2014年06月12日14時45分

【更新終了】アップルストア表参道のグランドオープンに向けて並んでみた(13日 11:00更新)|Mac

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並ばずにはいられない漢の魂

 2014年6月13日、日本で8番目となるApple直営店が東京・表参道にオープンする。7店目の札幌店のオープンから、約8年ぶりとなる出店だ。都内では3軒目になる。店内の様子はプレス向けに先行公開されており、すでに速報記事も上がっている。

 しかし、それでは足らんのです! 実際にお客さんと同じように行列に並んでグランドオープンの日を迎えてこそ、真のユーザー目線の記事をお届けできるというもの。まあ、行列するお客さんのほうが特殊だという話もありますが……。

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東京メトロ「表参道」駅のA2出口の階段を登り切ると、すぐ目の前にアップルストア表参道が現れる。まさに駅近、徒歩3秒といったところ

 オープン記念で特売があるという情報もなかったのだが、そこにアップルストアがあるなら並ばずにいられないのがワタシことライター海老原。というわけで、明日のグランドオープンに向けていまから待機することにしました。

 ちなみに先ほどまで、目の前ではプレスを対象としたプレオープンイベントが開かれていました。華麗なプレオープンを尻目に、ひたすらストイックに行列するだけの簡単なお仕事です。

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ちなみに、こちらが東京メトロ千代田線の「表参道」駅の代々木寄りの改札。ここを出て左折し、階段を上って「A2」出口から外に出る

 ということで、明日のグランドオープンまで本記事は随時更新していきます。といっても当面はひたすら並んでいるだけなので、夜半にでも途中経過のレポートをお届けします。お楽しみに!

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午前11時に到着したら、すでに短い行列ができていた。あんたらも好きねえ⋯⋯って人のことは言えませんが。ちなみに筆者は13番目くらい。なお、東京地方の今日、明日の天気予報は降水確率50~70%。しかも太平洋上を、今朝9時まで台風6号だった温帯低気圧が北上してかすめていく予定という悪コンディションだ。普通の方は徹夜で並ばず、明日の朝ゆっくり来店すれば十分だろう

レポート2:歴戦の猛者が語るアップルストア行列の掟

 グランドオープンまでいよいよ残り15時間ほどとなった。幸い、天候も回復傾向にある。既報のとおり先着5000名にオリジナルTシャツのプレゼントがあるとのことなので、これから並ぼうと考えている方もいるだろう。すでに並んでいる十数人の強者たちの中には銀座でのLucky Bagの行列で見覚えがある顔もあり、要は「行列の常連」が多いようだ。このため、椅子や雨具といった装備にも抜かりがない。

 しかし、これから初めて並んでみようという方には、現地に着いてみないとわからない不便なことも色々とあるはずだ。そこで本レポートでは、特に表参道店の事情を汲んだかたちで、アップルストアの行列に並ぶためのノウハウをお伝えしたい。今回並ばない方でも、iPhoneやLucky Bag販売時の参考になれば幸いだ。

■何はなくともトイレを確保!

 長時間の行列では「生理現象」が最大の敵だ。トイレの位置を把握しておくことは、どこに並ぶ場合でも最優先事項のひとつ。特に夜はこの時期といえども冷え込むため、いざという時に慌てず済むようにしたい。

 表参道店から最寄りの公衆トイレは、表参道ヒルズにある「渋谷区立表参道ヒルズ公衆便所」だ。公衆トイレなので24時間開いており、誰でも使える。表参道店から100mほどというロケーションもよく、まずはここを最優先で使うようにしよう。もう1カ所、表参道店の裏にあるコンビニ「ローソン」にもトイレがあるが、トイレを借りるためだけに入るのはさすがにマナー違反。利用したいときはせめてものお礼に、飲み物のひとつも買うようにするといいだろう。

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同潤会青山アパートを改装した表参道ヒルズ同潤館脇の公衆トイレもリニューアル。中もキレイ。すぐそばに喫煙所もあるので、スモーカー諸氏は行列内で吸わずにこちらでご一服されたし

 なお、2人以上で並んでいるときはトイレのために列を離れるのも容易だが、一人の場合はなかなか離れにくい。幸い、筆者の知る限りアップルストアの行列は非常にマナーがいいため、前後の人に「トイレに行ってきます」とひと声かけて行けば、列に戻ってきたときにトラブルになったという話は聞かない(その半面、集団に加わるかたちでの割り込みに対する拒否反応も薄いのがなんとも⋯⋯)。

 あまり長時間列を離れるのは非常識だが、我慢して苦しい思いをするくらいなら、常識の範囲で周囲の人の厚意に甘えてしまおう。もちろん、自分が声をかけられたときは快く協力しよう。お互い様の精神ですな。

■食事はどうする?

 生理現象と並んで問題になるのが食事。表参道はおしゃれなショップが立ち並ぶ街だが、一本路地に入れば気軽に食事ができる店も多数あるので、好きなところで食事をすればいい。

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筆者の夕飯はアップルストア脇の路地入り口に看板を掲げている「とんかつ まい泉」のロースかつサンド。看板が景観を損ねているという人もいるが、あちらはずっと前からこの街にいるのだから、その批判はお門違いというものだ


 青山通り側の交差点付近にも選択肢は多い。行列は多かれ少なかれ地元の人たちに負担をかける行為なので、消費はできるだけ地元のお店で行い、できるだけ地元に還元するべき、というのが筆者の持論だ。もっとも、前述の通り長時間列を離れるのは感心できない行為であり、できるだけ手早く食事を済ませるか、テイクアウトにして列に並びながら食べるのが定石だ。

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夜中になると多くの店が閉まってしまうが、夜食や朝食の調達に便利なのがコンビニの存在。アップルストアの裏にあるローソンはHMVが併設されている珍しいタイプ。ちなみにトイレは店内右奥に、男女共用と女性専用の2つあり

■その他知っておくといいこと

 表参道店の前には樹高10m近い見事なケヤキと、その足元にはツツジの街路樹が並んでおり、小雨程度なら防いでくれる天然のシェルターになっているのだが、一方で緑が豊かなために小さな羽虫の数も多い。虫が嫌いな人、虫に刺されやすい人は虫除けを忘れないようにしよう。

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もともと明治神宮の参道として整備された道だけあって、同じ高級ブティックが並ぶ街でも、緑の多さは銀座と対照的。ゆえに虫も多いのか玉にキズ

 ちなみに18時現在、行列はまだ20人未満。もっとも、特製Tシャツのプレゼントは5000枚もあるとのことなので、無理して夜中から並ぶ必要はないだろう。もし並んでみようという方は、小さくていいので折り畳み式の椅子と、肌寒いので、上に羽織れる長袖の上着を持ってくるといいだろう。

 次のレポートは終電が終わった頃を予定しています!

レポート3:日付を越え、夜戦に突入

 いよいよ終電も終わり、これから始発までは並ぶ人もほとんど増えない時間帯になった。正月のLucky Bagの行列であれば、寒さと眠気に打ち震える最も辛い時間帯だが、幸いいまの時期であれば、そこまで寒くもない。

 午前0時の段階で筆者が数えた範囲では50人強と言ったところ。食事や用足しなど、かなりフリーダムにあちこち出歩いている人が多いので、正確な数は把握できないのだ。いずれにしてもLucky Bagに比べるとかわいい行列だ。

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ここが午前0時時点での最後尾。筆者カウントで52人。13時間で40人ほどしか増えなかった計算だ

 アップルストアはと言えば、0時の段階で一度消灯したのだが、数分後に再び店内の照明が点灯した。周囲の店が消灯していることに加え、ガラス張りで店内の明かりが丸見えなだけに、かなり明るく目立って感じる。

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0時に一度消灯した店内。巨大なAppleロゴだけは光が消えない。このあと数分で何もなかったように点灯した
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 さて、これから朝までは、これといったイベントも起きないため、ひたすら待ちの一手。用意のいい人は寝袋を用意したり、足を伸ばせる折り畳みチェアを持って来ている。筆者は普通の折り畳みチェアに座った姿勢で寝ることにしているが、いずれにしても夜は無駄に体力を使わず、風邪をひかないよう体温を保って、朝まで安静にしているのが一番だ。

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寝袋で寝る場合、地面にじかに寝るとかなり体温を奪われる。できれば写真の方のように段ボールやスチロールマットなどを敷いておきたい

 次のレポートは朝日が昇ってからになる予定です!

