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祝 Mac30周年!! 初代MacからGet a Macまで記憶に残る歴代CM|Mac

2014年02月11日 15時00分更新

 1984年1月24日に初代Macintoshが誕生して2014年で30周年。MacPeople編集部では短期集中連載として、初代Macから最新のMacProまでに盛り込まれたテクノロジーについてひも解く連載をしています(関連記事はこちら)。

 今回は、番外編の第2弾。記憶に残る歴代MacのCMに焦点を当てます。Appleはこれまで世界有数の広告代理店と組んで、数々の名作コマーシャルを生み出してきました。

1984

 

 まず、革命的なMacintoshのデビューを印象づけた「1984」。1984年1月24日の製品発表に先立ってスーパーボウル(全米が熱狂するナショナルアメリカンフットボールリーグの優勝決定戦)で放映されたこのCMは、管理社会の恐怖を描いたジョージ・オーウェルの小説「1984」を題材にしたもので、リドリー・スコットが監督を務めました。

  IBMをイメージした「ビッグブラザー」に戦いを挑む若き女性(Macintoshのイラストをプリントしたタンクトップを着用)の姿を描き、実際の1984年は小説のようにはならない、Macintoshの登場が現実世界を暗闇から解き放つことを宣言しました。

 このCMは、Mac誕生20周年に際してデジタル加工を施され、女性がiPodを装着して登場するようにリメイクされたことで再度話題となりました。

Macintosh Classic(4:48から)

 

 1990年にリリースされたMacintosh Classicは、初代モデルをリデザインしてコストを抑えたエントリー製品で、CMでは消費者の手に届きやすくなったことを印象づける必要がありました。

 そこで、荒野の中に置かれたマシンを、高速で走行するバイクのライダーが片手でピックアップするというアクロバット的な撮影を敢行し、そのスピード感とキレの良い編集で人気を集めたのです。

PowerBook Duo

 1992年発売のPowerBook Duoは、軽く軽量なノート型の本体と、大容量ストレージを収めたデスクトップユニットから構成されています。単体ではサブノートPCのように利用でき、デスクトップユニットと合体させるとパワフルなビジネスマシンになるという斬新なコンセプトでした。

 CMではデスクトップユニットから分離する様子が垣間見られ、「仕事と個人とそれ自体をトランスフォームする製品」だと紹介されました。

初代iMac

 初代iMacのCMでは、そのシンプルさを音で表現し、Windowsマシンの背面ケーブル類の煩雑さを都会の騒音に例え、一方iMacは田園で小鳥のさえずりに耳を傾けているかのように穏やかだと対比しています。

 また、その後のキャンディカラーのiMacでは、ローリングストーンズの「She's a Rainbow」に合わせてカラフルなiMacが動き回り、製品の楽しさを効果的に伝えました。

 最近のMacのCMで記憶に残っているものとしては、各国語版が制作され、日本ではラーメンズの2人がMacとパソコンに扮した「Get a Mac」シリーズがあります。日本では比較広告はあまり馴染みがなく、その意味でも注目された広告キャンペーンでした。

 なお、現在放送中のCMはAppleのウェブサイトで閲覧できます。各機器のトップページのURLに「videos」と追記すれば、アクセスできますよ。iPhone5sはこちら(外部ページ)。

 このほか、絶賛発売中のMacPeople 3月号(1月29日発売)では、Macintosh30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上ありますよ!

3月号は初代Macと最新Mac Proが目印
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