2013年12月07日20時00分

iTunesで観たい新作映画 スタンリーのお弁当箱、つやのよる|Mac

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 今週は「12月前半の新作」がテーマ。吉田元編集長は「スタンリーのお弁当箱」、山口編集者は「つやのよる」を選びました。

スタンリーのお弁当箱

iTunes Movie

 iTunesのストアであらすじをみたとき、とても悲しいストーリーの映画なのかと思いきや、かなりハートフルな内容でした。インド映画ですが、前半は踊りなどのシーンは見られず、主人公のスタンリーの中心にクラスメートとの友情が描かれます。

 スタンリーはある事情で弁当を持参できず、1人の男性教師の目の敵にされます。しかし、クラスメートそのことでスタンリーを一緒いじめたりせず、いつだって強力な味方です。クラス担任の教師も理解者の1人で、かなりの美人。そしてクラスの生徒たちの憧れも人物です。この美人教師の結婚を機に、スタンリーへの風当たりがきつくなります。

 とはいえ、スタンリーをいじめる悪役教師の情熱もすごい。あることに異常なまでの執念を見せます。最後には意外な展開になるのですが、スタンリーをいじめてたんではなく、ライバル視していたフシもありますね。教師は悪者なんですが、どこか憎めないコミカルさもあり、陰湿な感じはゼロです。

 そのほか印象深かったのは、スタンリーが学校にこれないように仕向けた教師に対するクラスメートの目です。子供たちの目力がハンパないです。こんな眼差しで見られたら大の大人といえど、引いてしまうかもしれません。そして、クラスメートや教師が持ってくるお弁当の中身にも注目です。特にガキ大将的なクラスメートの豪華弁当がかなりウマそうでした。

 後半では踊りが見られるシーンもありますが。もうこのあたりからは涙が止まりません。スタンリーは、最後までクラスメートや教師たちに明るく振る舞うのですが、彼にはとても厳しい現実を抱えているのです。こういう作品は映画館でなかなか見る機会がないので、iTunes Storeのありがたみも感じました(吉田)。

スタンリーのお弁当箱(字幕版)
HD版レンタル:500円、SD版レンタル:400円
iTunes Storeで映画を見る


つやのよる

iTunes映画

 なぜかキラキラ系のジャケット画像と、大人っぽい映像が著しく乖離しています。作品は、映画らしくしっとり静かで少し暗めなので安心してください。艶(つや)という45歳の女が危篤になり、彼女と関係を持ってきた多数の男たちがその知らせを受ける、というのがストーリーの発端。艶は性に自由奔放な女で、常に夫以外の男と関係を持ち続けてきたにも関わらず、阿部寛演じる夫はそれをずっと見守り続け、艶を愛し続けてきた…みたいです。「みたいです」っていうのは、この作品、何でもかんでも言葉で説明しちゃういまどきのドラマと違って、文学的なんですよ。ドロドロしそうなテーマですが、あっさりです。

 男たちには現在の妻や恋人がいてそれぞれの生活もある。そこに、突然「艶」というものが割り込んでくるわけです。そして、その男を取り巻く現在の女たちの様子がオムニバス作品のように描かれます。そのキャストが豪華で、小泉今日子、風吹ジュン、真木よう子、大竹しのぶ、忽那汐里、野波真麻帆etc. 個人的に好きな女優さんばかりだったのでワクテカでした。役作りのためかやせ細っている阿部寛の余裕のなさそうな様子も迫真の演技でした。おもしろいことはほとんど言わないのですが、阿部寛からかすかに発せられるユーモア要素が好きです。

 舞台が大島というのが少し独特。離島じゃなきゃいけなかったのかというと、そんなことはない気がしますが、東京から近いにもかかわらず離島という隔離された空間である、という距離感に意味があったのかもしれません。私個人的にも、東京から非常に近いのに一気に離島気分が味わえるとあってよく行くので、「千波地層切断面」の見事なバームクーヘン模様の前を阿部寛がママチャリでがちゃがちゃ疾走する様子や、どんよりした空と対照的に超カラフルな「高速ジェット船セブンアイランド」が港に着く様子がすごくよかったですね。思わず自分の旅情を重ね合わせて観てしまいました。

 艶の人となりや顔は、「めぞん一刻」の惣一郎さん的に明かされません。そのせいで、余計に想像力をかき立て、気にかかる存在になっています。このように、直接的にはあまり語られない登場人物たちの思いを、丁寧に推理しながら観るのが楽しい作品は久しぶりに観た気がします(山口

つやのよる
HD版レンタル:500円、SD版レンタル:400円
iTunes Storeで映画を見る


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