レポート4:いよいよ開店4時間前

 一夜明け、表参道は昨日とは打って変わって晴天に恵まれている。アップルストア表参道は、梅雨時には珍しい快晴に祝福されてのグランドオープンを迎えられそうだ。昨日のプレオープンを経ていることもあってストア内の準備も万端な模様。すでに一部のスタッフが動き出しており、いよいよグランドオープンが近いことを感じさせる。

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梅雨時にもかかわらず、雲ひとつなく晴れ晴れとした空。アップルストア表参道の行列、またはスタッフによほどの晴れ男・晴れ女がいるのだろうか?

 朝5時30分時点の行列は、筆者調べで84人前後。列は青山通りの交差点にある交番の横まで伸びている。すでに始発電車も動き出しており、これから加速度的に行列が伸びそう。もっとも、特製Tシャツ目当てなら、お昼くらいでも間に合うのではなかろうか。

 ただし、当日の人の出入りは読めない部分もあるので、「絶対Tシャツが欲しい」という人は開店時間の10時には行ったほうがいいかもしれない(平日だけど)。というわけで、ストアオープンの直前に、行列の様子を再度報告したいと思う。

 さて、アップルストアの行列はマスコミの格好の的なので、IT系媒体は元より、新聞社やテレビ局も取材に来る。銀座のLucky BagやiPhone発売日のときは夜中にもインタビュアーが回ってきたが、今回は夜中にメディア関係者の姿はなかった。しかし早朝からは、朝の番組のためか、テレビ局スタッフも集まり始めた。グランドオープンの10時までには大勢のマスコミが駆けつけることになるだろう。

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列の最後尾には「最後尾/Tail End」の看板が出た。いまのところ列はゆるゆるなので、詰めればこの半分くらいになりそうだ

 ところで、iPhone発売時に「乗るしかない、このビッグウェーブに!」の名言を残したビッグウェーブさんことButch氏は来ていないのか、という質問をいただいたが、あいにく今回の行列には参加されていないようだ。その他の有名人も、いまのところ姿は見えない。

 iPhoneと違ってアップルストアのグランドオープンというニュースは比較的地味であること、目玉となるようなこれといった新製品がないことから、今日集まっているのは相当なAppleファンのみだと考えていいだろう。

次のレポートは開店直前にお届けする予定です!

レポート5:開店1時間前

 いよいよグランドオープン1時間前となり、行列もだいぶ長くなってきた。7時半の段階で、行列はざっと500くらいか。このまま人が増え続けたとしても、平日ということを考えれば、開店後に駆けつけても、Tシャツの入手はさほど難しくはないだろう。

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ディスプレイは完全に準備済みなこともあって、準備態勢も落ち着いた様子。もう何年もこの地で営業しているかのような落ち着きぶりだ

 ストア内はいよいよ最後の準備と言った様相だが、すでに昨日準備が済んでいること、また各店から腕利きのベテランスタッフが招集されていることもあってか、さほど切迫した様子はない。

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7時半には恒例となった飲み物の提供が。今回はミネラルウォーターでした。徹夜明けの体にはナニゲに嬉しい気配り

 また、朝6時前からテレビカメラやその他のメディアが現れ、行列や店内をしきりに撮影している。面白いのは、Apple自身もこの行列の様子を撮影していること。これは社内教育用のビデオ撮影であり、Appleのウェブサイトや、スペシャルイベントの講演でもしばしば流される。

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先頭集団がAppleのスタッフによって撮影されている様子。撮影陣はやたらと重装備で本格的だが、基調講演などでの映像の品質を見ればそれも納得がいく

 8時半になると列の圧縮が行われ、いよいよ先頭集団は店入り口のすぐ前に。グランドオープンには思わぬApple重役の登場もウワサされており、非常に楽しみだ。

 さて、いよいよ次は最終レポートとして、開店直後の賑わいをお届けする予定です!

レポート5.5:ウワサの新幹部登場!

