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Digital Youth Award2013始動 優秀者はImagineCup世界大会にノミネート

2013年11月10日 17時00分更新

文● 中山智 編集●アタラシ

 日本マイクロソフトをはじめとする116社が参加するWDLC(ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム)は11月9日、日本マイクロソフト本社にて次世代人材輩出プロジェクト“Digital Youth Award2013”の開催を発表した。

 昨年に引き続き、2回目となる今回のコンペティションは、アプリの発想力と具現化できる技術力、表現力を実際にアプリを開発して競う“アプリ部門”と、アプリの発想力と企画力を競う“アイディア部門”の2部門で競われる。

 さらに今回は、アプリ部門の受賞チーム、受賞者は来年夏に開催予定のImagineCup2014の世界大会に日本候補としてノミネートされる。また、アイディア部門の優秀者は、起業に向けた投資機会を得ることができる。同大会への参加資格は下記のとおり。

●専門学校・専修学校・高等専門学校・大学に登録されている16歳以上29歳までの学生
●個人もしくは4人までのチーム

Digital Youth Award2013

↑アイディア部門はWindowsストアアプリ、アプリ部門は、Windowsストアアプリ、デスクトップアプリ、ウェブアプリで応募可能。

Digital Youth Award2013

↑作品の最終締め切りは3月上旬。ImagineCupにチャレンジする場合には、Digital Youth Award2013へのエントリーが必須となる。


 発表会の基調講演では、昨年のDigital Youth Awardに審査員として参加し、ロシアで開催されたImagineCup2013へも同行した、バスキュールでプロデューサーを務める西村真里子氏が登壇。アプリやサービス開発に必要なプロセスやアイディアの出し方、さらにコンペティションの重要性などが語られた。

Digital Youth Award2013

↑ソーシャルメディアなどのコンテンツをメインに開発しているバスキュールのプロデューサー西村真里子氏。

Digital Youth Award2013

↑バスキュールが開発した、日本初の視聴者参加型のレースゲーム番組『BLOODY TUBE』が会場で披露され、コンテンツ開発について解説。


 さらに基調講演の後半では、過去のImagineCup世界大会出場者と昨年のDigital Youth Award受賞者によるパネルディスカッションを実施。彼らがImagineCupやDigital Youth Awardから得た経験、実体験に基づいたプロジェクトの進め方などが語られ、会場に集まったDigital Youth Award参加予定者たちの関心を強く引いていた。

Digital Youth Award2013

↑左からImagineCup2012に出場した東京高専チームの大川水緒さん、赤松駿一さん、ImagineCup2013に出場したチェスター・リーさんと、米山哲平さん、Digital Youth Award受賞者の菊池里紗さんと吉田圭汰さん。

Digital Youth Award2013

↑マイクロソフトデベロップメントの加治佐俊一社長も登壇し、マクロソフトの最新の取り組みとして、Kinectを解説。


 Digital Youth Awardは、『Digital Youth Project』の一環として行なわれる。合わせて、アプリの開発やアイディアの出し方を学べるワークショップ『Digital Youth College』と、開発したアプリやサービスについて個別に指導が受けられる『Digital Youth Mentor』の2つのプロジェクトも実施される。

 発表会終了後には早速、第1回目のDigital Youth Collegeを開催。インタレストマーケティングのチーフディレクター、伊勢香織氏を講師に迎え、“アイディア発想とは? 僕のアイディアをハッピーにするアイディア発想を学ぶ”をテーマに、アプリやサービス開発においてのアイディアの出し方を実際に体験しながらレクチャーが行なわれた。

 

Digital Youth Award2013

↑今回のワークショップの講師は『Kolor』、『POPCORN Salt』といったアプリ開発に参画したキャリアをもつ伊勢香織氏。

Digital Youth Award2013

↑当日集まった参加者たちで即席のチームをつくり、アプリ開発についてのワークショップが行なわれた。

Digital Youth Award2013

↑実際にアプリ開発を行なってきた伊勢氏によるレクチャーはわかりやすく、参加した学生たちも楽しみながら学んでいた。


 Digital Youth Collegeは、今後も開催され参加は無料。現在下記のスケジュールが予定されているが、このほかにも全国5都市、20回以上のワークショップやイベントを開催する計画があるとのこと。

●Digital Youth College 基礎編
12月14日
Digital Youth College #2(アイディアをカタチに:NPO版 障がい者向けのソリューションを事例で学ぶ)
2014年2月
Digital Youth College #3(アイディアをカタチに:ビジネス版 アイディアをビジネス化したプロフェッショナルの事例を学ぶ)

●Digital Youth College 実践編
11月20日
DYC with 『カヤック』(“面白法人”カヤックからブレーンストーミングを学ぶ)
12月12日
DYC with 『楽天』(ECサービスの開発手法を学ぶ)
12月中旬
DYC with 学生団体『applim』(デジタルとリアルの掛け合わせをブランディングに落とし込むコツを学ぶ)
日程未定
DYC with 『広島工業大学』(アプリ開発について学ぶ)

 Digital Youth Awardで受賞しImagineCup世界大会を狙うなら、Digital Youth Collegeに参加するのがいちばんの近道となる。Digital Youth Awardを共催する日本マイクロソフトは、これらプロジェクトについて、参加者希望者はもちろん、学校関係者からの問い合わせも受け付けているとのこと。興味のある人は、下記の関連サイトへアクセスしてみよう。


■関連サイト
Digital Youth Project
会見アーカイブ(USTREAM)


(2013年11月11日23:00追記:初出時、西村さんのお名前、および、Digital Youth Award受賞者の紹介順に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。)
(2013年11月14日19:30追記:Digital Youth Award 2013の参加資格とDigital Youth Award受賞者のお名前に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。)

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