2013年12月06日13時30分

『カオスだもんね!』“冬の恋人”ホカロン開発秘話!簡単保存法も教えます!!

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • Pocket

今回は、これからの季節にお世話になることが多い、使い捨てカイロの取材だそうです。向かったのはホカロンを販売するロッテの中央研究所です。

20131205saku
20131205saku

なんでもホカロンは年間4億個を売り上げる、超ベストセラー商品とのこと。

20131205saku

埼玉県武蔵浦和にあるロッテ中央研究所に到着。案内された会議室には、開発研究部の研究者である、成瀬さん、河口さん、三浦さんの姿が。

20131205saku

そして、テーブルの上にはホカロンの関連商品がずらり。

20131205saku


まずはいちばんスタンダードなホカロンから見ていくことに。

20131205saku

そうそう、ホカロンといえばこのパッケージ。発売当時と変わらぬデザイン!と思ったら、実は細かいところが色々と変わっているとのこと。さらに中身については、1978年2月の発売以来、毎年改良を加えているとのことで、ベストセラーゆえの陰の努力を感じました。

20131205saku


そもそもカイロは、日本特有の文化だそう。日本は着物文化のため、大きく開いた襟元や袖口から冷たい空気が入ってしまい、それを補うために、懐に入れて暖めるカイロ(懐炉)が産まれたようです。

20131205saku
20131205saku


携帯カイロの原点は“温石”という火鉢で暖めた石を布でくるんだもの。江戸時代まではこれが主流で、明治時代に入ると“カイロ灰”が使われるようになり、さらに大正時代には“ベンジンカイロ”が登場。カイロも時代に合わせて進化してきたようです。

20131205saku


そして、昭和53年(1978年)にロッテが使い捨てカイロ『ホカロン』を発売!

20131205saku


取り扱いの簡便性、使い捨てという手軽さ、100円という低価格と三拍子そろった携帯カイロの登場に、発売当初は生産が間に合わないほどの大ヒットだったらしいです。

20131205saku


ただ、発売当初はホカロンのしくみが理解できなかった消費者も多く、ふりかけと勘違いしてご飯にかけたり、壊れたヒーターの代わりに水温を上げようと水槽に入れた人もいたりと、多くのビックリエピソードがあったみたいです。

20131205saku


ここでアカザーさんがホカロンの開発秘話について質問。

20131205saku


しかし、これはロッテがお菓子メーカーだから生まれた都市伝説だったようです。

20131205saku


成瀬さん曰く「鉄粉を酸化させて発熱させるホカロン誕生のルーツをあえてあげるならば、1950年ごろに朝鮮戦争で戦っていた、アメリカ軍の水筒を使ったカイロですね」とのこと。

20131205saku
20131205saku


と、ここでその仕組みを実験していただけることに。まずは、川口さんが取りだした鉄粉をカップ入れ、その後に水を投入し攪拌。

20131205saku
20131205saku
20131205saku


攪拌後、ものの数分で温度計の数値は75℃を超えました! これぞ化学反応というすさまじい発熱です!

20131205saku
20131205saku


「しかし、コレでは高温になりすぎですし、反応が終わればすぐに冷めてしまいます。そこで、コレの登場です」と、三浦さんがホカロンの袋を取り出し、袋の裏に青のサインペンで着色。

20131205saku

すぐにそれをふきとると、そこにはインクが残った青い点が。

20131205saku


実はこの青い点は空気穴。この穴の大きさと位置や数により、科学反応に必要な空気の量を調整。そうすることで、ひいては温度や発熱時間を調整するのだそうです。

また、最良の穴のサイズと数が決まれば、あとはもう安泰かと思いきや、そう簡単な話ではないようです。鉄粉の産地が違っただけで科学反応に違いがあり、さらに開発室と工場の環境などでも微妙に異なるとのことで、その配合には毎年調整が必要なのだそうです。

20131205saku


また、その冬に発売する製品のサンプルは夏場にチェックするそうで、そのチェックも大変みたいです。

20131205saku


そんな開発スタッフの努力もあって、現在のスタンダードタイプは開封して、20分以内に40℃以上になり、53℃から64℃の間で20時間維持しているのだそうです。

20131205saku


ということで、そんな苦労の結晶である今年のホカロンを開封! 開封後、いつもの癖なのか、袋を振るアカザーさん。が、今どきのホカロンは振らなくても大丈夫なのだそうです。

20131205saku


成瀬さん曰く「1984年以降は、水と鉄分を工場でベストの状態で混合させて袋に詰めているんで、振らなくていいんですよ」とのこと。でも、シャクライもついつい振っちゃうんですよね。

20131205saku


ちなみに、すべてのホカロンは工場で原材料を混合させてパッケージに密封。その後、パッケージ内の空気を使いつくして反応がストップしている状態です。なので、封を切り空気が入ることで科学反応が再びはじまり、暖かくなるという仕組み。

これを応用した裏技として、使用中のホカロンをジップロックなどに入れておくことで、一時的にホカロンの反応を止めることができ、少しの間なら保存すること可能とのこと。

20131205saku


ホカロンの暖かさの仕組みを理解した二人は、最後に新製品の靴の中敷きタイプ『ホカロン 貼らない靴用快適パッド』を使用し、その暖かさを実感しつつ帰路へ。

20131205saku
20131205saku
20131205saku


アカザーさんはその暖かさに「この冬の屋外ラジコン大会にも使えるぜ!」とご機嫌だったそうです。

20131205saku

ロッテ健康産業(外部リンク)

使用中の使い捨てカイロの保存方法は、週刊アスキー12/3号(11月19日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!

関連記事

あわせて読みたい

follow us in feedly

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

特集

Comic

アクセスランキング

Like Ranking