2014年05月24日08時00分

レゴとタブレットで物語を小学生がプレゼン!『教育ITソリューションEXPO』

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • Pocket

全国のIT教育サービスが展示される『教育ITソリューションEXPO』も5回目。今年は、5月21日~23日に東京ビッグサイトで開催され、600社以上が参加。デジタル教科書や教育向けタブレットをはじめ、最新のデジタル教材やサービスが紹介された。

教育IT_EXPO2014
ピカチュウたちと一緒にお勉強!
教育IT_EXPO2014
↑ダイワボウ情報システムに展示されていた、ポケモンの学習アプリ『ボケタッチ』。最新のポケモンと一緒に、タブレットの使いかたからアルファベット、ゲームやネットのマナーまでを学べる。
電子黒板の普及率も倍増
教育IT_EXPO2014
↑電子黒板はもはや当たり前。新たに、さまざまな機能のついた製品も登場していた。スマホやタブレットの画面をテレビに出力できる、アイ・オー・データ機器の『ミラプレ』。


レゴブロックを組み立てて物語を作り上げる

なかでも注目を集めていたのが、4月23日に発売されたレゴ エデュケーションの新製品『StoryStarter』。

教育IT_EXPO2014
↑レゴ エデュケーションのブース

1000以上のレゴブロックのキットと専用アプリを使い、物語を構成していく語学教材だ。基本的には、5人ひと組で物語を考え、それをもとにレゴブロックで物語に登場するシーンやキャラクターなどを組み立てる。完成した作品を撮影し、その写真を専用アプリで取り込み、コマ割りをしたマンガふうに配置し、セリフなどをくわえる。こうしてできた作品はプリントアウトすることも可能。さらに、生徒たちは作品についてプレゼンを行なう。

専用アプリでコマ割りを配置
教育IT_EXPO2014
↑専用アプリ『StoryVisualizer』。あらかじめ用意されたテンプレートを使い、マンガふうのレイアウトで文字や写真を配置できる。
タブレットにも対応
教育IT_EXPO2014
↑写真や背景をくわえていくと、こんなふうな物語に仕上がる。コマ割りやページ数は、生徒の学年に応じて、自由にアレンジ可能。

この『StoryStarter』は、生徒たちに以下の効果があるとしている。
・物語を構成する能力や想像力
・みんなで話し合い協力するコミュニケーション能力
・人前で話す自信と力

すでに三重県では、小学校だけでなく、中学や高等学校などでも採用が決まっており、国語だけでなく、英語の授業にも活用される予定だ。

物語をつくるレゴブロック
教育IT_EXPO2014
↑キットには、人や動物などのキャラクターから、植物、武器、ピクニック用の食器まで、1114ものさまざまなブロックが用意されている。
StoryStarterだけのオリジナルパーツも
教育IT_EXPO2014
↑場所や喜怒哀楽など、レゴブロックでつくったルーレットと組み合わせて使えるボードは、StoryStarterのオリジナル。
ブロックの組み合わせは無限大
教育IT_EXPO2014
↑人の数だけ物語が生まれる。どんなストーリーをつくるかによって、ブロックの組み合わせも変わってくる。
子供たちも夢中!
教育IT_EXPO2014
↑モニターを行なった小学校では、班ごとに物語を考えて、作品をつくり発表した。こちらは小学3年生の生徒たちがつくった物語。

価格は、レゴブロックのキット『StoryStarterコアセット』が2万1384円、専用ソフトと教材がセットになった『StoryVisualizer』が1万7064円。

レゴ エデュケーションの中野氏によると、「基本的に学校向けの教材のため、個人の方への販売していないのですが、『購入したい』という個人の方からの要望も非常に高かったです。また、企業の方からの反響もとても大きく、自社に『StoryStarter』を取り入れたいというご意見も多かったですね。」という。
たとえば、企業の採用試験時で受験者に『StoryStarter』を使わせ、課題解決能力をはかるという使いかたもできるとしている。

また、「これまでの『レゴ マインドストーム』は理系向きで、好き嫌いが分かれるところだったが、『StoryStarter』は新たな言語表現を強化させる教材として、学生だけでなく子供から社会人まで幅広く応用できる」とのこと。

確かに、ブースに並べられたサンプルの作品を見ているだけでも、いくつかの物語が浮かんで来るほど、『StoryStarter』のキットは魅力的だった。このキットと専用ソフトを合わせても3万円台と、個人でも手の届く価格なので、ぜひ個人への販売も期待したい。

教育IT_EXPO2014
↑お話をうかがった、レゴ エデュケーションの中野さん。

今回の展示では、レゴやポケモンやなどの人気の玩具やキャラクターを用いて子供に興味をもたせ、学習へのモチベーションを上げる製品も目立った。
タブレットや電子書籍などの新しいデジタル教材だけではなく、これまで慣れ親しんできた身近なものを応用した教材にこそ、IT教育の可能性が秘められているのかもしれない。

(関連サイト)
教育ITソリューションEXPO
StoryStarter (レゴ エデュケーション)

 

関連記事

あわせて読みたい

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

アクセスランキング

Like Ranking