2014年05月22日13時30分

スマホに埋め尽くされたモスクワ電脳ビルを博士がねり歩く

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 どこの国にもアキバ系の怪しい電脳ビルがあるものです。モスクワにある市内最大規模の家電ビルも、今やそこで売られているのはIT系の製品ばかり。もちろん主力製品はスマートフォンやタブレットで、ビルの内部はモバイル系の製品で埋め尽くされていました。モスクワに行ったらグム百貨店の3階へ行くことはもちろん(関連サイト)、こちらの電脳ビルも訪問は必須ですよ。

モスクワ第二弾

↑モスクワ最大の電脳ビル、ガルブーシュカ。

 モスクワで家電関連のお店を調べると必ず出てくる名前、それがモスクワの秋葉原とも呼ばれる『ガルブーシュカ』。電気店が多数入ったビルとして有名でしたが、今や家電よりも電脳やモバイル系のお店が店内の大半を占めています。最寄り駅はモスクワ地下鉄4号線のバグラチオノヴスカヤ(Bagrationovskaya)駅。駅を出て左に向かえば1ブロック先にこの巨大なビルが見えてきます。

モスクワ第二弾

↑小さいお店が無数にはいったITゾーン。

 ビルは6階建てに見えますが、お店の入っているのは1階と一部の2階。またビルの内側は平屋の建物となっていて通路でつながっています。店内の案内図を見ると小さいお店が多数入っていることがわかるでしょう。

モスクワ第二弾

↑いわゆる“電脳ビル”の雰囲気。

 中に入っていると小さいお店がそれぞれ自分のブースを構え、多数隣接しています。店内はABC...とアルファベットでゾーン分けされているものの、適当に歩き回るとどこがどこだかわからなくなってしまいそう。それくらいお店の数が多いのです。

モスクワ第二弾

↑スマホ屋さんがたくさんあるぞ。

 お店の取扱商品で目立っているのがスマートフォンです。3軒に1店舗くらいがスマートフォン販売店でしょうか。ロシアで売られているスマートフォンはほぼ全機種が売られているほか、ちょっと前の型落ちモデルも見つけることが出来ます。

モスクワ第二弾

↑フィリップスのスマホが意外と人気。

 モスクワ市内のキャリアのお店ではあまり見かけなかった、フィリップスのスマートフォンもこの電脳ビル内ではメジャーな存在です。フィリップスのスマートフォンは実は今は中国メーカーがブランドを借りて作っています。でも品質も悪くなくヨーロッパでメジャーなブランドということでロシアでは人気があるのでしょう。

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↑地元ブランドスマホも発見、なかなか楽しい。

 またロシアメーカーブランドのスマートフォンもあちこちで見かけます。この『Highscreen』というメーカーは10機種くらいスマートフォンを出しているロシアでは割とメジャーなメーカーとのこと。製造はやはり中国。ですがいろいろと面白い製品も出していて、昨年冬に販売開始した『Boost 2』は6000mAhの大容量バッテリーを搭載、2週間の待ち受けが可能。世界最長の待ち受け時間スマートフォンだそうです。マイナーメーカーながらなかなか侮れないですねえ。

モスクワ第二弾

↑タブレットもずらり。ノートPCよりも目立っている。

 スマートフォン以外にもオーディオ関連やPC関連製品も売られています。ただ、あまり見かけなかったのがノートPC本体。ノートPCとタブレットを売っているお店で話を聞いたところ、ロシアでも今やタブレットに人気が集まっていてノートPCを置くよりもタブレットの品ぞろえを増やしたほうがお客さんが来るそうです。タブレットはiPadはもちろんのこと、Androidも各社のものをあちこちで見かけました。

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↑SIMカードの単品販売店もみつけた。

 他にもプリペイドSIMを売っているお店が多数あります。ロシアではプリペイドSIM購入時にパスポートを見せて登録が必要ですが、一部のお店ではそれ無しで売ってくれるところもあるようです。まあ裏ルート的な売り方なんでしょうね。

