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新型Mac Proと一緒に使うべきモニターとは?|Mac

2014年01月29日 19時00分更新

 2013年12月下旬に新型Mac Proの発売が開始されました。しかし、まだ在庫のある店舗は少ないようです。オンラインのアップルストアでも、いま予約すると出荷予定日は3月となっています。

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 でも、久々にアップルが発表した完全新規デザインの旗艦マシン。実際に使うなら……。と想像するだけでもワクワクしますね。ここでは、一緒に使いたい「モニター」について解説します。

Mac Proと一緒に使うべき「プロ用モニター」って何?

 MacProは標準でデュアルGPUであることから、主なターゲットとなるのはグラフィックや映像用途が中心でしょう。こうした業界では解像度やサイズもさることながら、色再現性への要求が高いのが一般的です。同じ環境(照明)で同じ色に見え、印刷物やテレビといった出力時の色を忠実に再現することに意義があります。

 プロ用のモニターは、バックライトを高精度で制御したり、入力されたデータを独自に変換したりすることで、一般的なsRGB色域(色が表現できる範囲)よりも広い、印刷物向けの「AdobeRGB」や映像向けの規格「DCI」といった色域を高い精度で再現できます。また、上下左右からの視野角が広いパネルであることも条件に加えられます。

写真/DTP向け

EIZO ColorEdge CX271

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 10ビット表示やAdobeRGB色域を99%カバーするなど、グラフィック用の基本性能が充実したモニター。デジタルシネマ(DCI)向け色域の93%、1080/24p対応など、映像向け機能も備えます(EIZO、16万円前後)。

映像向け

TUM-32PRO1

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 広視野角IPSパネルを採用した業務用の4Kモニター。放送規格で定められたBT.709/EBUといったカラーモードを用意するほか、家庭用テレビでの表示確認ができるなど、映像向けの機能が充実しています(東芝、157万円前後)。

4Kモニターとは?

 また、昨年ごろからしばしば聞かれる「4Kモニター」も選択肢のひとつとなるでしょう。横方向の解像度が4000ドット前後、縦方向が2000ドット前後と、広大な表示領域を持つモニターのことです。いわゆるフルHD(1920×1080ドット)の約4倍の画素数を誇り、大画面でもドット感のない、印刷物のような高精細表示が可能になります。

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 一度に複数のウィンドウを並べても邪魔にならない広さで、離れた個所を見渡す場合でもウィンドウをスクロールする回数を減らせます。また、視点を大きく動かさないで済み、疲労が少ないのもメリット。広い作業スペースを確保するにはマルチモニターという選択肢もありますが、モニターの台数ぶん設置面積も消費電力も増えてしまいます。4Kモニターなら省エネにも貢献するのです。

UP2414Q

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 4Kながら23.8型とコンパクトなため、ドットピッチは準Retinaレベルの185ppi。広視野角な非光沢IPSパネルを採用しており、色再現性も高いのが特徴です(デル12万9980円)。

ASUS PB287Q

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 「CES2014」で発表された28インチの4Kモニター。液晶の応答速度は1ミリ秒と、ゲームユースにも堪えます(台湾エイスーステック・ コンピューター社、799ドル)。

 このほか、MacPeople3月号(1月29日発売)の第2特集「Mac Proのすべて」では、外部拡張のみとなった新型Mac Proと一緒に使いたいストレージ、光学式ドライブ、拡張インターフェース、入力デバイスを性能面、デザイン面から厳選して紹介しています。ぜひ、周辺機器選びの参考にしてください。

 また、3月号ではMacintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。そのほか、超ド級スペックのMac Pro徹底解剖、iPhoneで操作できるデジタルガジェット大全、ブラウザーの超便利拡張機能などなど今月も見逃せません!

3月号は初代Macと最新Mac Proが目印
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