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いまさら聞けないDisplayPortやMHLなどをおさらい

2014年02月12日 20時00分更新

 PCやスマホのケーブルはさまざまありますが、DisplayPortやMHLなど、近年聞きなれない規格が多数登場しています。それらのケーブルをまとめて覚えて、いざ量販店で買うときに迷わずに選びたいものです。今回は特集で紹介しきれなかった変換ケーブルを中心にご紹介します。

■MHL-HDMI変換

MPA-MHLHD10BK
●エレコム
●実売価格 1500円前後

 

ケーブル大辞典

 MHLとはスマホのmicroUSBポートから対応する液晶テレビのHDMIへ映像入力する規格です。対応ケーブルに対応スマホ、対応テレビがそろえば、スマホを充電しながらスマホの画面を大画面に出力できます。しかし、MHL対応テレビじゃない場合は、『MPA-MHLHD10BK』のようなHDMIの根元からマイクロUSB(メス)が伸びたケーブルから別途給電する必要があります。

500-HDMI009MH
●サンワサプライ
●実売価格 2800円前後

ケーブル大辞典

 ちなみにこちらはマイクロUSB(メス)を備えてますが、バッテリー(2.5~3時間駆動)を内蔵し、HDMI出力中の給電を必要としないタイプの変換ケーブルです。HDMIもメスなので別途HDMIケーブルが必要になります。

■Mini DisplayPort-HDMI変換

AD-MDPHDMIWH
●エレコム
●実売価格 2100円前後

 

ケーブル大辞典

 採用PCが増えてきたMini DisplayPort。Macで使われているThunderboltと互換性があり、4K液晶ディスプレーへの出力もできます。しかしながら薄型ノートPCだとMini DisplayPortがある代わりにHDMI出力を省くケースも多いです。そんなときはこのケーブルの出番です。

 ちなみに第4世代コアi搭載ノートPCではHDMIからの出力でも4K出力可能ですが、フレームレートは30pまで。GeForceやRADEONの最新グラフィックボードのDisplayPortなら60pまで出力できるのでゲーミング用途ではDisplayPortがオススメです。

■Slimport-HDMI変換

MPA-SLMPAD01BK
●エレコム
●実売価格 3100円前後

 

ケーブル大辞典

 Slimportってみなさんご存知ですか?形状はマイクロUSBにそっくりですが、Nexus5やNexus7(2013)で採用されている映像出力ポートです。対応スマホやタブレットと対応テレビを対応ケーブルで接続すれば、映像出力できる規格です。この変換ケーブルはマイクロUSB(メス)も備え、そこに各スマホのACアダプターを挿せば充電しながら動画を視聴するといった使い方ができます。

■Lightning-マイクロUSB変換

LHC-AMBLAD03BK
●ロジテック
●実売価格 2500円前後

 

ケーブル大辞典

 iOSデバイスで採用されているLightningポート。裏でも表でも関係なく挿せるのが便利ですよね。でも、知人から「ちょっとケーブル貸して~」というようなときに知人のスマホがAndroid端末だとマイクロUSBなので「あ、ごめんオレiPhoneだから」的な回答で気まずい思いをしたことはありませんか?『LHC-AMBLAD03BK』は先っぽのLightningアダプターを抜けば、マイクロUSBになるので、そんなときでもスマートに対処できます。Appleの正規ライセンス取得製品なので、安心して購入できます。

■HDMIをLANケーブルで延長

VGA-EXHDPOE
●サンワサプライ
●実売価格 4万9000円前後

 

ケーブル大辞典

 特集ではちょっと風変わりな製品も紹介しています。なかでもこのHDMI-LAN変換アダプターは高価ですが、HDMIケーブルを安価なLANケーブル(カテゴリー6)を間にはさむことで最大100メートルまで延長できる優れもの。「一体どんだけ広い部屋で使うのよ!」というツッコミは野暮ってもんです。

 このほか、特集ではHDMIやDisplayPortのバージョン、LANケーブルのカテゴリーの話、USB、IEEE1394、eSATAなどさまざまな規格の話がてんこ盛りなので、この機会にぜひまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?

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