東京ビッグサイトで12月1日まで開催されている“第43回東京モーターショー2013”には、国内14社(15ブランド)、海外18社(20ブランド)のクルマメーカーが参加しています。欧州メーカーも続々と参入しているハイブリッドと、国交省が導入促進する新カテゴリーの乗り物“超小型モビリティ”の注目車をピックアップしてご紹介します!
■ハイブリッド
日本メーカーでは、当たり前のように車種ラインアップに入っているハイブリッド。最近では欧州メーカーも追い上げを見せており、個性的なモデルの投入が予定されています。
ホンダ『NSX CONCEPT』
新型『NSX』は、新開発のハイブリッドシステム“SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling - All Wheel Drive)”により、異次元の走りと環境性能を両立。日本が誇るスーパースポーツカーだけに、会場での注目度はピカイチ。2015年に、北米を皮切りにして世界各国で順次発売の予定です。
三菱『Concept GC-PHEV』
FRタイプのプラグインハイブリッド(PHEV)システムを搭載したフルタイム4WDのラージSUVコンセプト。重厚感あるデザインが印象的で、見た目どおりの力強い動力性能と優れた操縦安定性を誇ります。世界初披露です。
三菱『Concept XR-PHEV』
新開発されたFFタイプのPHEVシステムを採用したコンパクトSUVコンセプト。車名の“XR”は“X(cross)over Runner”の頭文字で、スペシャリティクーペとSUVの融合を表現。SUVらしからぬ躍動感のある外観が特徴です。
BMW『i8』
BMWの次世代フラッグシップとなる、PHEVの4シータースポーツカー。0-100km/h加速は4.4秒で、2.5L/100kmという低燃費を実現しています。日本では来夏に発売予定で、価格は約1900万円。
フォルクスワーゲン『XL1』
車体にカーボンファイバー強化樹脂を採用し、車重795キロと軽量なPHEVスーパーカー。0.9L/100kmという驚愕の超低燃費を実現しています。最高時速は160キロ。日本初披露です。
アウディ『A3 スポーツバック e-tron』
来年から欧州で発売されるアウディ初のPHEV市販モデル。日本初披露です。0-100km/h加速は7.6秒、最高時速は222キロ。燃費は1.5L/100kmを実現しています。
■超小型モビリティ
国土交通省が新カテゴリーの乗り物として導入を促進しているのが超小型モビリティ。位置づけとしては“軽自動車と原付自動車のあいだ”で、次世代社会を支える交通インフラとして期待されています。
ホンダ『MC-β』
生活密着型の超小型EVで、社会システムの中での役割を探るため、熊本県やさいたま市などで社会実験を実施中。大人2人が快適に座れる空間が印象的でした。
トヨタ『i-ROAD』
狙いは“バイク&クルマのいいとこ取り”。車体の傾きの自動制御機構を採用しており、全幅850ミリとコンパクトながら2人乗り。
トヨタ車体『T・COM』
超小型EV『コムス』の2人乗りモデルで、今回が初披露。1人乗りモデルでは荷室だった運転席の後部部分が座席に改良されています。
ジード『ZieD α1 Concept』
ベンチャー発の異色EVで、ドライバーがうしろ、同乗者は前に乗るスタイルです。交通弱者にも優しい乗り物を目指すとのことでした。
なお、『MC-β』と『ZieD α1 Concept』、『コムス』に日産『New Mobility Concept』を加えた4台が、“SMART MOBILITY CITY 2013”の会場(西4ホール)にて試乗可能です
●関連サイト
第43回東京モーターショー2013
※11/24 20:30修正 一部文章が重複していたものを修正いたしました。
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