 最終レポートの前に、緊急でお知らせしたいことが1件。前述した、Appleの重役がサプライズで登場するかもという話は本当だった。先ほど、Appleの新しいストア担当上級副社長、アンジェラ・アーレンツ氏が現れたのだ。

 アーレンツ副社長は世界的ファッションブランド『バーバリー』のCEOとして同ブランドの立て直しに多大な貢献をした辣腕で知られ、昨年10月にApple入りしたばかり。先日のWWDCにも登壇せず、Appleの副社長としてはマスコミの前にはまだほとんど登場していないのだが、彼女が現れるということは、表参道店はやはり重要なポジションなのだろう。いよいよオープン直前、盛り上がってまいりました!

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アーレンツ上級副社長は現在世界中の直営店を視察している最中とのこと。2013年にフォーブス誌が選んだ「世界で最も影響力のある女性100人」に選ばれる辣腕経営者だ

レポート6:ついに開店! そして店内へ……

 午前10時、ストアスタッフの大歓声に祝福されつつ、いよいよアップルストア表参道がグランドオープンした。行列の先頭から数十人ずつ、順番に店内に呼び入れられていく。恒例の店員たちとのハイタッチを経て入店すると、店外からすでに見てはいたものの、中に入ってみて改めて高い天井と開放感のある明るい空間に圧倒される。旗艦店たる銀座店は、建物としてはやや手狭になりつつあり、むしろ表参道店の方が本店だと言っても納得できそうだ。

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開店直前、店から飛び出て走り回るストアスタッフたち。やたらテンションが高い
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よいよオープン! 徹夜明けだと地味に堪えるハイタッチ(苦笑)。だがせっかくのグランドオープン、こちらもテンション上げて参りましょう
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店内は広く、清潔で美しい。このディスプレイはAppleというブランドにしかできないだろうと思わせるたたずまいだ

 入り口で開店記念のTシャツを受け取り、さて目指すは地下のジーニアスバー。実は今回、並んでいる間にiPhone 5s(まさにこの原稿を書いているのだが)を落として、前面のガラスを割ってしまったのだ。

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限定TシャツはこんなAirMac Extremeのような縦型の箱入り。柄は別記事参照のこと! ちなみにアメリカンなLサイズです。実質XL相当
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iPhone 5sの画面右下にヒビが入ってしまった。使用上問題はないが、まあ美しさには欠ける

 前面ガラスを交換すると通常は2万8000円近くかかってしまうのだが、「AppleCare+」に加入していれば、7800円で水没、落下なども2年内で2回まで修理できるのだ。この値段なら修理(実質、新品交換)しても惜しくない。確か機種変時にAppleCareには入っているはず!

 ということで、目指すは表参道ジーニアスバー一番乗り! ウワサの「360度ジーニアスバー」とやらを真っ先に体験してきた。まあ、対面式じゃないだけなんですけどね。

 と、ここで思わぬアクシデント。筆者は5と5sの二台持ちなのだが、AppleCare+に加入しているのは5の方で、5sは入っていなかったことが判明。おかしい、入っているとばかり思っていたのだが……。仕方なく、写真だけ撮らせてもらって一番乗りの夢ははなかく消え去った。我ながらひどいオチだ。

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ジーニアスバーのスタッフはさすがにレベルが高い。話はサクサク進んで、いざ交換⋯⋯と思いきや

 しかもそうこうしている間に、表参道店限定のiPhoneカバーは売り切れてしまい(ほぼ瞬殺)、他のものを買おうにも必要なものは大概持ってるし……。ということで、とりあえずこの原稿を書くために、特製Tシャツだけ抱えて店を後にしてきた。開店後の盛況ぶりを見ると、限定Tシャツ狙いの人はなるべく急いだほうがいいかもしれません。

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限定のiPhoneカバーのところだけたちまち空っぽになってしまった。完売するまでにおそらく数分とかかっていない

 アップルストア表参道は駅からのアクセスも極めてよく、広々とした明るい店内での体験が楽しい店舗だ。銀座店のようなシアターはないのでイベント向きではないが、気軽に立ち寄って思う存分Apple製品を試せるという点では最高の環境だ。

 読者諸氏も、表参道というハイソな土地柄に臆することなく(?)、ぜひ一度足を運んでみてもらいたい。というわけで、アップルストア表参道のグランドオープン行列レポート、これにて終了。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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