週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Windows情報局ななふぉ出張所

Surface Pro 2が再び受注停止へ、販売店には生産終了のPOPも

2014年05月02日 22時00分更新

 日本国内は入手困難な状態が続いているマイクロソフトの『Surface』シリーズですが、そのうち『Surface Pro 2』は在庫不足が深刻な状況となっています。

Surface Pro 2が再び受注停止へ、販売店には生産終了のPOPも
↑Surfaceコーナーでは在庫不足の案内が続く(写真は2013年10月のSurface 2発売時のもの)。

 さらに4月末からは、ヨドバシカメラやビックカメラなど量販店の店頭でSurface Pro 2の“生産終了”を案内しているとの報告が相次ぎ、混乱に拍車をかけています。


■ヨドバシAKIBAは“生産終了”の案内、128GBはわずかに在庫も

 販売店の状況を確かめるため、5月1日に秋葉原のヨドバシカメラ(ヨドバシAKIBA)を訪れたところ、たしかにSurfaceコーナーには”生産終了”のPOPが立っていました。

 Surfaceコーナーの販売員によれば、「Surface Pro 2の各モデルは、マイクロソフトによる生産が終了したため、今後は在庫限りの販売になる」とのこと。これまでにも“入荷未定”の状態で予約を受け付けるなど、いつ入手できるのか不透明な状況が続いていましたが、いよいよ予約自体も不可能になるとのこと。最新の在庫状況については“128GB版の在庫は残りわずか。256GB版と512GB版は完売”としています。

 ただ、海外ではSurface Pro 2の生産終了は特に話題になっておらず、日本だけが“生産終了”というのもおかしな話です。この点を日本マイクロソフトに確認したところ、「現在は販売店から新規の受注を受け付けていない状態」との回答となりました。

 たしかにSurface Pro 2は年末年始から2014年初頭にかけて、受注停止の状態が続いていました。しかし3月24日には状況が一部改善し、256GBのSurface Pro 2について、販売会社からの受注を再開したと発表しています。その後、さらに状況が変わり、日本マイクロソフトからの出荷ができない状態のため再び受注を停止するに至ったとしています。今後、状況が改善する見込みがあるかどうかは、「情報がなくコメントできない」との回答にとどまりました。

 なお一時期は同じく在庫不足に陥っていたSurface 2については、店頭にも在庫があり、日本マイクロソフトからの出荷状況も問題ない状態となっています。

■後継モデル“Surface Pro 3”やSurface Miniの登場間近?

 販売店によれば「256GB版も、日によっては1~2台程度の入荷があるものの、すぐに売れてしまう状態」としており、需要に対して供給が追いついていない状態であることがうかがえます。4月11日には『パワーカバー』など新しい周辺機器も発売され、今後のSurface Pro 2の本格的な在庫状況の改善も期待されたものの、残念ながら在庫不足はまだしばらく続きそうです。

Surface Pro 2が再び受注停止へ、販売店には生産終了のPOPも
↑4月11日には『パワーカバー』など、Surfaceシリーズ用の新しい周辺機器を発売したばかりだが……。

 一方、米Amazon.comにはSurface Mini用と称するカバーが陳列され、近日中に小型版Surface が発表される可能性(関連記事)が出てきました。また、海外ではSurface Pro “3”に関する噂も増えており、プロセッサをCore i5からCore i7に強化し、ディスプレイが4K解像度に向上するといったスペック予測がされています。この時期であれば、第4世代Coreプロセッサの最新版“Haswell Refresh”を採用した新モデルという可能性が考えられます。

 ただ、Surface Pro 2はすでに完成度が高く、次期モデルが劇的に進化する可能性はそれほどないといえます。10.6インチ・フルHDのディスプレイは十分に高精細で、CoreプロセッサーやSSDの性能は高く、タッチやデジタイザーペンによる操作性も優れています。強いて言えば、もうすこし薄く、軽くなれば良いという程度でしょう。

 もしSurface Pro 2の購入を迷っているならば、次期モデルの登場を心配する必要はなく、在庫を見つけ次第、購入しても良いのではないでしょうか。

■関連サイト
Surface

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう