2014年03月08日18時00分

祝 Macintosh 30周年!! PowerPC化した入門ノートPowerBook 1400|Mac

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 こんばんは、MacPeopleの吉田でございます。1984年1月24日に初代Macintoshが誕生して2014年で30周年。MacPeople編集部では短期集中連載として、初代Macから最新のMac Proまでに盛り込まれたテクノロジーについてひも解いていきます。今回からはこれまで取り上げてこなかったノート型マシンを紹介します。

 ノート型マシンとして9回目に紹介するのは、PowerBook 1400シリーズです。実は、私が購入した初のノートマシンはこのPowerBook 1400でした。とはいえ、お金がなかったので、TFT/アクティブマトリックスの1400cではなく、手に入れたのは安いほうのDSTN/パッシブマトリックスの1400csでした。結構気に入ってましたが、DSTN液晶とTFT液晶の性能差を痛感した記憶があります。

 余談ですが、DSTNとは、Dual-scan Super Twisted Nematicの略で日本語では「超ねじれネマティック」といいます。どうせ名称からは意味わかんないんだから、個人的にはそのままカナ表記にして「スーパー・ツイスティッド・ネマティック」でよかったと思われます。

Macintosh PowerBook 1400シリーズ
(1400cs /117/1400c/117/1400cs/133/1400c/133/1400cs /166/1400c/166)

 PowerBook 1400は、エントリーモデルとして初めてPowerPCを搭載した。販売期間は1年半ほどで、当時のPowerBookの中では長めだった。その間、徐々にアップグレードしたものの後継モデルは登場せずに製品寿命を終えた。

PowerBook 1400
パームレスト下部は拡張ベイになっており、左側にはバッテリー、右側にはCD-ROM/フロッピードライブなどを搭載可能だった

2モデルずつを3段階に発売

 PowerBook 1400の最初のモデルは、1996年10月に登場した。これは100シリーズの最後のモデルとなった190の販売が終了したすぐあとであり、4桁ながら「1」で始まる型番を考えても、100シリーズのあとを担うエントリーモデルに位置づけられることがわかる。PowerBook Duoでも68KのCPUを採用した230のあとに、PowerPCを採用した2300cが登場していることからも、PowerBookの型番の数字の4桁は、PowerPCを表している。

 1400として最初に登場したモデルは、クロック周波数が117MHzのPowerPC 603eを採用していた。このモデルには、数字の後ろに「cs」と「c」が付く種類があった。このネーミング方法は、1世代前のPowerPC搭載機である5300と同様だ。csは、画質が劣るパッシブマトリクスのカラー液晶を、cはより高画質なアクティブマトリクスのカラー液晶を表している。また、1400に搭載された液晶パネルは11.3インチと、この時点のPowerBookでは最大であり、解像度も800×600ドットで、当時としては最高レベルのものだった。それまでの窮屈な画面のPowerBookと比べると、ある種突き抜けたものが感じられた。

 1400にはアップグレードしたモデルが短期間に追加されることになる。まず1997年7月にはクロック周波数を133MHzに向上させたバージョンが発売された。同年12月には、166MHz版が追加されている。いずれもモデル構成は「cs」「c」だ。なお、133MHzモデルには初代の117MHzモデルには備わっていなかった128KBの2次キャッシュメモリーを標準装備していた。PowerBookとして初のPowerPCを搭載した5300が、ハイエンドモデルでも2次キャッシュメモリーを搭載していなかったこと考えると、この時点での1400はエントリーモデルの枠には収まらない性能を獲得していた。

PowerBook 1400
本体背面には、音声入出力/ SCSI /プリンター/モデム─の各ポートを備える。写真左側の長方形の部分に拡張カードを搭載可能だ

着せ替え可能な上面パネルを採用

 PowerBook1400は、一見すると地味なデザインに思えるが、ほかのPowerBookとは明らかに異なったデザイン上の特徴をいくつか備えていたことで有名だ。ひとつは、外観をパーソナライズできる「BookCoverコンセプト」を採用していること。これは本に好みのブックカバーを付けるように、PowerBookのモニター部分の裏側、つまり畳んで持ち運ぶ際に、外側になる部分に好みの色や柄のシートを差し込めるもの。

 当時の付属アプリ「クラリスワークス」には、このシートのテンプレートも付属していた。また本体の形状そのものにも1400ならではの特徴があった。それはモニター部分を開いてキーボードを出したとき、キーボード部分の横幅よりも、手前のパームレスト部分の横幅のほうが広く、微妙な曲線で膨らんでいるように見える、下膨れのスタイルとなっていることだ。このあたりも、ユーザーがなんとなく親近感を抱き、人気を高める要因になったのかもしれない。

PowerBook 1400
液晶裏の天板には、イラストや模様が描かれた紙などを挟み込んでカスタマイズできた

 *       *       *       *

 さて、好評発売中のMacPeople 4月号では、Macintosh30周年特集第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone/iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。

4月号はPortableと両Airが目印
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 また、MacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上ありますよ!

3月号は初代Macと最新Mac Proが目印
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