型破りなアナウンサーとして名高い、ニッポン放送の吉田尚記アナが「本当に語りたい相手」と、結論を決めない熱いトークを繰り広げる月イチのトークライブ「#jz2 吉田尚記の場外ラジオ」がファーストシーズンの最終回を迎えました。
vol.12(2月27日開催)は、「enchantMOON」の開発元である(株)ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEOの清水 亮さんがゲスト。トーク内容の一部をご紹介します。
吉田尚記(以下吉):清水さんはもともとプログラマーですよね?
清水亮(以下清):そうです。吉田さんもすごいプログラマーっぽい。
吉:本当ですか?
清:ドワンゴとかにいてもおかしくない。プログラマーの人って弾丸のようにしゃべるんですよ。僕もそうですが。
吉:確かに清水さんもダーッとしゃべりますね。
清:「I/Oが追いついてない」って言うんです。頭の中に言いたいことがいっぱいあって、それが記号化、言語化されている。でも口でしゃべるのが追いつかない。
吉:うわ、その感覚すごいある!! いつもある!!
清:プログラマーも最初は無口なんです。ちゃんとロジックを考えて組み立てていくんですが、だんだん慣れてくると瞬間的にプログラムがパッパッパッと出てきて速くなる。最終的にはキーボードを打つ時間がもったいない。
吉:それは誰でもできること?
清:たくさんコードを書いた人なら。コードを死ぬほど書いていれば自然とできることです。
吉:プログラマーにおけるプロとは、習熟の度合いだと。
清:あと、プログラム書く人ってひたすら書いてるんですよ。プログラマーのアルバイトに応募してきた人を面接したときに、「家で何してるの?」って聞いたら「何もしてません。寝て、起きて、食事して風呂入って寝るだけです」って答える。だから「いつプログラムしてるの?」って聞いたら、意味がわかりませんという顔をするんです。よくよく聞いてみると、その「寝て、食事して風呂入って」以外はずっとプログラムをしてると。
吉:これはすごい。想像を超えている。つまり呼吸するようにプログラムを書いているってことですよね。
吉田尚記アナウンサーによるまとめ
天才とはこういう人のことを言うのでしょう。仕事とは段取りである、というのは社会人なら骨身に染みていると思いますが、コンピューターという「計算は超できるけれど気は利かない、しかし少しでも時がたつと一気に進化している」という大変クセのある部下を段取って、プロジェクトを完遂する。これはコンピューターの世界にとどまらず、人知の極み、知性の本質を見る思いです。
会いたい人に会って好きに話を聞くという、この上なく自分勝手な企画に付き合ってくださった読者さん、MacPeopleさん、本当にありがとうございました!
小学生の頃、100万円以上したMacを買えなかった清水さんは「Macを作ろう」と考え、BASICでMac用マウスを使う疑似HyperCardみたいなものをを作ったのだそうです。このトークの全貌は、MacPeople5月号(3月28日発売)に掲載中です。
このイベントではトーク内容をリアルタイムに樹形図状の「アイディアプロセッサー」に記録しているのもポイント。ゲストの背後にある大きなスクリーンにどんどん飛び出すキーワードが記録され、話がどんどん広がっていく様子が視覚化されていく過程が見られます。今回のアイディアプロセッサーです。全体像は公式FacebookからダウンロードできるPDFでチェック!
「#jz2」=ジョーゼツという名の通り、吉田アナや著名なゲストが超間近でリアルな本気トークを繰り広げる熱いイベントは第一期の全12回が終了しました。次の展開も水面下で進んでいる模様です。公式Facebookを要チェック!
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ハッシュタグ「#jz2」でTwitterを見るとイベントの盛り上がりぶりが伝わってきます。
さて、MacPeople5月号(3月28日発売)では、Mac生誕30周年企画としてMac OS進化の系譜を掲載しています。そのほか、4月9日にサポートが終了するWindows XPからの移行方法も紹介しているWindowsユーザーのためのMac買い換えガイド、iOS 7.1徹底解説、いま話題のiBeaconの最新情報すべてなど、見逃せない特集が盛りだくさんです。
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4月号ではMacintosh PortableやPowerBookから最新のHaswell MacBookまで歴代ノートタイプを、3月号(1月29日発売)では初代Macから最新のMac Proまでデスクトップマシンを網羅。3、4、5月号はぜひとも揃えたいですね!
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