テニスの聖地で行われている人間対コンピューターの熱いバトル
本日10時に始まった第3回将棋電王戦第一局、菅井竜也五段vs.『習甦』の戦いは、有明コロシアムで現在進行中だ。ただっぴろい有明コロシアムでどのようにして行なわれるか注目だったが、その絵はかなりシュールだった。
早朝、国際展示場駅を降りで、有明コロシアムへ向かう道。そこへ向かう人達は、みんなテニスラケットを背負っている。まぁ、当たり前ですね。まさか、今日このコロシアムで将棋の対局があるなんて微塵にも思わないでしょう。
シャッターが閉めきっているコロシアムの一箇所だけ、開いていた。ポスターが貼られているが、関係者と報道陣しか入れないから、まぁこんなもんでしょう。そして、いよいよ会場に潜入し、異様な光景を目にした。
いや、まぁ、観客いないですから、こうなることはわかっていましたが……。実際目の当たりにするとシュールですね。将棋盤を畳に置くため、そのためのセットを中央に組むという。その中で、ぽつんと対局者と立会人のみがいる状態。この写真が実際に対局中に近い感じ。そして、広いだけに寒い!! セラミックヒーターが設置しているけど、これ、対局中も結構寒いでしょう。
『習甦』の開発者・竹内章氏。今回も羽織袴姿での登場だ。
対局中は脇でコンピューターの画面をずっと見つめている。
菅井五段が駒を並べはじめ、並べ終わったあとに……
電王手くんも並べ始めた!! スピーディーに動く上、音がすごい静か。開発に1ヵ月しかかけられなかったらしいが、すごい。
開始時にはおじぎをするという礼儀正しさ。電王手くんに惚れてしまった。
この絵だけ見たら、機械と対局するとしか思えない。こんなこと考えるドワンゴはさすが、わかっている。コンピューターと戦うということは、こういうことでしょ。
先手は菅井五段。初手は7六歩と角筋を開けた。
後手の習甦は、8四歩と飛車先を伸ばした。
ということで、只今絶賛生中継中。終局まで放送される。終局は20時ぐらいの予定。ニコ生でぜひその目でこの熱き戦いをご覧あれ!!
●第1局: 3月15日(土)― 対局会場:有明コロシアム(東京都江東区)
▲菅井竜也五段 vs △習甦(将棋電王トーナメント第5位/開発者・竹内章)
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