MWCではスマホやタブレットだけでなく、フィットネス系のウェアラブル端末が多く発表されました。そのうちの3つのソニーモバイル、サムスン、ファーウェイの端末は日本での発売が期待される大注目機種です。
そこで現地タッチアンドトライ会場で使い倒した結果を、山根博士、中山、ACCNの3人がまとめました。
レビューワーはこの3人! |
名づけてクロスレビューならぬ“新フィットネスウェアラブル3製品連続レビュー”! まずは、ソニーモバイルのSmartBandから。
ソニーモバイル『SmartBand SWR10』 |
山根 9点
つけているのを忘れてしまう スマホを見るのが毎日楽しみ
ディスプレーは無くライフログをスマホ側で一括管理する思い切った思想はソニーならでは。スマホ側のアプリの出来がよく毎日スマホで1日の行動を思い出すのが楽しくなりそう。
中山 8点
連携アプリが多機能で楽しい
装着感をあまり感じなので、気にならずにずっと付けていられそう。どんな音楽を聴いていたなど、連携するスマホ用アプリで計測できる項目が多いのも楽しい。
ACCN 7点
身軽さ重視派向けXperiaのアクセサリーとして
3つの中で唯一画面がないわけですが、そのぶん装着時の違和感はナシ! バンドの選択肢も(別売)豊富だし、オシャレさん向け。使用感はFitbit Flexと大差なく目新しさに欠く。
サムスン『Gear Fit』 |
山根 10点
カラー画面で情報も見やすい 指先スワイプでラクラク操作
画面はカラーで解像度も高く単体でも十分活用できる。タッチパネルの感度も良好でストレスなく使い続けられそう。本体をはずしてベルト部分が着せ替えられるのもいい。
中山 9点
ディスプレー付きでも重さをぜんぜん感じない!
ディスプレーが思ったほど重さを感じないので、装着しててもイヤにならない。ディスプレーで時間やメールの着信も確認できるので装着時にも活用できるのが◎。
ACCN 10点
見た目のインパクトNo.1 多機能未来派バンド
見た目的にはかなり「おおっ」ってなる。湾曲したAMOLEDディスプレーをスラスラっとタッチ操作するだけで、SFの世界にいるみたい。たまに向きがわからなくなるケド。
ファーウェイ『TalkBand B1』 |
山根 7点
通話機能重視は初めて 画面表示や操作系統は最小限
ほか2製品と方向性が異なる本製品は本体を取り外すとそのままBluetoothヘッドセットになり、非常に便利。画面表示や側面ボタンの操作性は必要最小限といったところ。
中山 7点
勝手に外れないか心配 製品版での改善に期待
ヘッドセットの着脱だが、若干かみ合わせが甘くて操作しているときに勝手に外れてしまうことも。バンドの脱着部も固く、マイクロUSB端子部の強度も気になった。
ACCN 8点
タブレットメイン派向け 2in1バンド
ヘッドセットになるのがおもしろいですが、防水性能も併せ持つというのもポイント。同時発表された『MediaPad X1』など、タブレットにピッタリ。LED表示なので時計など明るい場所でも見やすい。
●合計得点
ソニーモバイル『SmartBand SWR10』 24点
サムスン『Gear Fit』 28点
ファーウェイ『TalkBand B1』 22点
というわけで、クロレビ高得点をたたき出したのはサムスンの湾曲ディスプレー搭載ウェアラブル『Gear Fit』。歩数から心拍数まで測れる多機能っぷりと、有機EL画面の快適さが1位の理由のようです。
ソニーのSmartBandはXperiaの利用状況まで収集するクライアントアプリ『Lifelog』の機能性が高評価。SmartBand自体は本体部分である“Core”を取り外してほかの形状のウェアラブル端末として利用できると発表されているので、今後の展開にも期待です。
ファーウェイのTalkBandは3機種中唯一、防水Bluetoothヘッドセットとして使える点に注目。フィットネス系のウェアラブル端末としてはシンプルな機能をもつため、よりカンタンにライフログを撮りたい人にオススメです。
どれもまだ日本での展開は未定。日本で便利なフィットネス系ウェアラブルで運動する日々を夢みつつ、編集者らしい不規則なの生活を続けておきたいと思います。
●関連サイト
MWC
ソニーモバイル
サムスン(グローバル)
ファーウェイ(グローバル)
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