2014年01月27日18時00分

祝 Macintosh 30周年!! 初代Macの驚くべきテクノロジー|Mac

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 みなさん、こんばんは。MacPeople元・編集長の吉田でございます。1984年1月24日に初代Macintoshが誕生して2014年で30周年。本日から短期集中連載として、初代Macから最新のMac Proまでに盛り込まれたテクノロジーについてひも解いていきます。

 1回目に取り上げるのは、もちろん初代Macintosh(Macintosh 128K)。このマシンには最新ラインアップのマシンにも通じるさまざまなテクノロジーがすでに盛り込まれていました。なお、このあとメモリー容量を512KBに増やしたMacintosh 512Kや、SCSIポートと搭載したMacintosh Plusなどが発売されます。

Macintosh 128K

 すべてはここから始まったと言えるのが、この初代Macintoshだ。Apple IIで成功を収めたアップルが、次世代のパソコンとして、ジョブズの指揮のもと精力的に開発した成果が集約されている。

Macintosh128K

コンパクト

 初代Macintoshは、当時のパソコンの常識から考えて、誰が見ても「小さい」と感じる縦長の本体に、キーボードとマウス以外のすべての構成部品を内蔵していた。Macの元祖というだけでなく、そのあとの現在のiMacへと続く、オールインワンの原型を、この時点ですでに確立したと言える。本体をコンパクトにできたのは、9インチという当時としても非常にコンパクトなCRTモニターを採用したことも、大きく影響している。

 ただそれ以上に部品点数を極限まで削り、ロジックボードが占める面積を最小にするといったミニマリズム的なこだわりが随所に見られる。さらに、電源とCRTコントローラー基板を一体にして、本体側面に沿って縦に配置するなど、本体内部のレイアウトにも苦労と工夫の跡が残っている。

 なお当時は、アップル製品としてはApple II、一般的にはコマンドラインで操作するDOSマシンが全盛の時代で、Windowsはまだ存在していなかった。世界共通仕様のPCとしてのDOS/Vもまだ登場しておらず、日本ではNEC(日本電気(株))の16ビットパソコンであるPC-9801が全盛の時代だった。

Macintosh128K
初代Mac内部に書かれた開発者のサイン

GUI

 一般ユーザー向けのパソコンとして、初めて本格的なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を全面的に採用した製品としても知られる。アイコン/メニュー/ウィンドウ/スクロールバー/ボタン/ラジオボタン/チェックボックス─など、現在のGUIにもある基本的な要素は、すべて備えていた。

 この初代MacのGUIの影響力は非常に大きく、その後に登場するWindowsは全体の印象から細かい部分までインターフェースの類似性は枚挙にいとまがない。さらにパソコンだけでなくAV機器や一般家電など、さまざまな製品にも影響を及ぼし、新世代のユーザーインターフェースの先駆けとなった。

 もちろん、操作にはマウスを利用する。シンプルさを追求するために、それまで専門家用のワークステーションなどで一般的だった2ボタンや3ボタンは避け、1ボタンを採用した。ドラッグ&ドロップによるアイコンの移動や、プレス&ドラッグによるテキストの範囲指定方法は、この1ボタンのために考え出されたものだ。

Macintosh128K
初代Macのデスクトップ画面

自然空冷(対流空冷)

 初代Macintoshの大きな特徴となっているのが、通常の使用中には、まったくの無音で使えるという静粛性だ。当時は、まだハードディスクを内蔵していなかったこともあるが、何より内部を冷却するための空冷ファンを装備していなかったためだ。

 冷却は、内部で発生する熱によって起こる空気の対流を利用した自然空冷による。そのために、本体底面に近い台座のように見える部分の周囲と上面には、通気用のスリットが空けられていた。内部で暖められて比重が小さくなった空気が上面のスリットから外に出ると、内部の気圧が低くなり、底面に近いスリットから外部の空気が取り込まれるという循環を繰り返すわけだ。

 当時はまだCPUのクロック周波数が約8MHzと低く、ほかにそれほど発熱量の大きな部品も使われていなかったため、一般的な使用条件では、それで十分冷却できた。ただし、夏場に空調されていない部屋で使う場合など、特に過酷な環境で使う際に熱に起因するトラブルがなかったわけではない。また、独自に内部を拡張したマシンでは発熱量が大きくなり、対流による自然空冷だけでは間に合わない場合もあった。そのような状況を克服するために、サードパーティー製の強制空冷装置も発売された。

Macintosh128K
ファンレスの冷却機構

 さて、1月29日発売のMacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上ありますよ!

3月号は初代Macと最新Mac Proが目印
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 また、絶賛発売中のMacPeople 2月号は、特集記事をなんと8本用意しました。ついに登場した新Mac Pro速報、iPhoneアプリ開発者100人アンケート、MacとiOSのセキュリティー、SIMロックフリーiPhoneの買い方と活用法、Wi-Fi機能でiPhoneと一緒に使えるカメラ、Mac&iOSのハイレゾ化、iOSアプリ開発の基礎——ともりもり盛りだくさんです!

MacPeople2月号はMac Proが目印
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