2014年01月10日21時00分

アナタの知らない現実と仮想現実の狭間で世界を2分した戦いが勃発中!!

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●敵対勢力を駆逐して世界の秘密を暴け!

 私たちはふつう、自分たちが暮らしている世界や日常を信じて疑わない。一瞬でもそんな疑問を抱いたりはしないのが、まともなオトナというものだ。

だが、世界が見た目どおりだというのは、はたしてそうだと断言できるだろうか。自分の知らないところで、いつの間にか世界は作り変えられていたりして?

 たとえば、『マトリックス』(1999)というSF映画では、未来世界の人類は、デジタルデータで構築された仮想現実世界(マトリックス)の中に捕らえられ、バーチャルをリアルと信じたまま、日々の生活を送っていた。

 世界は秘密を隠し持っている……『Ingress』(イングレス)は、そんなSF的な世界観を現実世界へと持ち込む、いわゆるAR(拡張現実)ゲームだ。開発元はGoogleの社内に設置されたベンチャー部門“Niantic Labs”。Andoroid専用アプリとして、Google Playで無料配信されている。

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↑IngressはGoogle Playで無料配信されてるアプリ。Niantic Labsは、Google Earthの開発に携わったスタッフやホリデーロゴの最初のデザイナーなどが在籍しているという。

●現実と仮想現実の狭間で世界に変革をもたらせ!

 Ingressの舞台となるのは、私たちが暮らしている現実の世界だ。ストーリーは、ヨーロッパの科学者たちが謎のエネルギー“XM”(Exotic Matter)を発見し、その力によって人類が危機に瀕しているというもの。

 そして、その力を使って世界の秩序を書き換えようとする“Enlightened”(エンライテンド)と呼ばれる覚醒者、それに対抗する勢力である「Resistance」(レジスタンス)の2つの派閥が、世界の秘密を巡り覇権を争っている。

 プレイヤーは世界を変革するため、あるいは守るために、2つの派閥のどちらかに身を投じる戦士なのだ。うーん、血がたぎる。
 

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↑ゲームそのものはAndroid 2.3以上を搭載した端末向けだが、勢力マップはパソコン上からも確認できる。

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↑任意の地域や広範囲に状況を確認したい場合は重宝する。
 

●世界を2分する大規模な陣取りゲーム

 ゲームシステムは陣取りゲームで、プレイヤーの目的は“ポータル”と呼ばれるゲーム内の拠点を占領して、派閥の支配領域を拡大していくこと。Googleマップと連動しているゲーム内で、プレイヤーが引き起こした変化が、現実世界の支配構造を塗り替えていき、そこに暮らす人々に影響を与える(という設定)。

 ゲーム世界の広さは世界そのものと同じで、ポータルは各地に散らばっている。それゆえに、ひとりの力だけで戦いを終わらせることは、到底不可能。領域を維持・拡大するには、同じ派閥の仲間と連携した行動が鍵となる。

 すでに日本でも数多くのプレイヤーが参戦しており、世界の覇権を賭け、激しい陣取り合戦を繰り広げている。あなたの暮らす街でも、人知れず戦いが行なわれていたというわけだ。
 

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↑Ingressの勢力マップ(写真左)とGoogleマップの地図。現実の世界を基に、Ingressの世界が構築されているのがわかる。


●EnlightenedとResistanceがポータルを巡って激しく激突!

 Ingressのクライアントアプリは英語版のみだが、それほど難しい英語ではないし、上に述べたように日本人プレイヤーも多い。ゲーム内のFaction(派閥)チャットには、日本語が飛び交っており、情報も入手しやすい。最初は戸惑うことがあるかもしれないが、すぐにゲームに慣れるはずだ。ここでは、基本中の基本だけを解説しておこう。

 はじめに、プレイヤーの名前(Agent Name)と、所属する派閥を決定する。Enlightenedは世界を変革しようとする勢力、Resistanceは世界を守ろうとする勢力だ。革命か抵抗かは、自分の性格に合った勢力を選ぼう。

 ゲームを開始すると、自分の居場所の近くにあるポータルが地図上に表示される。ポータルには、神社、銅像、記念碑などのほ かに、学校や図書館、郵便局などといった公共施設、有名なお店(レストランや居酒屋)など、ランドマーク的なものが設定されることが多い。

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↑いかにもSFらしい冷たいユーザーインタフェース。無機質なナビの音声やノイズの演出が、気分を盛り上げる。


 敵側のポータルを“Hack”すると、経験値とアイテムを入手することができる。また、レベルを上げ、アイテムを使って敵のポータルを攻撃すると、そのポータルを制圧することが可能となる。そして、制圧して自軍のものとなったポータルを3つ繋げて三角形をつくると、その内側が自軍のテリトリーとなる。このテリトリーの広さを競うのである。
 

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↑緑色はEnlightenedが、青色はResistanceが確保している。三角形に囲まれた内側は各勢力が支配している。

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↑2つの勢力のバランスを確認。より広い領域を獲得し、より多くのMind Unitを獲得することが目的だ。


 ……というふうに、要点だけを駆け足で説明してきたものの、Ingressの魅力は、AR(拡張現実)であるということに尽きるだろう。たとえば、Hackをするにはそのポータルがある場所まで実際に足を運ばなければならない。
 

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↑ポータルに働きかけるには直接足を運ばなければならない。あまり張り切りすぎると、翌日は筋肉痛!?

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↑まずは、ポータルの情報を確認。

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↑40メートル以内まで近づくと、Hackを仕掛けることができる。

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↑ちなみに、同じ場所をGoogleマップで確認するとこんな感じ。プレイしている様子をリアルで眺めると……端末を確認しては、ポータルを探して移動を繰り返す。ちょっと挙動不審(笑)。

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↑敵のポータルをHackすると、攻略に必要なアイテムや経験値(AP)を入手可能。反撃もしてくるので要注意。


 ポータルを攻撃し、制圧するまでには時間がかかるため、攻撃中はその場所にいつづけなければならないのだが「もしもその間に敵対する勢力に見つかったら……」と思うとちょっとドキドキするし、逆に、ポータルの近くで立ち止まり、スマホをいじっている人を見かけたら、それが敵か味方という可能性が高いのだ。

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↑敵ポータルを占拠するために、敵が設置したResonatorをXMP Bursterを使って攻撃・破壊しよう。

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↑Resonatorの破壊するには、何度も攻撃を繰り返さなければいけない。そのため、ポータルに登録された建物のそばで、足を止めて攻撃。ポータルのそばで立ち止まっている人はプレイヤーの可能性が高い!?

●世界の秩序バランスを再構築せよ!

 Ingressの世界に飛び込んだその瞬間、私たちの日常は、まったく異なるものへと書き換えられてしまうのだ。私たちを取り巻く世界は、もはや見た目どおりではないのである。世界の秩序バランスは、2つの力の間で、刻一刻と揺れ動いている。世界の本当の姿を知ったあなたは、はたして、どちらの勢力に参加するだろうか。
 

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↑PCのブラウザでIngress Intel(http://www.Ingress.com/intel)にアクセスすれば、より大きなエリアマップを確認できる

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↑周辺にいる仲間と情報を交換、協力して勢力を拡大していこう!

Ingress(外部リンク)

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