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Win8.1タブにも負けない!MacでWindowsを快適に操作する方法|Mac

2013年12月29日 14時00分更新

 みなさん、こんばんは。MacPeople編集部、元編集長の吉田でございます。さて、今回はMacでWindowsを動作させる2つの方法を紹介します。1つはBoot Camp、もう1つは仮想化アプリになるのですが、最近はいずれかを慎重に選ばなくてはならなくなりました。というのも、これまではBoot Campボリュームを使って仮想化アプリを利用する場合はWindowsのライセンス1本を共用できたのですが、Windows 7以降はライセンス規約が変更され、現在はそれぞれに1ライセンスが必要になりました。

 お勧めしたいのは仮想化アプリ上での運用です。Mac用の仮想化アプリとしては、Parallels Desktop、VMware Fusion、VirtualBoxなどが代表的ですが、Windowsをがっつり使うならParallelsがイチ押しです。なぜなら、仮想環境上でWindowsを使う際にかゆいところに手が届く機能が多数搭載されているからです。

MacWindows

 その1つがPower Nap対応です。OS XではMountain Lionから搭載されており、この機能を有効にすることでマシンのスリープ時に新規メールのチェックやソフトウェアのアップデート、Time Machineのバックアップなどを自動実行してくれます。Parallelsでは、新規メールのチェックやカレンダーの更新などが可能です。

MacWindows

 Windows 8以降を利用する場合に便利な機能も搭載しています。Windows 8は、操作体系がタッチパネル端末に最適化されていることもあり、マウス操作が少し不便になった部分があります。特に、何かしたいときにとりあえず呼び出せた「スタート」メニューがなくなってしまったので、戸惑うユーザーも多いことでしょう。OS Xをメインで使っているMacユーザーならなおさらです。Parallelsでは、このスタートメニューを独自に実装して、Windows 7以前と同様の操作性を提供してくれるのです。

MacWindows

 さらにもう1つ、クラウドストレージ領域の共有化があります。データの保存場所にDropboxなどを使っている場合、所定のフォルダーにファイルを入れておけば自動的に同期されて便利ですが、ローカル上からインターネット上のサーバーへの同期には少し時間がかかります。つまり、仮想環境上でDropboxを使っている場合、同期が完了するまでは仮想環境を終了させられません。また、OS X上にも同じ内容のフォルダーがあるので、無駄に容量を食ってしまいます。Parallelsでは、仮想環境上のWindowsのクラウドストレージ保存領域をOS X上の保存領域と統合することで、これらの問題を解決してくれます。同期まで待つ必要はありませんし、Windows上で使いたいファイルを所定のフォルダーに入れておけばファイルをやり取りする手間もありません。

MacPeople 2月号
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 絶賛発売中のMacPeople 2月号では、Parallels Desktopのそのほかの注目機能をはじめ、VMware FusionやVirtualBoxでのWindowsインストール方法、Boot Camp上で利用したい珠玉テクニックなどを紹介しています。また、仮想環境上のWindowsと、OS X、本物のWindowsマシンでの比較ベンチも掲載しています。最新の3Dゲームを除くと、ほとんどの操作を仮想環境でこなせることがわかるでしょう

 そのほか、長めの年末年始休暇を楽しく過ごしていただくため、特集記事をなんと8本用意しました。ついに登場した新Mac Pro速報、iPhoneアプリ開発者100人アンケート、MacとiOSのセキュリティー、SIMロックフリーiPhoneの買い方と活用法、Wi-Fi機能でiPhoneと一緒に使えるカメラ、Mac&iOSのハイレゾ化、iOSアプリ開発の基礎——ともりもり盛りだくさんです!

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