iPhoneでカルビの香りを楽しむ『鼻焼肉キット』と本物の肉をかぎ比べた

2013年11月14日 12時30分更新

鼻焼肉キット

メーカー　着パフ、カヤック
価格：3480円
発売予定：11月15日
対応OS：iOS6.1.4以降

『鼻焼肉キット』はiPhoneやiPadのイヤホンジャックに装着する香り噴出器『Scentee』とカートリッジのセット。“カルビ”、“タン塩”、“じゃがバター”の香りが楽しめます。iPhoneなどのイヤホンジャックに本体を装着し専用アプリを使用すると、焼肉を焼く映像や音声と連動して本体上部の噴出孔から香りが噴出。着パフとカヤックが共同開発。

↑iOSの専用アプリ『鼻焼肉』。

↑焼肉の映像と、音声と共に香りを楽しめる。

『鼻焼肉キット』の香りは果たして本物の食べ物に迫るものなのでしょうか。検証してみました！

『鼻焼肉キット』と本物のカルビ肉は見分けられるか

↑スーパーでパックになって売られていた味付けカルビ肉（オーストラリア産）を炒めたもの。本物の肉としての威厳をもって『鼻焼肉キット』に香りの差を見せつけられるでしょうか。

肉食男子代表（？）山さんが登場

私「山さん、おなか減ってる？」　
山さん「イヤ、さっき飯を食ってきたばかりなんで」
私「まぁいいや。ちょっとこっち」
山さん「ああ、なにを」

↑目隠しを用意して山さんの視力を奪った。

私「お肉好きだよね、山さん」
山さん「いや～、自分最近草食系男子目指してるんで。キライじゃないっすけど」
私「男は肉食ってなんぼよ。これわかる」

　グダグダ言う山さんの鼻先に、まずは本物のカルビ肉を近づけました。

本物のカルビ肉はサクッと判別

山さん「くんくん。あ～、ジューシーな香り。これお肉でしょ、牛肉」

　さすが山さん、優れた嗅覚でお肉であることを言い当てました。しかも、牛か豚かも正確に判別。
山さん「当たってます？タレの感じと炒めた感じの香りでわかりますよ」
ナベコ「ここまでは想定内よ。またいくわ」

『鼻焼肉キット』の香りもジューシー

　今度は山さんに『鼻焼肉キット』を近づけたました。アプリ『鼻焼肉』は本来、肉を焼く音声がしますが今回は聴こえないようにしています。

山さん「ぜんぜん香りしないっすよ」
ナベコ「しー。もう少し」

　その瞬間、『鼻焼き肉キット』からアプリの画面に連動していっきに香りの蒸気がほとばしりました。

山さん「くんくん。あ～、ジューシーな香り。これお肉でしょ、牛肉」

山さんはまさかの本物カルビ肉と同じコメント!!

ナベコ「本当にそう思う？」
山さん「そうじゃないんですか？だってお肉っぽいニオイしますよ。さっきのよりタレが甘めな香りですけど」

『鼻焼肉キット』と本物カルビ肉の香りはドローか

　ためしに私も両者をかいでみました。『鼻焼肉キット』の香りは甘くて濃厚なカルビダレの感じです。焼いた感じの香ばしさは本物のカルビ肉に負けますが、目をつぶってかぐと本物の焼肉の香りに感じます。

山さん「えー、後にかいだ方はスマホアクセの香りだったんですか？これがあれば好きな時にお肉の香りがかげるのか……！ゴクリ」　
私「そうよ。しかも、お肉を鉄板で焼く映像と音声つきよ。山さん、今日は付き合わせてごめんね。お詫びにコレ食べていいよ」
山さん「あ、白米。コレでお肉食べていいんすか？」
私「いいえ、お肉は私のお昼ごはん。白米だけ」
山さん「おかずがないじゃないっすか。おかずくださいよ」
私「山さん、おなかいっぱいって言ってなかったっけ……。おかずはあるじゃない。『鼻焼肉キット』の香りよ」

『鼻焼肉キット』の香りをおかずに白米を食べる山さん

山さん「（白米を食べながら）なんでお肉くれないんですか。モゴモゴ。あ～キットから焼肉の香りが」
ナベコ「お肉を焼く画像もあるから、視覚的にもおなかにたまるでしょう？」
山さん「逆にお肉が欲しくなっちゃいますよ～（泣）。モゴモゴ」

　白米を食べきった山さんの感想は、「米がおいしかったです。タクアンがあればもっとよかったです」とのこと。
『鼻焼肉キット』の香りをかぐと、どうやら胃腸の働きが活性化されて本物のお肉を食べたくなるようです。なので、香りだけをかいでいるとかえって口さみしくなるかも。もちろん、白米がおいしければバリバリいけます（山さん談）。カルビよりタン塩の香りの方がご飯を食べるには向いているかも！