週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

格安AndroidモトローラMoto Gを日本語化&root化:週間リスキー

2013年12月08日 17時30分更新

※週間リスキーは、地獄副変の異名をもつアックン・オッペンハイマーが編集長にナイショでひっそりとお届けする、大半の方にはどーでもいい情報を扱っているコーナーです。

 ハイスペックなのに日本円で2万を切る低価格が話題となっている米モトローラのMoto G(関連記事)。発売されたようですぞ海外で。しかもEXPANSYSは週末特価で6月30日9時までさらにお安いみたい。

 とりあえず、触ってみましょう。

話題の低価格ハイエンド機
Moto_G_Japanize_unlock
↑そこそこのスペックながら約2万円という低価格で話題となっているMoto G。4.5インチ(1280×720ドット)の液晶はゴリラガラスを採用し、見栄えも強度もバッチシ。クアッドコアCPUで操作感もスラスラでございます。
ケーブルいっこ付属
Moto_G_Japanize_unlock
↑潔いまでの省コストっぷり。「本体以外はそのまま保管」って某山根博士も言ってましたし、あてしもそう。みんなたちもそうなんでしょ?
背面パネル
Moto_G_Japanize_unlock
↑えらい硬かったですが、こんな感じで外れます。SIMはマイクロ。バッテリーは外れない。SDは刺さらない。

 さて、気になる対応ロケールですが……。

日本語がない…
Moto_G_Japanize_unlock
↑日本語ロケールございません。来年、4.4にキットカットされますが、4.3の典型的な日本語化メソッドが通用しました。

 ストアからおなじみ『MoreLocale2』をインストールしてみましたが、GALAXY S4のときと同様(関連記事)、一筋縄では日本語化できません。

MoreLocale2がパーミッションを求めてくる
Moto_G_Japanize_unlock
↑ルートを取らずにパーミッションを与える場合、開発環境(Android SDK)を導入したPCとUSB接続し、【adb shell】コマンドを実行します。
まず高橋名人を呼ぶ
Moto_G_Japanize_unlock
↑デバイス情報のビルド番号が記されている部分を16回……いや、7回でした。連打(タップ)してもらいます。すると、USBデバッギングモードをオンにできるようになります。自分で連打しても大丈夫でした。
PCからコマンドプロンプトを起動
Moto_G_Japanize_unlock
↑デフォルトだと、ユーザーフォルダーにあるAppData→Local→Android→android-sdk→platform-tools内にadb.exeがあるハズ。このフォルダー内でShiftを押しながら右クリックし、「コマンド ウィンドウをここで開く」を選ぶと手っ取り早いです。あとはいつものおまじない【pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION】を実行するだけです。
日本語になった!
Moto_G_Japanize_unlock
↑Moto GからMoreLocaleを起動し、改めて日本語を選択すると無事、日本語ロケールが採用されましたよ。設定内は英語のままですが、まぁ問題ないでしょう。あとはもう、あんたはんのお好みの設定やらアプリを導入をしていったらええ。
日本語フォントもバッチリ
Moto_G_Japanize_unlock
↑あてしはいつも「いとへん」で確認。大丈夫。中華やない。

 いじょ。無事、日本語化もできたし、別にやる理由はないのですが、せっかくなのでroot化してみましょう。ところで、ブートアンロックはデフォルトではされていませんでした。型番違いかもですが(XT1032とある)。なので、まずはそこから。

公式にブートローダーを提供
Moto_G_Japanize_unlock
↑ブートローダーのアンロックからroot化まで、モトローラの開発者サイトで行なえます。とはいえ、その手順はそこそこ複雑でリスキーである故、今日初めて週間リスキーなるふざけたコーナーの存在を知ったような方は、地上へ戻られたほうがいいと思います。

 詳しいやり方は公式サイト(関連サイト)の手順に従っていただくとし、気になった部分のみ。要モトローラアカウントで、Google+のIDを利用できます。Android SDK、USBドライバーはあらかじめ用意。root化用ファイルもダウンロードしておきます。

ファストブートモードへの移行
Moto_G_Japanize_unlock
↑端末が電源オフの状態で、電源ボタンとボリュームキーの下を同時に押し続けます。
この画面が出ればオーケー
Moto_G_Japanize_unlock
↑とくに項目を選択する必要はありません。あとは、PCにUSB接続。事前にモトローラ製端末用のUSBドライバーをPCに導入しておく必要があります。

 Android SDKのfastbootがあるフォルダーからコマンドプロンプトを開き、【get_unlocke_data】を実行後、表示される文字列をコピーします。

文字列をコピペする
Moto_G_Japanize_unlock
↑5ラインの英数を、冒頭の(boot loader)を含まずに、改行コードを入れずひとつなぎにしてコピーする必要があります。右クリックから選択し、Ctrl+Cでコピーしたら、テキストエディタ上などで作業しましょう。
ここにペーストします
Moto_G_Japanize_unlock
↑サイト内のこの場所にペーストしたら、下の「Can my device be unlocked?」をクリックします。
登録メアド宛てにコードが届く
Moto_G_Japanize_unlock
↑Google+の登録メアド宛てにアンロックコードが届いているハズなので、今度はそれをコピーします。
再びコマンドプロンプトへ
Moto_G_Japanize_unlock
↑【fastboot oem unlock】に続けて、メールで届いたコードを入力すればオーケーです。
ブートローダーがアンロックされた!
Moto_G_Japanize_unlock
↑起動時にこのメッセージが出るようになります。続いてroot化を。
ここまで来ればroot化も目前
Moto_G_Japanize_unlock
↑ダウンロードした「r2-motog-superboot」フォルダー内でコマンドプロンプトをオープンし、【fastboot-moto-windows.exe】を実行するだけ。

 いじょ。コードのコピペ以外、そんなイレギュラーな作業はないですが、ググっても日本語で情報がまったく出てこなかったので、おそるおそるでした。とにかくまぁ、無事日本語&root化できておりますので、年内まだオモチャが欲しいという方、是非どうぞ。SIMフリーiPhone買うお金で数台行けちゃいますよ。

●関連サイト
eXpansysジャパン

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう