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Jawboneの『UP24』を使ってワイヤレス同期の便利さを実感

2014年04月03日 15時00分更新

 ライフログリストバンド、Jawboneの『UP24』がついに日本で登場しました。
 '13年4月に登場した『UP』は、売り切れが続出した話題のガジェット。毎日の睡眠・運動・食事の情報を記録できるもの。人間の生活に不可欠な3要素を自分自身で日々モニタリングすることで、規則正しい健康的な生活を送るサポートをしてくれるんですね。
 新製品となる『UP24』は、Bluetooth接続の機能などが追加されパワーアップしました。現在アップルストアで販売中。4月上旬中には全国の家電量販店でも販売が開始されます。

UP24 by Jawbone

UP24
・販売メーカー:Jawbone
・価格:1万7280円
・カラー:2色(オニキス/パーシモン)
・サイズ:3種類(S/M/L)
・対応スマホ:iPhone/Andoroido(4.3以降、BLE対応モデル)

ワイヤレスで同期が可能に

UP24 by Jawbone

  『UP24』の最大の特徴は、Bluetooth対応になったことでワイヤレス同期が可能になった点。前モデル『UP』は本体の端子をスマホのイヤホンジャックに接続する必要があったのですが、『UP24』では専用アプリを立ち上げると自動同期を開始します。

装着感は前モデル『UP』と同様

UP24 by Jawbone

 さてさて、外観は『UP』とほぼ変わりませんが、Bluetooth対応となったことで使用感はどのよういに変化したでしょうか。前モデル『UP』ユーザーの私ナベコがさっそく使ってみたので、レポートします。

 こちらの『UP24』はパーシモンカラーのSサイズ。装着するとこんな感じ。実際に着けてみると『UP』と装着感はまったく変わらないです。Bluetooth対応になったぶん端末のスマートさが損なわれるかといったら、そんなことはありませんでした。むしろ、心なしか素材のラバーが『UP』よりも少し柔らかくなったようで、私としては装着しやすくなった感じです。

『UP24』と『UP』はサイズ、重量で差異無し!

UP24 by Jawbone

 装着感が変わらないのはそれもそのはず。『UP24』(左:オレンジふうのパーシモンカラー)と『UP』(右:オニキスブラック)はサイズ、重量ともに公表している数値はまったく同じなのです。Bluetooth対応と機能が加ったのにサイズが変わらないのはありがたいです。『UP24』と『UP』を並べてみると、確かに厚みなども同様です。『UP』のほうは約1年近く使用してたので、使用開始当初より若干の歪みがありますが。

両者の区別は模様の違いで

UP24 by Jawbone

 左が『UP24』(オレンジふうのパーシモン)で右が『UP』(オニキスブラック)ですが、両者の形状はほぼ同じなので明確な違いは模様。『UP』はギザギザ直線的な線を引いたような模様ですが、最新の『UP24』は流線状のなだらかな曲線が本体に描かれています。

ボタンの形状がちょっと変化

UP24 by Jawbone
UP24 by Jawbone

 また、本体の形状の変更点としてボタンのカタチがちょっと変わりました。『UP24』(オレンジふうのパーシモン)のボタンは、『UP』(オニキスブラック)に対して若干厚みが増しています。
 また充電の際にUSB変換ケーブルに接続する端子は、『UP24』の場合3.5ミリから2.5ミリへと細くなっているので、『UP』との充電用ケーブルやキャップの併用は不可になっています。

ボタンを押してモードを操作

UP24 by Jawbone
UP24 by Jawbone

 基本的に『UP24』の操作は『UP』と同様です。リングの側面のボタンを長押しして歩数計モードと睡眠計モードを切り替えます。太陽マーク(左)のときは歩数計モード、月のマーク(右)は睡眠計モード。

アプリ『UP』を使用。ログの引き継ぎ可能

UP24 by Jawbone

 前モデルと同様にアプリ『UP』を使用します。“リストバンドの設定”で前モデルからログデータの引き継ぎは可能です。
 アプリ『UP』の最新バージョン(3.0)では、便利な機能も追加されています。

睡眠モードを押し忘れてもオーケー

UP24 by Jawbone

 通常は睡眠時間などを計測するには、本体のボタンを長押しして歩数計モードから睡眠モードに切り替えなくてはなりませんが、最新バージョンではボタンを押し忘れていても、普段の生活のアルゴリズムから睡眠を測定して記録することができます。睡眠モードに設定してなかった場合、ホーム画面の“最新の活動”表示にて、自動で計測したら睡眠ログを“記録しますか?”と選択が表示されます。ただし、それならモードの切り替えが不要かというと、そうではなく、やはり睡眠モードにしていたほうが加速度センサーが細かく動作しているので、ボタンの押し忘れがないにこしたことはないとのこと。

日の出、日の入り時間が表示

UP24 by Jawbone
UP24 by Jawbone

 一日の活動を表示する画面に、日の出、日の入時間の表記が加わりました。これで、日中か日没時に活動が多いかが一目瞭然です。また、同じ画面から最近の活動ログも表で確認でき、その日の活動量の目安がわかりやすくなりました。

リマインドモードもカスタム可能に

UP24 by Jawbone

 本体をバイブレーションさせて目覚めなどを促す機能は以前からありましたが、バイブレーションさせる時間のカスタム可能になり、リマインド用に自由度が高く利用できるようになりました。こちらの画面から“リマインダ”を選択します。

UP24 by Jawbone
UP24 by Jawbone

 クスリの時間や会議の時間などを曜日ごとに自由に設定することができます。
 前モデル『UP』では目覚ましなどの設定時間を変更するときにスマホにいちいち装着が必要でしたが、 『UP24』はBluetooth接続なのでリストバンドを腕に装着したまま設定ができます。これでこまめにバイブレーションさせる時間を変更できるようになった点はありがたいです。

カフェイン量を記録できる『UP Coffee』と連携

UP24 by Jawbone

 Jawboneが提供するカフェイン量を記録するアプリ『UP Coffee』とも連携します。

UP24 by Jawbone
UP24 by Jawbone

 『UP Coffee』では、飲んだコーヒーやエナジードリンクなどを記録して、睡眠ログとの相関関係を確認できます。まだ日本語に対応していないのがネックですが、飲み物を記録するたびに、フラスコ内にカフェインがたまっていくアプリデザインがかわいい。

ワイヤレス動機で使い勝手格段に良くなった

UP24 by Jawbone

 実際に使ってみて感じたのは、ワイヤレス同期で使い勝手がとても良くなったという点。これに尽きます。
 前モデル『UP』も気に入っていた私は、別にBluetooth機能は必要ないのではないかとさえ思っていましたが、使ってみると、いちいち本体のボタンを取り外して端子をスマホのイヤホンジャックに接続するという手間がなくなったぶん、よりこまめにログを確認できるようになりました。例えば『UP』では、通勤時間にふとログを確認したくても、スマホに装着するのが手間で諦めたこともありましたが、『UP24』ではワイヤレス同期で気軽に確認できるのが便利。スマートなデザインでファッション感覚で装着でき、スマホに装着不要でライフログが確認できる手軽さは非常に魅力。端子のキャップを失くすおそれも少なくなりました。
 Bluetoothに対応したぶん継続利用期間が7日ほど(『UP』は10日ほど)に減ってしまったことと、カラーバリエーションが少なくなったのは残念ですが、格段に使い勝手がよくライフログがとれるようなったことは間違いないでしょう。

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