライダーのバイクジャンプ&大爆発とか、何十人もの悪者戦闘員&怪しさ満点のアジトなんかの合成が、従来よりもラクにできちゃうスグレモノというわけですね。

オリジナル映像
RayBrid MatteMaker
切り抜き映像
RayBrid MatteMaker
合成映像
RayBrid MatteMaker

 オリジナル映像キリヌキ映像合成映像と見比べてみたら、その精度にビックリ。プロの仕事なので当たり前なんですけど、スゴイものはスゴイです。

 個人的にビックリしたことがもうひとつ。
 こちらの映画、仮面ライダー1号こと本郷猛を藤岡弘、さんが、仮面ライダーXこと神敬介を速水亮さんが演じてるんです!! おふたりとも30年以上ぶりに当時の役を演じたそうで、これもスゴイの一言でした。ちなみにDVDは8月に発売予定です。カレンダーに入れておきましょう。

RayBrid MatteMaker

「仮面ライダー大戦」製作委員会
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映ビデオ・東映
発売:東映ビデオ(株)

●関連サイト

エム・ソフト
RayBrid MatteMaker

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