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↑もちろんキャリアのお店もあります。

 なお、ビル内は独立系のお店だけではなく、キャリアの正規のお店も入っています。実はプリペイドSIMの値段はそれらの独立系のお店で買ってもキャリアで買ってもあまり変わらないこともありますし、ルーターなどとセットで買うならキャリアのほうがよいかも。但しキャリアのほうが英語できる店員さんがあまりおらず、SIM屋は外国人慣れしているのか英語OKだったりと、このあたりはいろいろとお店を回ってみる必要がありそう。

モスクワ第二弾

↑ソニーやサムスン電子のお店も入ってます。

 元々が家電ビルということもあり、きちんとしたお店もかなり入っています。ロシアの家電量販店の小型店舗も入っていますし、メーカーのお店もちらほら。安心して買い物をしたいのであればこれらのお店を使うほうがいいでしょう。

モスクワ第二弾

 あとはスマートフォンやタブレットのケース屋も目立ちます。ただ品ぞろえは日本でも秋葉原あたりで見かけるものも多い印象です。これはケース類は中国製が多く、それが世界中に輸出されているからんでしょうね。ロシアらしい柄のケースなどを探したのですが見つけられませんでした。

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↑ここらでちょっと一服、スタバへ行きましょう。

 ビル内をすべて歩き回るとあっという間に時間が過ぎていきます。英語が通じにくいため意思疎通に苦労するなど、一回りするとどっと疲れがでてくるものです。1枚目の写真、ビルの右手方向へ行くとスタバがあるのでここで休憩することにしましょう。

モスクワ第二弾

↑スマホ系の怪しい通りがあった。

 スタバで一服後、さらに右手方向へいくと別の入り口があります。ここだけは今までのエリアとつながっておらず別のゾーンのようです。中に入ってみるとすべてがスマートフォン関連のお店のみ。しかもiPhoneを専門に売る店の比率が高いなど、先ほどまでのビル内と品ぞろえが大きく異なります。

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↑100万円スマホのVERTUが山積み?ありえない!

 しかもiPhone以外を置いている店のショーウィンドウを見てみると、何やら金属の光沢が渋い高そうなスマートフォンや携帯電話があちこちに並んでいます。これらはあのVERTU(ヴァーチュ)!VERTUも今やAndroidスマートフォンを出していますがその最新モデルやら、ひとつ前のSymbianスマートフォン、さらには携帯電話などが当たり前のように売られているんです。VERTUが怪しいお店でフツーに売られているなんて、世界広しと言えどもモスクワのここくらいでしょう。古い機種も置いてあるのでこの通りは“VERTU博物館”とも呼べる存在です。

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↑中古携帯、中華携帯もより取り見取り。

 スマートフォン以外にもノキアの古い携帯の中古品や、中国製のキャラクター端末などフィーチャーフォンも結構見かけます。まぁとにかくここに来ればあらゆるスマートフォンや携帯電話を買うことができそうですよ。

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↑GoProやカメラ関連のお店もあり。

 そしてこれまた勢力を増しているな、と感じたのがカメラ関連のお店。GoProなどウェアラブル可能なカムコーダーを扱う店舗も多いようです。まぁとにかくここガルブーシュカに来れば1日なんてあっという間に過ぎてしまいそうです。

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↑隣にはショッピングモール、食事はそちらでどうぞ。

 店内には売店やレストランもありますが、ビルの左手を奥へ進むとショッピングモールがあるのでそちらに行くのもよさそう。フードコートがあるので地元系ファーストフード店で指さしで注文できます。IT以外のお買い物もモールでできるので、お土産などを探すのに立ち寄るのもよいでしょう。

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↑モスクワに行ったら必ず立ち寄ろう。

 ガルブーシュカは規模も大きく、一昔前の秋葉原のようなごちゃごちゃしたビルの内部は当てもなく歩くだけでも十分楽しめます。『モスクワ郊外』と紹介されることもありますが、地下鉄環状5号線から4号線に乗り換えわずか4駅とアクセスも簡単。モスクワに行く機会があれば1日フリータイムを作り、ここガルブーシュカをぜひ訪問したいものです。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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