2014年02月09日20時00分

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

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PC事業売却という衝撃の事実を受け、ソニークラスタのカリスマ『ソニーが基本的に好き』の君国泰将氏が語るVAIOへの熱い想い。デスクトップ編(関連記事)の続き。

VAIOといえばラップトップ

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 いまやVAIOといえばラップトップだ。フラットで劇的に薄いボディーそして軽さ、シルバーとバイオレットの個性的なデザインと金属の質感をもったVAIOノート505『PCG-505』(1997年)は名機として名高く、新世代モバイルノートの先駆けとなったと同時にVAIOノート史の本格幕開けを飾った。

PCG-505

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 チャレンジングとも言える仕様のVAIOノートもたくさんあり、ソニーが基本的に大好きな筆者としては、一般的には考えられないサイクルで買い替え、買い増し、完全にコレクター状態だ。

VAIO NOTE 505 EXTREME

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 2003年に発売された『VAIO NOTE 505 EXTREME』は、日本のPCで初めてカーボンファイバー積層板を採用。天板も底部をカーボンでできた超極薄ボディーは785グラムという驚異的な軽さだった。プロダクトとしての総合的な仕上がりも高く、手に持ったとき、ある種のステイタスさえ感じられる。

505 EXTREMEのHDDをSSDへ換装する!(その3)

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 パソコンのボディーに、わざわざ加工しにくいカーボンを採用するのか? という驚きもあったが、新モデルが登場するごとに、その加工技術はどんどん進化していった。そのうち本体のほぼ全面を覆うほどになり、軽量堅牢なモバイルVAIOの定義ができあがった。

VAIO type T(TZシリーズ)

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 VAIOノート505の発売から10年を迎えた時期に『VAIO type T(TZシリーズ)』がリリース。この時点で詰め込めるスペックを搭載しながらも22.5ミリのフルフラットボティーであったり、購入時に光学ドライブではなくSSD+HDDというハイブリッド仕様にカスタマイズできたりと、好みの仕様にオーダーメードできるのが魅力だった。

 このとき、初代バイオノート505の10周年記念モデルとしてたった505台だけつくられた『VAIO type T バイオノート505 10th Anniversary Limited Edition』というのがあり、私は505台のうち2台入手、今も大切に手元にある。

10年間分の進化した「バイオノート505」と思って使いたい!

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 持ち運びやすさとハイスペックという相反するベクトルを高次元でまとめあげ、「すべてのモバイルは、ふたたび嫉妬する。」というキャッチコピーをひっさげ登場したのが『VAIO Z』シリーズだ。

VAIO Z

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 天板、底部にカーボン、パームレストやヒンジにアルミニウム合金を採用し、軽さと強度を両立。ハイパフォーマンスなCPUと切り替え可能なグラフィックを搭載するなど、まさに究極の仕様だった。このやり過ぎとも思えるまでの高付加価値こそ、VAIOたるアイデンティティーだと信じて疑わなかった。たんなる道具としてではなく、愛用する大切なツールとして所有する喜びを与えてくれた。

VAIO type U(UX)

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 スライドさせるとキーボードが現われる『VAIO type U(UX)』は遊び心満載で、今スマホやタブレットでやっているようなことをモバイルでできた。

VAIO type P

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 ポケットに入るほど薄い『VAIO type P』。嬉々と小さいカバンにポンと入れ、外出のお供にしていた。

 現行モデル『VAIO Duo』、『VAIO Tap』、『VAIO Fit』もタブレットという流行りのスタイルを取り込みつつ、それだけにとどまっていないところがソニーらしい。画面にペンで描く、カメラから映像、マイクからは音声を、頭のなかでイメージしたビジュアルや言葉をスムーズにインプットし、そしてアウトプットできる。VAIOは今も昔も常に他社のPCとは違う切り口を見せてくれたと思う。

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 パソコン(Windows)の時代から、スマートフォンやタブレットの時代になったことは疑いのない事実だが、スマホやタブレットでは容易にできないことがたくさんあるのもまた事実。たとえば4Kハンディカムやデジタル一眼カメラαで記録した美しい映像を編集して作品に仕上げるという作業、より高音質なハイレゾ音源を蓄積する母艦たる役割などは、クラウドではなくVAIOたるパソコンの領域と断言できる。

 ソニーから生まれたVAIOに憧れ、VAIOブランドに価値を見出しているのは古い人間だけかもしれない。これから先、このときの判断は間違っていなかったと、ほら、こんな凄いものが出てくるための布石だったんだよと、そう思える“これまでのVAIOを越えるVAIO”が生まれてくることに期待したい。

ソニーが基本的に好きな人が語るVAIOの想い出:ノートPC編

 安曇野の開発チームにより、緻密な計算と実証実験から生まれて創りだされたVAIOは、まごうことなき“Made in Japan”として誇れる製品だと、歴代のVAIOを今、手元に並べながら心底思う。心配は杞憂だと思わせてくれる新製品の発表に期待しつつ、今あるVAIOも大切に使っていこう。

●関連サイト

ソニーが基本的に好き

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