2014年06月06日08時00分

東芝の7インチWindowsタブレットは史上最安の約100ドル?:COMPUTEX2014

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 マイクロソフトがCOMPUTEX TAIPEI 2014の基調講演で披露したことで話題となったのが、東芝による未発表の7インチWindowsタブレットです。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑こちらがそのタブレット。マイクロソフトブースではガラスケース内の展示だったが、インテルのブースには実機が展示された。

 COMPUTEX会場では、このモデルがWindowsタブレットとしては異例の”約100ドル”(約1万300円)という、格安タブレットになるかもしれないとのウワサがささやかれています(以下、価格はすべて米ドル)。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑マイクロソフトの基調講演で披露された、東芝製の7インチWindowsタブレット。基調講演後の会場では、パーカー氏と東芝幹部が談笑する姿も見られた。

 すでに東芝は5月に『Encore 2』というWindowsタブレットを2機種、海外向けに発表しています。これらは8インチ版が199.99ドル(約2万500円)、10インチ版が269.99ドル(約2万7700円)と、十分すぎるほど低価格なWindowsタブレットとなっていました。さらにその小型版となる7インチ版には、より低価格が期待されるところです。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑7インチタブレット(左)を、発表済みのEncore 2(8インチモデル)と比較。一回り小さいことが分かる。

 注目したいのは、この7インチWindowsタブレットが、東芝が5月27日に米国で発表した7インチAndroidタブレット『Excite Go』と共通のハードウエアを使用しているという点です。横に並べてみると、外観には全く違いがないことが分かります。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑米国で発表したAndroidタブレット『Excite Go』と並べてみた。外観は全く同じだ。

 ハードウエアが共通ということは、Windowsタブレット特有の要素であるWindowsロゴボタンも存在しないということです。本体前面、本体側面のいずれにも、Windowsロゴの付いたボタンは見当たりません。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑物理的なWindowsボタンは搭載していない。そのため、Windowsボタンの機能を利用するにはチャームバーを利用する必要がある。

 マイクロソフトの基調講演に登壇したOEM部門のニック・パーカー氏は、「Windowsデバイスに求める要件を緩和したことで、より様々な価格帯に豊富なデバイスを投入できるようになった」と語っていましたが、まさにその結果として、Androidタブレットと同じハードウエアを使用したWindowsタブレットが可能になったというわけです。

 また、画面解像度も興味深い点です。Android版の画面解像度は1024×600ドットですが、Windows版では同一のパネルを使っているにも関わらず、1280×768ドットと認識されています。これはインテル独自のグラフィックスドライバーレベルの処理により、1280×768ドットの大きさで描画した画面を、1024×600ドットのパネルに縮小表示した状態になっているとのこと。このギミックにより、Windowsストアアプリが動作するのに必要な最低解像度である1024×768ドットという要件をなんとかクリアーしています。

東芝の7インチWindowsタブレット

↑画面解像度は1280×768ドットとなっているが、ハードウエア的にはAndroid版と同じ1024×600ドットの液晶パネルを用いているという。

 そのほか、基本仕様もAndroidタブレットと同様です。プロセッサーには廉価版のBay Trail CR(Bay Trail Entryとしても知られる)を採用。メモリーとストレージはWindowsタブレットとして最低要件となる1GB/16GBを搭載。AMI製のBIOSは、Windowsをブートするために特別にチューンしたものとのこと。

 このように東芝の7インチタブレットは、様々なテクニックを駆使することでAndroidとハードウエアを共通化していることが分かります。しかし従来であれば、Windows版はOSライセンスのぶん、高額になることが通例でした。

 しかしマイクロソフトはBUILD 2014において、9インチ未満のデバイスを作るOEMメーカー向けに、Windowsのライセンスを無償提供することを発表しています。これを利用することで、Android版の米国での小売価格である109.99ドルに近い価格を実現できる可能性があることになります。最終的な価格は東芝の決定を待つ必要があるものの、インテルのブース担当者は「Android版と大きく変わらない価格を実現できるのではないか」と予測しています。

 今年のCOMPUTEXでは100ドル”台”のタブレットが登場するのではないか、と筆者も予測(関連記事)していたものの、このように”約100ドル”を視野に入れた製品の登場は、さすがにサプライズといえるのではないでしょうか。市場への投入タイミングによっては、まさに史上最安のWindowsタブレットになるかもしれません。

山口健太さんのオフィシャルサイト
ななふぉ

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