週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

格安SIM3種類で音声通話の品質や遅延を比較してみた

2014年06月01日 18時30分更新

 格安SIMは数あれど、通常の音声通話に対応するプランは少なく、少々料金も高いのがネック。そこでVoIPアプリを使うものと比較してみました。
 比較したのは以下の3つのSIM。

スマホ電話SIM フリーData(日本通信)
通話比較
ドコモ回線で通話できるプランのなかで最安。

 ドコモの音声回線を使って通話可能。データ通信は200Kbpsでの使い放題となる。通話料はVoIPアプリよりもかなり割高となるが、通話の安定感や音質の差は歴然。相手の声がはっきり聞き取れる。

ポインティSIM 通話300(アクセリア)
通話比較
独自VoIPアプリを提供、通話料削減にも有効

 300Kbpsのデータし放題プランにVoIPアプリ『Pointy』が標準添付。電話番号は050で始まるもので標準的な音声通話と同様に着信を受けられる。圏外だと着信できなくなるが留守番電話で応答できる。

ServersMan SIM LTE VoIPオプション付き(DTI)
通話比較
050番号を取得dけいるVoIPアプリが使える!

 250Kbpsでデータ通信し放題のプランに、VoIPオプション『Servers Man 050』(月額324円)を追加し、050で始まる電話番号を取得できる。月額154.44円でSMSが使えるオプションも用意する。

 通話テストは、音質と遅延の2種類で比較。音質、遅延ともに、ドコモの3G回線で通話できる"スマホ電話SIM"を基準として評価。通常の回線よりも音質がクリアかそうでないかを確認した。同じ空間で通話して、声がどの程度遅れるかを確認した。

 3つのSIMの比較をまとめると、こんな感じになりました。

通話比較

 ポインティSIMはスマホ電話SIMよりも音がこもりましたが、実使用には支障なし。遅延もややあるが、会話には困らない程度だと思いました。ServersManは、音質は悪くないが通信がやや途切れがちでした。 コスト的な面も考慮するとポインティがいいんじゃないかなぁというのが個人的な感想です。

 格安SIMは音声対応以外にも、転送量や速度によって多種多様なプランがあってなかなか選びにくい……。そんな人にオススメなのが現在好評発売中の『格安SIMフリーはじめてガイド』です。SIMの買い方、活用の仕方や、SIMフリー端末の入手方法などについてガッツリ紹介していますので、ぜひぜひ書店などでチェックしてみてください。

通話比較
週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
週刊アスキー
Kindle版はこちらをクリック

Newsstand

pointy SIM 標準SIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
アスキーストアで購入する

pointy SIM microSIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
アスキーストアで購入する

pointy nanoSIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
アスキーストアで購入する

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう