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Safariの使用中にレインボーカーソルが出ても再起動せずに済むかも?|Mac

2014年04月22日 21時00分更新

レインボーカーソルが出ても慌てない

 Safariでタブやウィンドウをたくさん開いている時などに、たまにレインボーカーソルがグルグル回ってにっちもさっちも行かなくなることがありますよね。ムキー!

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 アプリが暴走したら「command」+「option」+「esc」キーで強制終了、というのが通常のパターンです。しかし実は、Safariの場合は必ずしもアプリを強制終了する必要はないんです。どういうことかって? まあそう焦らずに。

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 Safariが暴走したら、「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダーに入っている「アクティビティモニタ」を起動しておくんなまし。「アクティビティモニタ」は、現在Mac上で実行中のプロセス(処理)をモニターするアプリです。

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 するとどうでしょう、「プロセス名」の欄に「Safari Webコンテンツ」というプロセスがいくつも表示されていませんか? これらは、それぞれがいま開いているSafariのタブ(ウィンドウ)を示しています。つまり、開いているタブの数だけプロセスが生成されているということです。それらのうち、赤字表記で末尾に「応答なし」と書かれているプロセスが、問題を起こしているプロセスということを意味しています。

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 「応答なし」のプロセスを選んで、左上の「×」ボタンをクリックすると、上のようなパネルが表示されます。通常は「終了」をクリックするとそのプロセスが終了する(消える)のですが、それでも消えないようなら「強制終了」をクリックすれば確実に終了できます。そうやって暴走しているプロセスを終了していくと、レインボーカーソルが解消されることがあるんです。

 OS X Mountain Lion以前のSafariでは、「Safari」というひとつのプロセスに各タブの内容も含まれていました。このため、あるページのみに問題が生じた時でも、Safari自体を強制終了する必要があったのです。しかし、Mavericks版のSafariからは、Safari本体と各ウェブページの内容が個別のプロセスとして分けられました。これにより、今回紹介したトラブルシューティングが可能になったというわけです。

 まあぶっちゃけ、Safariを強制終了→再起動したほうが早いという話もありますが、もしウェブページ側に問題があってSafariが暴走している場合、この方法ならどのページが悪さをしているかを突きとめられるわけですね。


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