週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

使わなきゃ損! OS X Mavericksの地味スゴ機能「Power Nap」|Mac

2014年04月07日 21時00分更新

スリープ中でもさまざまな処理を実行可能

 Macを日常的に使用するうえで、マシンの電源を切る機会はあまりありません。OSのアップデートやアプリのインストールなど、システムの再起動が必要になるケースを除けば、ほとんど「スリープ」で事足ります。特にノートマシンの場合は、液晶モニターを閉じれば自動的にスリープに入り、開けば一瞬で元の状態に復帰できるので便利です。

 しかも、OS X Mountain Lion以降はノートマシンで、OS X Mavericks以降はデスクトップマシンでも「Power Nap」機能が使えるようになり、さらに利便性が上がりました。Power Napは、スリープ中にもメールや各種の通知情報などを受信可能にする仕組み。Time Machineバックアップやソフトウェアアップデートなど、比較的時間がかかる処理もスリープ中に済ませられるので重宝します。なお、Power Napはハードウェア側も対応している必要があり、下記のモデルで利用可能です。

・MacBook Air(Late 2010)以降
・MacBook Pro Retina 13インチ(Late 2012)以降
・MacBook Pro Retina 15インチ(Mid 2012)以降
・Mac mini(Late 2012)以降
・iMac 21.5インチ(Late 2012)以降
・iMac 27インチ(Late 2012)以降
・Mac Pro(Late 2013)

 ※一部モデルはSMC(ファームウェア)アップデートが必要
 

140408_ moro_powernap

 Power Napを有効にするには、「システム環境設定」の「省エネルギー」パネルを開きます。

デスクトップマシンの場合
140408_ moro_powernap

 デスクトップマシンの場合は、パネルの下部にある「Power Napを有効にする」をチェックするだけでOKです。
 

ノートマシンの場合(1)
140408_ moro_powernap
ノートマシンの場合(2)
140408_ moro_powernap

 ノートマシンの場合は、バッテリー駆動時と電源アダプター接続時で個別に指定可能です。それぞれ、「バッテリー」タブと「電源アダプタ」タブの下部にある「〜にPower Napを入にする」にチェックを入れればOK。

 Power Napで有効になる機能は下記の通りです。

(1)「メール」でメッセージを受信
(2)「連絡先」「リマインダー」「メモ」のデータの更新
(3)「カレンダー 」での新規参加依頼およびカレンダーのアップデート
(4)iCloudで同期している書類の更新通知
(5)フォトストリームの写真の更新
(6)「Macを探す」の通知および遠隔からのロック/消去

(7)ソフトウェアアップデートのダウンロード
(8)Time Machineのバックアップ
(9)Spotlightの索引作成
(10)Mac App Storeの項目のバックグランドでのダウンロード
(11)ヘルプセンターのコンテンツをアップデート
(12)Wake on Wireless LAN(Wi-Fi経由での電源操作)

 ※ノートマシンでは(7)以降は電源アダプター接続時のみ

 なお、Power Napでは1時間に1回、数分間データ通信を実行するため、有効にするとある程度電力を消費してしまいます。ノートマシンでバッテリー駆動時の電源の消費を極力抑えたい場合は、電源アダプター接続時のみ有効にしておくといいでしょう。

(※追記:2014年4月8日)
一部の誤字・脱字を修正しました。


 * * *
 

 さて、好評発売中のMacPeople 5月号では、Macintosh生誕30周年記念企画の第3弾として、Mac OS UI/UX変遷史を掲載。初代Macintoshに搭載されたSystem 1.0から最新のOS X Mavericksまでを詳しく紹介しています。また、4月でサポート期限を迎えるXPをはじめ、WindowsからMacに乗り換えるためのさまざまな方法やテクニックも紹介。iOS 7.1のディープな新機能紹介もあります。さらに、注目のiBeaconについて現時点でわかっているすべての内容を特集記事として掲載していますよ。

5月号はSystem 1.0とiOS 7.1が目印
MacPeople 5月号(3月28日発売)
Amazonで購入は表紙をクリック

 またMacPeople 4月号は、Macintosh30周年特集企画の第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone/iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。

 さらに、MacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上もありますよ!

4月号はPortableと両Airが目印
MacPeople 4月号(2月28日発売)
Amazonで購入は表紙をクリック
3月号は初代Macと最新Mac Proが目印
MacPeople_2014_03
Amazonで購入は表紙をクリック

MacPeopleはNewsstandでも配信中
1ヵ月の定期購読なら最新号が600円!

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう