『Scribe - Copy anything from your Mac to your iPhone』
バージョン:1.0.0
価格:300円(OS X版)、無料(iOS版)
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Hippo Foundry Inc.
みなさん、こんばんは。マックピープル元・編集長の吉田でございます。今回紹介するアプリは『Scribe』。Mac/iPhone間でテキストをコピー&ペーストできるツールの決定版です。これまで『DeskConnect』や『Command+C』などの同種のツールを紹介してきましたが、Scribeはユーザー登録も不要でデバイスをリンクしたあとは、ショートカット一発でコピペできるという究極の機能を提供します。
OS X版を起動すると、iOS版のダウンロードを促されます。
iOS版を起動すると、アプリ名が画面中央に表示されたあと、Bluetoothのペアリング画面に切り替わります。ここで画面下部の「OK」ボタンを押しましょう。
ちなみにこのアプリは、Bluetooth LE(Bluetooth Low Energy)という技術を使っていますので、利用できる機器はBluetooth 4.0に対応した以下のマシンに絞られます。
Mac | iOSデバイス |
MacBook Air(Mid 2011)以降 | iPhone 4S以降 |
MacBook Pro(Late 2012)以降 | iPad 3G以降、iPad Air |
iMac(Late 2012)以降 | iPad mini全シリーズ |
Mac mini(Mid 2011)以降 | iPod touch 5G以降 |
Mac Pro(Late 2013)以降 |
ペアリング前に図のようなダイアログが現れます。Scribeは、アプリを起動していなくても自動的にデータを受信できるんです。これが素晴らしいですね。
このままでしばらく待つと接続先のMacを自動的に見つけてくれます。右の画面に切り替わったら画面を右側にスワイプしましょう。
これでペアリング完了です。Mac、iPhoneの画面の双方でペアリングが完了した旨が表示されます。
ペアリング完了後、MacからiPhoneにコピペする方法が表示されます。「command」+「shift」+「X」キーのショートカットだけを覚えておけばオッケー。
では早速、コピペしてみましょう。図のウェブページのURLを選択して、「command」+「shift」+「X」キーを押します。
すると、メニューバーのScribeのアイコンが青緑に変わります。
図のようにiPhoneの通知センターでコピペされたことが確認できます。
前の図の通知センターをタップすると、アプリの画面に切り替わります。
いちばん左側のボタンは共有ボタンで、SNSやメールにURLをシェアできます。
左から2番目はメールボタンで、タップするとURLが記載された新規メール作成画面に切り替わります。
左から3番目はSafariボタンで、タップすると該当するURLのウェブページがSafariで開きます。
右端(左から4番目)はコピーボタンで、受け取ったデータをiPhoneのクリップボードに保存し、ほかのアプリにペーストできます。
iPhoneに送られたコピペのデータは履歴が保存されており、利用するデータを選ぶことも可能です。
Scribeでは画像の転送も可能です。かなり遅いので、あんまり実用的ではありませんが。容量1MB程度のファイルをコピペしようとすると、図のように「サイズがデカイ!」というダイアログが現れます。
1MB未満のファイルでも転送に数分かかります。進捗状況はメニューバーで確認できます。
転送中は、メニューバーのアイコンがオレンジ色になり、進捗状況に応じて下方から塗りつぶされていきます。
画像の転送が完了すると、iPhoneにも図のように通知されます。
試しにScribeのアイコン画像をコピペ転送してみました。これだけでも5分ぐらいかかりました。ただし、編集部はBluetoothやWi-Fiの電波が飛びまくっているので電波状態が悪いことが原因かも。自宅などでやれば転送時間はもっと短くて済むかもしれません。
コピペ転送した画像も履歴に残るので再利用が可能ですよ!
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