オープンキューブから3Dプリンターの新型、『SCOOVO X9』が発売されます。 従来のSCOOVO C170が最小積層ピッチが0.1mmだったところ、X9は0.05mmになり、最大造形サイズも幅20センチ、奥行17センチ、高さ23センチまで拡張された上位機。
積層ピッチの比較映像がコレ。右端の0.05mmは胸元の積層のシワが激減していますねー。なめらかな造形が期待できますよこれは。造形スピード自体は細かくなるのでそこまで速くはないとのこと。
従来のC170が幅と奥行きが15センチ、高さ17.5センチということで幅は5センチ、高さは5.5センチもアップ。タンブラーを造ってみたくなるサイズですね。
X9ではフィラメントを出すモーターが本体背面にレイアウトされ、ノズル稼働のブレを軽減する構造。これも0.05mmを可能とする構造のひとつと考えられます。
このロック式アジャストスクリューもC170に比べ絶妙な調整が可能となったそう。
シャフトなどの主要部品は日本製の比率を向上させているとのことで、造形精度と信頼性を高めているそう。オープンキューブ製というと日本製部品のきめ細かい作りを期待しているので、この方向性の強化はうれしいですね。ヒートパッドも国産のシリコンラバー製を採用。海外製のプリント基板タイプに比べ、オブジェクトの定着性を強化しています。
価格は、SCOOVO X9が22万円前後、アクリルセーフティパネルが1万3000円前後とC170の19万円前後より高価な位置づけ。本日からオープンキューブストアで先行予約開始。細かいスペックなども公式サイトでチェックしてみてください。
発売予定日 2014年3月14日
※3月3日よりオープンキューブストアにて先行予約開始
■関連サイト
(2014年3月3日 16:00追記)記事初出時、最大造形サイズ、製品HPへのリンクが誤っておりました。お詫びして訂正いたします。
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