2014年06月09日19時00分

より賢く高速になったATOK 2014 for Macをさっそく使ってみた|Mac

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 ジャストシステムから6月20日、最新版ATOKのMac版「ATOK 2014 for Mac」が発売される。同製品は、先日発表された次期OS X「Yosemite」への対応保証も発表された。ひと足早く評価版を触ることができたので紹介しよう。

●ベーシック ●プレミアム ●+Windows
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 店頭販売パッケージは、「ベーシック」(1万584円)、電子辞典が付属する「プレミアム」(1万4904円)、Windows版がセットになった「+Windows」(1万3824円)──の3種類。このほか309円/月の「ATOK Passport ベーシック」、514円/月の「ATOK Passport プレミアム」もある。
 

いっそう賢くなった推測変換・校正機能

 日本語入力プログラムが変換効率そのものを競うレベルから、「より効率的に入力できる」「正しい日本語を入力できる」といったステージに移行して久しいが、ATOKはこの分野で最先端を行くアプリと言える。ATOK 2014では推測変換で入力ミスを推測した変換候補を表示できるようになったほか、カタカナ語の日本語候補を表示してくれるようになった。

より賢く高速になったATOK 2014 for Macを早速試してみた

 入力ミスがあっても推測変換時に正しい候補を提示してくれる。具体的には母音の抜けや「h」「y」(例:syo)の抜けなどをカバーしてくれるようで、Google検索の修正候補に近い機能だ。

より賢く高速になったATOK 2014 for Macを早速試してみた

 言い換え候補は、蔓延するカタカナ語に辟易している人にうれしい機能。「え、そんな意味もあったんだ」という新たな発見があることもある。

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 もちろん標準辞書には、最新の単語もきちんと収録。基本性能のブラッシュアップにもぬかりはない。
 

プレミアム版には人気辞典が追加

 パッケージ版には通常版に加え、ATOK本体と電子辞典をセットにした「プレミアム版」(1万3800円/税抜)があるが、ATOK 2014では小型国語辞典で一番の売り上げを誇る三省堂「新明解国語辞典 第七版」がプレミアム版に収録されることになった。同辞典は独特な解説文が大勢のファンの心をつかみ、「新解さん」の愛称で親しまれている。変換しながら即座に引けるのはやはり便利だ。

 ちなみに、新明解国語辞典(およびジーニアス英和和英辞典)が付属するのはパッケージ版のみで、月額定額サービス「ATOK Passpor【プレミアム】」(月額514円)ではこの2つの辞典は利用できない。お得な定額サービスを使うか、便利な辞典を選ぶか、悩ましいところだ。

より賢く高速になったATOK 2014 for Macを早速試してみた

 「新解さん」ファンならおなじみの「恋愛」など、斜に構えつつもあたかも深遠な哲学のような解説文がなんともいえない魅力。
 

目玉機能の「アクセルモード」で高速化

 ATOK 2014最大の目玉機能が、インストール先のマシンの性能に合わせて最適な設定に最適化し、従来比で最大40%(Windows版では最大25%)の高速化を果たす「アクセルモード」の搭載だ。アクセルモードは標準では自動設定になっているが、ユーザーが手動でオンにすることもできる。

 当初の発表を見たときは、「遅いマシンでも軽い設定でサクサク入力できる機能」なのかと思っていたが、実際に設定してみたところ、これは「パワフルなマシンにふさわしい大量のリソースを投入して、ガンガン高速化する機能」だとわかった。具体的には、標準+100MB程度のメモリー領域を確保することで辞書などをオンメモリーにし、変換レスポンスを上げているようだ。

 最大設定にするると、確かに「体感できるものの計測は難しい」といった微妙な引っかかりもなくなり、全般的にサクサクと入力できるようになった。いまや、ノート型Macでも8GBのメモリーを積んでいる人も珍しくなくなっているが、こうした余裕のあるマシンでは、アクセルモードを最大に設定しておけばストレスなく入力できるだろう。

より賢く高速になったATOK 2014 for Macを早速試してみた

 アクセルモードの設定は「環境設定」→「辞書・学習」タブ→「アクセルモード設定」から実行する。多機能すぎて設定画面のどこに何があるかわからなくなりつつあるので、ぜひ検索機能をつけてほしい。

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 アクセルモードはオフ(使用しない)まで含めて4段階に分かれている。デフォルトでは「自動的に最適な設定で利用する」にチェックが付いており、状況に合わせて設定を切り替えてくれる模様。

より賢く高速になったATOK 2014 for Macを早速試してみた

 標準設定でのATOKのメモリー使用量は132.1MB。

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 「最小」にすると173.5MBまで増えた。標準辞書と省入力データがメモリーに読み込まれている。

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 「標準」にすると250.7MBまで一気に増えた。メモリーに読み込まれる辞書の種類と省入力データが大幅に増えたようだ。

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 「最大」に設定するとメモリー使用量は287.5MBまで増加。すべての辞書がオンメモリーになり、「ATOKダイレクト」などの動作も格段にスムーズになる。
 

カレンダー情報と連携

 Mac版ATOK独自の機能として、システムやアプリのデータを変換対象にする「スマート連携」機能があるが、ATOK 2014ではiTunesと連絡先に加えて、カレンダーの情報も対象になった。

 具体的には、日付を入力してスマート連携をオンにすると、その日に設定されているスケジュールが変換候補として現れる。iCloudで同期していれば、iPhoneやiPadで入力したスケジュールも変換対象となる。

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 スケジュールは予定だけでなく、参加者や時間なども変換候補として確認できる。複数の予定がある場合はずらっと候補に並ぶので壮観だ

 全体的にはアクセルモードの搭載がかなり大きく、体感できるレベルで快適になっている。校正機能や推測変換もいっそう充実しており、ライターや編集者といった職種はもちろん、レポートや論文を書く学生や、対外的な書類を書く機会の多いサラリーマンなど、「正しい日本語」を書く必要のあるユーザーにとって大いに役立つはずだ。

■関連リンク(外部サイト)
ATOK.com
ジャストシステム


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